美しい肌Vol.367

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2013-10-02 23:42:42

カテゴリー:女性の美容と健康

りんご

写真はりんごです。

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美肌の野菜&果物(各論:りんご)

 
 
 
 
りんごの正体

りんごは、強い健康パワーをもつ果物として

ameblo.jp/eitokukai51/
entry-11531657868.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

りんごは、バラ科リンゴ属に属する落葉高木

植物(定期的に葉を完全に落とし、樹高が

4.0m以上になる植物です。

一般的に夏の終わりから秋にかけて旬を

迎えますが、現在では、貯蔵する空間の

気体組成・湿度・温度を制御して、鮮度を

維持し、長期間の保存を可能にした

「CA貯蔵法」という技術により、1年中手に

入れることができます。CA貯蔵

(Controlled Atmosphere Storage)とは、
貯蔵庫内における空気中の気体の組成

を人工的に変え、冷蔵と組み合わせて、

主に生鮮果実を貯蔵する方法です。

果物などの青果物は、肉類や魚介類とは

異なり、収穫後も呼吸作用を持続して

います。この呼吸作用により、青果物中の

貯蔵成分が損耗するため、品質が低下して

きます。したがって、品質の低下を防ぐには、

呼吸作用を抑える必要があります。

その一つの方法が低温保存です(温度を

10℃下げると、呼吸量は1/2~1/3

となります)。また、空気中の気体組成は、

酸素(O2)21%、二酸化炭素(CO2)0.03%、

窒素(N)78%、その他となっていますが、

この気体組成を低酸素(2~5%)、

高二酸化炭素(2~10%)にコントロール

すると、青果物の呼吸を効果的に抑える

ことができます。ただし、酸素および

二酸化炭素の濃度や温度は、果物の種類

によって異なります。CA貯蔵は、このように

低酸素、高二酸化炭素、低温という三つの

条件を組み合わせた貯蔵法です。

CA貯蔵に適している果実は、成熟期の

初期に呼吸活性が高まりはじめ、成熟期

の後半にピークに達したのち老化する

パターンを示すりんご、西洋なし、バナナ

などです。そこで、呼吸上昇の前に収穫

し、CA貯蔵により追熟を抑制することで、

長期間の鮮度保持が可能になります。

なかでもりんごについては、日本を

はじめ各国でもっとも広くCA貯蔵が実施

されています。日本で栽培されている

りんごは、明治時代以降に導入された

ものであり、日本において、病害抵抗性、

食味、収量などの点から品種改良が

加えられました。人口比で比較しても

日本の青森における生産量は多く

なっています。りんごは、亜寒帯、

亜熱帯及び温帯で栽培可能ですが、

暑さに弱いため熱帯での栽培は難しい

ようです。りんごの木は、落葉高木で

春から初夏にかけてに白い5弁の花が

開花します。りんごの果実は直径約

3-15 cm、重さ約35-1000 gです。

色は赤や黄緑または黄色をして

います。熟するとロウのようなの分泌物

に覆われます。世界中に数千~1万

以上のりんごの品種が存在すると

いわれています。現在、日本の

農林水産省に品種登録されているもの

でも80種類以上です。

有名品種であっても誕生年が古いと

登録されていない場合も多く見られ

ます。代表的な品種としては「ふじ」や

「つがる」、果皮が黄緑色の「王林」、

「ジョナゴールド」などが挙げられます。

 
 
