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2013-10-07 15:31:43

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診療マル秘裏話 Vol.413 平成23年10月27日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨
  • ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
    目次

    1) そううつ病やうつ病の発症の原因を探る研究
    2) 鼻の奥にある神経幹細胞の血糖降下作用

    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

    医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
    1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
    増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
    なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
    当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
    を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
    おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
    どうかお許し下さい。

    1】 そううつ病やうつ病の発症の原因を探る研究

    発症のメカニズムがほとんど解明されていない、そううつ病や
    うつ病について、藤田保健衛生大(豊明市)は、約5000人の
    遺伝子サンプルを使って発症の原因を探る研究を始めます。
    サンプル数は同種の研究として世界最大規模といい、原因解明や
    治療薬開発につなげたいと話しています。

    担当の医学部の岩田仲生教授によると、そう状態とうつ状態を
    繰り返すそううつ病は遺伝、うつ病は遺伝と周囲の環境要因が
    発症に強く影響していると考えられているということです。
    うつ病については、遺伝子のサンプル解析に加え、協力者の
    ストレスの具体的内容や酒量、喫煙量、勤務時間なども定期的に
    調べます。

    岩田教授は「成果主義の導入や雇用の不安定化など、近年の患者
    数の増加についてさまざまな要因が指摘されているが、科学的根拠
    がなかった。発症に影響する遺伝子的要因やストレス内容が解明
    されれば、予防や治療も進む。より暮らしやすい社会になるように
    研究を役立てたい」と話しています。

    厚生労働省や警察庁によると、うつ病などを含む気分障害の
    患者数は増加を続け、08年に初めて100万人を突破しました。
    気分障害は年間3万人を超す自殺者数の約4割に関連していると
    みられています。対策が急がれていますが、科学的な原因究明は
    進んでいませんでした。

    広島大などとの共同研究で、複数の企業や団体の協力を得て
    実施されます。

    うつ病を打つ討つ撃つ。笑

    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

    2】 鼻の奥にある神経幹細胞の血糖降下作用

    糖尿病のラットを使った実験で、鼻の奥にある神経幹細胞を
    採取して膵臓(すいぞう)に移植するとインスリンが生成し、
    血糖値が下がったと、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)
    などの研究チームが10月7日、発表しました。

    人間の糖尿病の治療につながる可能性があり、チームは
    「他人の膵臓の組織を移植した際に起きるような拒絶反応が
    なく、臓器提供者不足の問題も解消できるのではないか」
    と話しています。

    脳などにあり、神経のもとになる神経幹細胞が神経細胞へ
    と成長する過程で働く遺伝子が、膵臓にある別の細胞では
    インスリンの生成に関わっていることがすでに分かって
    います。チームは、ラットの脳と、嗅覚にかかわる鼻の細胞
    からそれぞれ神経幹細胞を取り出し、2週間培養しました。
    ラットの膵臓に移植したところ、いずれも神経細胞に成長し、
    インスリンを生成していることが分かりました。

    生活習慣病とされる2型の糖尿病を発症する実験用ラットは、
    細胞を移植すると2カ月後には血糖値がほぼ正常値まで低下
    しました。その後、移植した細胞を除去すると血糖値は急に
    上がり状態が悪くなりました。

    鼻の細胞は内視鏡などを使って採取が比較的簡単なため、
    医療に応用しやすいということです。チームは今後、豚や猿
    など人間に近い動物で実験します。

    猿が去る。笑

    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

    編集後記

    8月末にうつ病(古典的うつ病)が血液検査で診断
    可能となるニュースがでました。その研究を実施して
    いたのが広島大でした。ですから今回もうつ病の壮大
    な臨床研究に参画されているのでしょう。客観的指標
    をもとに診断し、遺伝的環境的要因を総合的に解析しよう
    というものだと理解しました。数年前まではこのような
    動きは無かったように思います。さらに将来的には、
    うつ病だけでなく他の精神疾患例えば、統合性失調症
    などにもこの動きは拡大されていくものと認識して
    います。糖尿病の治療法として、幹細胞を集めるのは
    内視鏡で容易にできるとありますが、人間に必要な
    幹細胞を集めるのは本当に容易でしょうか?もし難しい
    のであれば、遺伝子の背景が分かっているので骨髄
    幹細胞から神経幹細胞に分化(これが可能かどうかは
    分かりません)させたり、iPS細胞から
    神経幹細胞に分化させたりして、遺伝子治療に切り替える
    という選択肢を考慮されてはいかがでしょうか?
    いずれにせよ、血糖値を減少させるのに成功したことは
    動物実験とはいえ画期的発見と言えましょう。

    三角関係に参画。笑

    ************************

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