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2016-02-23 19:09:02

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診療マル秘裏話 号外Vol.252 平成27年6月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)水銀の代わりにプラズマを活用した紫外光源
2)免疫過剰反応を抑制で、糖鎖が大きな役割

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 水銀の代わりにプラズマを活用した紫外光源

 
 
 
 
 
神戸大学工学研究科の喜多隆
教授と、同大医学研究科の錦織
千佳子教授は15日、水銀の代
わりにプラズマを活用したフィ
ルム型の紫外光源を世界で初め
て開発した、と発表しました。
10月以降、アトピー性皮膚炎
などの皮膚疾患の治療に使いま
す。人体や環境に悪影響を及ぼ
す水銀の輸出入は原則2020
年までに禁止される方向のため、
代替品開発が急がれていました。

紫外光源とは、紫外線を発生
させる装置です。紫外線は浴び
すぎると危険ですが、一定量を
適切に使えば皮膚疾患の治療に
有効です。多くの光源は水銀を
使っていますが、13年に熊本
市であった外交会議で「水銀に
関する水俣条約」が採択され、
発効すれば20年までに水銀の
輸出入や採掘が制限されます。

喜多教授らが開発した新方法
では、プラズマで、鉱物の中に
含まれる原子「ガドリニウム
(Gd)」を刺激することによ
り、紫外線を生み出します。
水銀由来とは違い、治療が必要
な波長の紫外線のみを当てるこ
とができるうえ、フィルムを組
み合わせることによって患部だ
けに使えます。 このため治療
時間短縮や患者さんのストレス
軽減が期待できるということで
す。

この技術を応用した皮膚治療
器は現在、医療機器として認証
取得の手続きをしており、10
月から販売予定だそうです。
複数の企業や兵庫県立工業技術
センターと共同で開発しました。

水銀の代替光源としては、発
光ダイオード(LED)を用い
た研究も進められていますが、
喜多教授は「新方法を水や食品
の殺菌にも応用したい」と話し
ています。

発光ダイオード(LED)を用いた

紫外光源に関する動画です。



 
 
 
 
 
代替光源は、大体良い。笑

 
 
 
 
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2】 免疫過剰反応を抑制で、糖鎖が大きな役割

 
 
 
 
病原体から体を守る自然免疫
が過剰に働かないよう抑えるの
に糖鎖という物質が大きな役割
を果たしていることを立教大等
のチームが発見し、米科学アカ
デミー紀要に発表しました。
チームはこの糖鎖を作るのに
必要な遺伝子も特定しました。
さまざまな経路で免疫に影響を
与えていることを解明し、千手
観音にちなんで「senju」
と名付けました。

糖鎖は細胞表面の蛋白質など
につく分子です。立教大の後藤
聡教授(糖鎖生物学)らは、シ
ョウジョウバエで「senju」
を働かないようにすると、病原
体に感染していないのに免疫が
異常に活性化することを確かめ
ました。逆に、過剰に働かせる
と、免疫反応が低下しました。

自然免疫は、さまざまな生物
が、生まれながらにもつ仕組み
です。後藤教授は「今後はヒト
を含む脊椎(せきつい)動物で
も調べたい。過剰な免疫反応に
よる自己免疫疾患や慢性炎症の
治療法への応用を期待したい」
と話しています。

悪玉菌を抑える蛋白質が発見

されたというニュース動画です。



 
 
 
 
 
免疫の過剰反応を箇条書きに
する。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

平成13年に熊本市であった
外交会議の席で「水銀に関する
水俣条約」が採択され、発効す
れば20年までに水銀の輸出入
や採掘が制限されるということ
は私にとって初耳でした。水銀
とくにアマルガムの歯の詰め物
は、掌蹠膿疱症を起こすことが
知られており、皆さん、十分に
注意して頂きたいのですが、こ
の条約が発効すれば、将来的に
は、その心配はなくなると考え
られます。
病原体から体を守る自然免疫
が過剰に働かないよう抑えるの
に糖鎖という物質が大きな役割
を果たしていることが分かった
のは、素晴らしい業績といえま
しょう。ぜひ、この研究を進め
て、過剰な免疫反応による自己
免疫疾患や慢性炎症の治療法へ
の応用へつなげて欲しいもので
す。

等差級数で並ぶ糖鎖。笑

 
 
 
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