 
りんごの歴史

トルコで紀元前6000年頃の炭化したりんご

が発見されています。スイスでは遺跡から

紀元前2000年頃のりんごの化石が

見つかっており、その時点で既にりんごは

栽培されていたとする研究があります。

16 – 17世紀頃になるとヨーロッパでりんご

の栽培が盛んになり、17世紀前半には

ヨーロッパからアメリカへ持ち込まれました。

世界中の寒冷地でりんごが栽培されて

います。中国の書物『本草綱目』に

「林檎一名来禽,言味甘熟則来禽也。」

(林檎(りんきん)の果は味が甘く能く多く

の禽(鳥の意)をその林に来らしむ。故、

来禽(らいきん)の別名がある)との記述

があります。りんごの果肉は甘いため、

たくさんの鳥たちが、りんごの林にやって

きます。それゆえに鳥が来るという別名

があります。という意味です。日本へは

中国から最初に持ち込まれましたが、

西洋から西洋りんごが持ち込まれると

日本でも西洋リンゴの方が一般的になり、

それまでの種は「和りんご」などと

呼ばれて区別されました。

平安時代中頃の書物『和名類聚抄』

には「利宇古宇(りうこう、りうごう)」

としてりんごが記述されており、これが

訛って「りんご」になったと考えられて

います。地域によっては「リンキ」

という古名も伝わっています。葛飾北斎

の絵にその花が描かれるなど、実より

はどちらかといえば花が珍重されて

いたこともありましたが、およそ食用

として各地域に伝わっていました。

また、仏様の供え物としてよく使われ

ました。近江国の戦国大名であった

浅井長政は、領内の木之本の寺から

届けられたりんごに対する礼状を同寺

に届けており、この書面は現存して

います。 天明7年6月7日 (1787年

7月21日)に発生した、御所千度参り

と呼ばれる事件の際、京都市中に

溢れ返った3万から7万人ともされる

人数に対し、後桜町上皇からは3万個

のりんごが下賜配布された記録が

あります。当時、権力の中枢とは

言えなかった皇室が即座に3万個もの

りんごを放出した記録により、基本的

に食用ではなく仏事用であるとしても、

大規模な栽培・集荷・流通が行われて

いたことがわかります。和りんごは

ごく少数となりましたが、例えば

長野県上水内郡飯綱町では、

わずかな農家が栽培してその姿を

伝えています]。和りんごの実は大きさ

直径3-4cm、重さは30gぐらいです。

熟すると赤くなり、収穫適期はお盆前

です。2003年より「彦根りんごを復活

する会」が、全国に残存する和りんご

や野生種を調査し数十種類の木

(数百本)を育て、収穫した実はお盆

に各地の寺社に奉納しています。

同じ滋賀県で前述の浅井長政ゆかり

の木之本などでも復活保存の動きが

あります。初めて西洋りんごが栽培

されたのは、文久2年(1862年)、

越前福井藩主で幕府政事総裁職

であった松平春嶽がアメリカ産の

りんごの苗木を入手し、それが

江戸郊外巣鴨の福井藩下屋敷にて

栽培されていたと残る記録が有名

です。またそれより先、安政1年

(1854年)に、アメリカからもたらされた

「アッフル」が加賀藩下屋敷(板橋宿)

にて栽培され、翌年に実をつけた

ために食用とされたことが、当時の

加賀藩士の記録に残っています。

藩主(前田斉泰)から「小さな餅に

塗って食べるように」と言われて近習

らはそのようにしていることから、

ジャムにして食べていたと推測

されています。これらの栽培は、

当然ながら藩主直接の手によるもの

ではなく、栽培の能力を持った家臣

や屋敷近隣の農家や植木屋が

関わっていました。板橋と巣鴨は近隣

であり、双方での栽培に関わった

人物間のなんらかの交流や情報交換

があったのではと推測され、また

福井藩屋敷では接ぎ木により100本

以上の樹が生えていたとされ、

当時既にりんごの株分け・接ぎ木の

ノウハウがあったとも推測されます。

また、この福井藩屋敷の株を、藩と

直接関係のない人物が藩邸出入り

の植木屋を通して入手した話が伝わる

ことなどから、これら2箇所の藩邸

だけにとどまらず、もっと広く栽培

されていた可能性があります。

この両藩邸のリンゴの株の導入経路

はどちらも「アメリカから」と伝わって

いますが、正確な入手経路や品種

などは明確になっていません。

明治4年(1871年)に明治政府の命

を受けた北海道開拓使次官の

黒田清隆は、アメリカから75品種の

苗木を持ち帰りました。それが広がり

出したのは明治7年(1874年)、

内務省による配布が始まってからに

なります。リンゴの産地のほとんどが、

この内務省配布にその源流がある

ことが知られています。さらに生産が

軌道に乗ったのは明治20年代ごろ

だそうです。

 
 
