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2016-02-01 07:00:59

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療マル秘裏話 号外Vol.239 平成27年5月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
目次

1)ペスクタリアンは、大幅に大腸ガンの発症リスク が大幅低下
2)ヒトの皮膚細胞に低分子化合物を加え神経細胞に変化

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 ペスクタリアンは、大幅に大腸ガンの発症リスク が大幅低下

 
 
 
先月、国立ガン研究センター
から39都道府県別のガン罹患率
状況が公表されました。
その結果、胃ガンは日本海側
で、大腸ガンは北海道、東北、
山陰地方で多い傾向が、肝ガン
はC 型肝炎ウイルス感染率が高
い西日本で多いことが判明しま
した。地域差が生じた理由とし
て、北国の塩分が多い食生活や
ピロリ菌感染が、胃ガン発症に
影響しているとする一方、大腸
ガンには肥満の影響が考えられ
るとしています。
ウイルス感染が誘発する一部
を除き、ガンの発症予防に特別
な一手はありません。やはり、
食生活の改善など地道な努力が
ものをいうことが分かります。
先日、米国から菜食で大腸
ガンリスクが20%低下するとの
報告がありました。
調査は、北米在住の男女、約
7万7000 人を対象に行われまし
た。対象者の半数は普通の非菜
食主義者です。残りは菜食主義
者ですが、完全菜食主義者 (ビ
ーガン )、乳製品や卵は食べる
乳卵菜食主義者( ラクト・オボ
ベジタリアン )、肉はダメです
が、乳製品と卵を少なめに魚を
主に食べる魚菜食主義者( ペス
クタリアン )、肉は食べるもの
の、週に1回未満の半菜食主義
者(セミ・ベジタリアン)の4タ
イプが参加しています。
7年間の追跡調査の結果、非
菜食主義者に比べ、菜食主義者
全体では、大腸ガン発症リスク
が約22%低下しました。また、
菜食主義のタイプ別では、ビー
ガンの発症リスクは16%低下に
とどまりましたが、魚と野菜が
主のペスクタリアンは43%と、
大幅に発症リスクが低下する事
が示されました。
ラクト・オボベジタリアンは、
18%、セミ・ベジタリアンは6
%の低下でした。
大腸ガンに関しては、以前か
ら食物繊維の予防効果がいわれ
ています。しかし、今回の調査
からは、「やり過ぎ」がせっか
くの効果を半減させる可能性が
示唆されました。何事も、ほど
ほどが良いようです。
魚介や野菜を主菜に、乳製品
と卵は少なめで肉は食べない、
ペスクタリアンの食生活は、和
食に慣れた日本人にとって、さ
ほどつらいものではありません。
ついでに塩分少なめなら、胃が
んと高血圧の予防効果も期待で
きます。

外国人特にベジタリアンにとって

も日本食は、魅力的に映るようです。



 
 
 
主催団体が、宴会の主菜を決
める。笑

 
 
 
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2】 ヒトの皮膚細胞に低分子化合物を加え神経細胞に変化

 
 
 
京都府立医科大大学院医学研
究科の戴平(たいへい)講師
(分子生物学)らのグループは
1日、ヒトの皮膚細胞に特定の
低分子化合物を加え、神経細胞
に変化させることに成功したと
発表しました。
これまで遺伝子を皮膚細胞に
加えることで神経細胞を作る例
はありましたが、化合物を用い
た作製は初めてということです。
論文は、「日本酸化ストレス
学会」の学会誌に同日掲載され
ました。
戴講師らは、神経細胞への
分化にかかわる約20種類の化
合物を用いて実験しました。
このうち特定の6種類の化合物
を加えた場合、神経細胞用の
培地で皮膚細胞を3週間培養す
ると、8割以上が、神経細胞に
変化したそうです。
遺伝子による作製では、皮膚
細胞の年齢が高いほど作製割合
が低下しましたが、化合物によ
る作製では、ヒトの年齢に関係
なく高い割合で作製が実現しま
した。理由は今後の研究で解明
していくそうです。
バイオ事業会社「タカラバイ
オ」(大津市)などが、既に、
再現実験をしており、大学院と
同社が共同で、作製した神経
細胞の機能を詳しく解析します。
戴講師は「迅速に効率よく作
れる点で、遺伝子による作製よ
りも優れている。神経疾患研究
や創薬への応用が期待できる」
と話しています。

このニュースに関する動画です。



 
 
 
 
鷹揚とした態度から、創薬へ
の応用は、期待できない。笑

 
 
 
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編集後記

魚介や野菜を主菜に、乳製品
と卵は少なめで肉は食べない、
ペスクタリアンの食生活は、和
食に慣れた日本人にとって、さ
ほどつらいものではないことは、
明らかです。ペスクタリアンの
食事こそ、私が従来から主張し
ている、ガンに対する食事療法
と一致することが分かりました。
皮膚細胞から神経細胞を作製
する過程で、遺伝子による作製
では、皮膚細胞の年齢が、高い
ほど作製割合が低下したのに対
し、化合物による作製では、
ヒトの年齢に関係なく高い割合
で作製が実現したというのは、
本当に、皮肉なものです。遺伝
子による作製とは、iPS 細胞か
らの作製のことを指しているの
でしょう。皮膚から神経細胞だ
けでは、遺伝子ではなく、化合
物による作製の方が選択される
可能性が高くなります。

洗濯を選択するとの宣託があ
った。笑

 
 
 
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