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2016-02-16 16:50:58

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診療マル秘裏話 号外Vol.248 平成27年5月31日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)3Dプリンタ-で成形するカスタムメイド人工骨CTボーンを開発
2)身体の病気で、治療中の人は、心理的苦痛も高い

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 3Dプリンタ-で成形するカスタムメイド人工骨CTボーンを開発

 
 
 
 
 
新エネルギー・産業技術総合
開発機構(NEDO)は5月7日、3D
プリンターで成形するカスタム
メイド人工骨CTボーンを開発し
た株式会社ネクスト21が、4 月
30日にオランダXilloc社とEU諸
国における製造・販売に関する
ライセンス契約を締結したこと
を発表しました。
ネクスト21、東京大学、理化
学研究所などの研究チームはNE
DOプロジェクトにおいて、世界
初となる3Dプリンターで成形す
るカスタムメイド人工骨CTボー
ンを開発しました。これを受け
て、今回のライセンスが契約さ
れました。
同契約では、ネクスト21が、
欧州での製造販売登録に必要な
テクニカルドキュメンテーショ
ンを含む製造適合性資料を
Xilloc社に提供しました。その
後、Xilloc社が、欧州連合指令
93/42/EEC(欧州医療機器指令
MDD )の登録手続きを行い、
登録完了後、EC諸国でのCTボー
ンの製造・販売を開始すること
となるそうです。
CTボーンは、3Dプリンターで
製造するカスタムメイド人工骨
です。 3Dプリンターでの成形
方法は骨内部構造の設計もでき、
0.1mmの形状再現ができるため、
人工骨の成形には、現在の成形
技術の中で最も優れた方法とい
うことです。
また日本国内では自家骨移植
が主流ですが、摘出による外科
的侵襲や採骨部の形態が変わる
ことが問題でした。CTボーンは
従来の人工骨のように熱処理を
していないので、自骨への癒合
が早く、優れた治療効果を出す
のが特長だそうです。
今回契約を締結したXilloc社
は2006年に、世界初となる3Dプ
リンター成形チタン製のカスタ
ムメイド頭蓋骨インプラント
製品の製造に成功しました。
現在、オンラインで注文・3Dデ
ザイン修正確認作業を可能にし
た「MedX」システムを使い、チ
タン製カスタムメイドインプラ
ント製品を3Dプリンターで製造、
販売しています。

移植用人工骨の量産に成功と

いうニュース動画です。



 
 
 
 
CTボーンで頭蓋骨を作っても
ボーンヘッドには、ならない。


 
 
 
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2】 身体の病気で、治療中の人は、心理的苦痛も高い

 
 
 
東北大学は、5月8日、身体に
疾患を持って治療をしている人
は、心理的苦痛も高くなってい
ることを明らかにしたと発表し
ました。この研究は、同大学の
東北メディカル・メガバンク
機構予防医学・疫学部門の中谷
直樹准教授が、同部門の中村
智洋助教及び土屋菜歩助教、辻
一郎部門長、寳澤篤教授、災害
科学国際研究所災害精神医学
分野の富田博秋教授と共同で行
ったものです。
同大学では東日本大震災以降、
七ヶ浜町との共同事業として行
う「七ヶ浜健康増進プロジェク
ト」という健康づくりへのさま
ざまな取り組みを実施しました。
2011年5月以来、仮設住宅での
茶話会と健康相談を重ねると共
に、被災者対象の健康調査も行
っています。今回の研究は、こ
の七ヶ浜健康増進プロジェクト
を通して行ったそうです。
これまでの研究で身体に疾患
を持つ者は高い心理的苦痛を有
することが報告されています。
そこで今回の研究では、東日本
大震災で、甚大な被害を受けた
沿岸地域において、循環器疾患、
ガン、高脂血症、肝臓病、腎臓
病、糖尿病などの疾患の治療の
有無と心理的苦痛の関連を検討
しました。解析対象は、宮城県
七ヶ浜町に居住する40歳以上の
住民で、調査は2012年10月から
12月に、研究チームが対象地域
を訪問し、自己記入式の調査票
を配布及び回収することで行わ
れ、3,032 人を解析対象としま
した。

その結果、心筋梗塞・狭心症
治療者及び肝臓病治療者は治療
していない者に比べ、高い心理
的苦痛を有する(K6 スコア2が
13点以上)者が有意に多いこと
が認められました。また、ガン、
高脂血症、腎臓病、糖尿病の
治療をしている者は、治療して
いない者に比べ高い心理的苦痛
を有する者が多い傾向が示され
ました。この関連は、東日本大
震災の被害の程度(大規模半壊
以上、半壊以下)に関わらず認
められたそうです。

この研究から、被災地におい
て、身体疾患の治療を受けてい
る者に対して、厚く心理的サポ
ートをする必要性が示されたと
研究グループは述べています。
なお、同研究結果は、災害医学
公衆衛生学雑誌「Disaster Med
icine and Public Health
Preparedness」(電子版)に
5月1日付けで掲載されています。

病気にならない頑張り方について

の動画です。



 
 
 
 
心理的サポートを必要とする
のは、真理だ。笑

 
 
 
 
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編集後記

早く日本でも自家骨移植では
なく、CTボーンが使えるように
なることを祈っております。こ
のような先進的な技術は、外国
の方が、積極的に取り入れてい
る感が否めません。既得権益に
とらわれず、進取の気性を持っ
て先進の技術を取り入れて行っ
て欲しいものです。
身体的な病気を持っている上
に、東日本大震災のような災害
が降りかかって、踏んだり蹴っ
たりということだと理解してい
ます。 身体的な病気だけでも、
辛いのに、更にそこに大災害が
くれば、心のバネを持たない人
は、すぐに命に関わる事態とな
ります。もう震災は、終わった
のだからという安易な幕引きを
させては、決してならないと思
いました。

身体が傷ついて進退伺いを出
す。笑

 
 
 
 
 
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