りんごの雑学

青森県藤崎町で誕生した品種である「ふじ」

は、日本のりんご生産量の約半分を占めて

います。国外にも盛んに輸出され、海外

でも日本同様に「Fuji」の名前で親しまれて

います。中国や北アメリカ、オーストラリア

などでも多く生産されており、2001年に

アメリカ人学者たちによる調査によってふじ

が世界的に最も多くつくられている品種

であることが確認されています。りんごの

原産地は、カザフスタン南部やキルギスタン、

タジキスタン、中国など中央アジアの

山岳地帯、カフカスから西アジアにかけて

の寒冷地であるといわれています。

日本での主な生産地は青森県で、国内の

全生産量の約6割を占めています。

次いで、長野県や岩手県などが挙げ

られます。美味しいりんごを選ぶポイントは、

軸が太く果皮にハリとつやがあることです。

未熟な果実の下部は緑色で、熟すに

つれて黄色く甘みが強くなるといわれて

います。果皮に傷があったり、色がまだら

でも糖度に影響はありません。りんごを

保存する際は、水分の蒸発を防ぐため

ビニール袋などに入れて密封し、

なるべく低温・低湿度が保たれる冷蔵庫

や風通しの良い涼しい暗所で保存します。

家庭ではそれほど日持ちしないので

早めに食べ切ることが大切です。りんごは

成長ホルモンのエチレンを出すため、

他の果物や野菜と一緒に保存することで

それらの追熟を促す効果があります。

店頭に並んでいるりんごの中には、果皮

がワックスを使ったようにツヤツヤと光って

いるりんごがあります。これは「油上がり」

と呼ばれる現象で、りんごに含まれる

脂肪酸であるリノール酸やオレイン酸が

表面に出てきているためです。

りんごが水分の蒸発による乾燥から自身

の身(実)を守るための工夫である

といえます。油上がりは熟すにつれて

現れ、美味しさの証拠であるとも

いわれています。りんごは蜜が入っている

方が甘いといわれています。

蜜の正体は糖アルコールの一種である

ソルビトールです。葉の光合成によって

つくられたデンプンは、加水分解し、

グルコースとなります。そのグルコース

が還元され、ソルビトールとなります。

この反応は、果実の成長段階において

葉から軸を通り果実内に運ばれる時に

行われます。その後、ソルビトールは

果実の中でりんご本来の甘味である

果糖やショ糖、ブドウ糖に変換されます。

りんごが完熟するとソルビトールは果糖

やショ糖、ブドウ糖へは変換されなくなり、

細胞と細胞の間に溜まって水分が

引き寄せられ蜜になります。つまり、

蜜が入っている状態はこれ以上糖に

変換しなくてもよい程に完熟している

というサインでもあります。りんごは

切って放置しておくと、茶色く変色する

性質があります。これは、

りんごポリフェノールが空気に触れ、

酸素と結合して起こる褐変によるもの

です。切ったりんごは塩水に浸したり、

レモン果汁をかけることで褐変を防ぐ

ことができ、りんごポリフェノールの減少

も防ぐことができます。また、変色して

しまったりんごはレモン果汁に浸すこと

で、一度酸素と結合してしまったりんご

ポリフェノールから酸素が切り離される

ため、色を元に戻すことができます。

アップルパイの作り方です。

 
www.youtube.com/watch?v=amTqvnAVJy0

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
りんごの有効成分

りんごは昔から「1日1個のりんごで医者いらず」

といわれている程、健康パワーを持つとして

有名な果物です。クエン酸やリンゴ酸などの

有機酸、カリウムなどのミネラル類、食物繊維

の一種であるペクチンなどが豊富に含まれて

います。また、りんごには強い抗酸化力を持つ

プロシアニジンやエピカテキン、クロロゲン酸、

ケルセチンなど様々な種類のポリフェノール

が含まれています。抗酸化力とは、紫外線

や喫煙、ストレスなど生活の様々な場面で

発生する活性酸素(普通の酸素に比べ、

著しく反応が増すことで強い酸化力を持った

酸素)を除去し、体が酸化することを防ぐ働き

のことです。人間の体内に活性酸素が過剰に

発生し酸化が起こると、病気や老化、

肌トラブルが引き起こされます。りんごに

含まれる抗酸化物質が体内で強い抗酸化力

を発揮して酸化から体を守ることで、病気や

老化、肌トラブルを予防することができます。

一般的にりんごは皮を剥いて食べますが、

りんごポリフェノールは皮に多く含まれている

ため、皮ごと食べるほうが多くのりんご

ポリフェノールを摂取することができます。

 
 
りんごの美肌効果

シミやそばかすの原因として、メラニン色素

の形成が挙げられますが、本来メラニン色素

は人間の体を紫外線から守る働きをして

います。メラニン色素がつくられなかった場合、

皮膚の奥深くまで紫外線が入り込み、

紫外線を少し浴びただけで、水ぶくれや炎症

を起こします。また、紫外線によってDNAが

破壊され、皮膚ガンなどになる可能性も

あります。つくられたメラニン色素は、皮膚の

細胞の入れ変わりによって剥がれ落ちていき

ます。これをターンオーバーといいます。

しかし年齢とともにターンオーバーのサイクル

が遅くなり、皮膚の細胞が入れ変わりにくく

なってしまいます。それによって、皮膚表面

にメラニン色素が残り、シミやそばかすを

つくってしまうのです。りんごポリフェノール

には、メラニン色素の過剰な生成を抑制する

働きがあり、美しく白い肌へと導く効果が

あります。また、最近ではスキンケア商品にも

配合されるようになっており、紫外線をカット

する働きがあることも確認されています。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

リンゴスターが、りんごを食べる。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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