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診療マル秘裏話  Vol.618 平成27年10月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)生体吸収ステント「Absorb」日本の治験で良好な成績
2)ガンの原因となる染色体数の異常を起こす仕組み

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 生体吸収ステント「Absorb」日本の治験で良好な成績

 
 
 
 
 
 
米アボットはこのほど、同社
の生体吸収ステント「Abso
rb」の日本での治験で良好な
結果が得られたと発表しました。
生体内で加水分解されるポリラ
クチド(ポリ乳酸)を素材に
使用したステント構造のスキャ
フォールドで、免疫抑制剤・エ
ベロリムスを塗布してあります。
血管を拡張し、心臓への血流が
再開された後、2~3年以内に
体内に吸収されます。

今回、臨床試験「ABSOR
B Japan」 の1年経過
観察時における結果を発表しま
した。Absorbと薬剤溶出
型ステント(DES)「ザイエ
ンス」との安全性と、有効性を
比較した、多施設共同無作為化
試験です。国内38施設で患者
さん400人が参加しました。

主要評価項目であるTLF(
病変に、関連する心臓死/心筋
梗塞)の発生率は、Absor
bで4・2%、ザイエンスで3・
8%(非劣性検定p<0・00
01)と非劣性を証明しました。

日本で生体吸収ステントを製造

しているメーカーのCM動画で

す。



 
 
賢帝が献呈品の検定を行った。


 
 
 
 
 
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2】 ガンの原因となる染色体数の異常を起こす仕組み

 
 
 
 
 
 
ガンの原因となる染色体数の
異常を、起こす仕組みを東京大
分子細胞生物学研究所の渡辺
嘉典教授らのグループが解明し
ました。新しい治療法の開発に
つながる可能性があります。米
科学誌サイエンスに発表しまし
た。

正常な細胞では、46本ある
染色体の数が、ガン細胞では、
しばしば異常で、ガン化や悪性
化を促す要因になるとされます。
この仕組みは長年の謎でした。

グループは、「シュゴシン」
と呼ばれる蛋白質などによって
作られる複合体を研究してきま
した。この複合体は細胞が分裂
するときに、染色体の中央部に
でき、染色体が二つの娘細胞に
均等に分かれるために必要な働
きをしています。

ガン細胞を調べると、この複
合体の働きが異常になっていま
した。人工的に働きを回復させ
たところ、染色体の分配の間違
いが起こりにくくなることを確
かめました。グループは、この
複合体の異常を抑える薬を開発
すれば、新たな抗ガン剤となる
可能性があるとしています。

ガンの原因について安保徹先生

の講演動画です。



 
 
 
ガン細胞で以上の異常を検索
する。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
生体吸収ステント「Abso
rb」の日本での治験で良好な
結果が得られたということは、
素晴らしい業績と言えましょう。
なおかつ吸収素材がポリ乳酸で
あったことは、特筆に値すると
思います。現在、吸収性の発泡
スチロールは、ポリ乳酸ででき
ているとのことですので、そこ
から発想を得たのかもしれませ
ん。免疫抑制剤・エベロリムス
を塗布しているということも、
循環器内科的には、凄いと思い
ました。
ガン細胞では、シュゴシンと
いう蛋白質の働きが異常となっ
ていたということは、シュゴシ
ンが守護神でなくなったという
ことでしょうか?笑 複合体の
異常を抑える薬を開発すること
で、新しい抗ガン剤を見つける
というのは、非常に創造的手法
であると言えるのでは、ないで
しょうか?

創造的手法を想像する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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