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2017-09-07 00:13:46

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診療マル秘裏話   号外Vol.698 平成28年11月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)視覚情報想起の際の大脳情報処理機構を解析
2)乳ガン発症抑える遺伝子をマウス実験で解明

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 視覚情報想起の際の大脳情報処理機構を解析

 
 
 
 
 
 
順天堂大学は10月7日、視覚
情報を想起する際の、大脳情報
処理機構を皮質層レベルで解析
する方法を開発し、側頭葉にお
いて皮質層毎に異なる情報処理
を担っていることを明らかにし
たと発表しました。この研究は、
同大学大学院医学研究科老人性
疾患病態・治療研究センターの
竹田真己特任准教授ら東京大学
小谷野賢治研究員らの共同研究
グループによるものです。研究
成果は「Neuron」オンライン版
に10月6日付けで掲載されてい
ます。

大脳は6層の皮質層で構成さ
れる神経回路により情報処理を
行うことが知られていますが、
この神経回路の動作原理は皮質
4層から浅層である2、3層更に
深層である5、6層へ情報が伝達
されることで、より複雑な情報
処理を行う標準的神経回路モデ
ルが提唱されてきました。しか
し、記憶の情報処理においては、
中心的な役割を果たす側頭葉36
野は、脳の深部に位置している
ため、脳の表層に位置する初期
感覚野の研究で用いられる記録
部位同定法が適用できませんで
した。

同研究グループは、サルに対
連合記憶課題を課し、課題遂行
中のサル側頭葉36野のニューロ
ン活動を計測しました。高磁場
磁気共鳴画像法(MRI )により
記録電極先端位置を画像化し、
対応する組織画像上に電極先端
位置を再構成することで、計測
したニューロンの皮質内位置を
各皮質層単位で同定しました。
この同定法は、各皮質の位置と
働きをマッピングできる世界初
の方法となります。

解析の結果、皮質浅層(2、3
層)のニューロン活動は対図形
よりも、手がかり図形の情報を
処理していることが明らかにな
った一方、皮質深層の5層のニ
ューロン活動は手がかり図形と
対図形の両方の情報を、同程度
処理し、6層のニューロン活動
は対図形の情報をより多く処理
していました。また、5層ニュ
ーロンは6層ニューロンに比べ
て、より早いタイミングで情報
を処理し始めることが分かった
ということです。さらに、深層
ニューロンのニューロン活動は
2つのグループに分類でき記憶
想起中に対図形の情報をより多
く処理するニューロングループ
は、周囲のニューロン群の協調
的活動(局所フィールド電位)
と同期して活動していることも
明らかとなりました。

今回の結果は、側頭葉におけ
る記憶想起の情報処理において、
従来初期感覚野などで明らかに
されてきた標準的な情報伝達と
同様に、浅層から深層への情報
伝達が重要な働きを担っている
ことを示すものです。深層5層
において、入力情報(手がかり
図形)とは異なる想起情報(対
図形)の処理が行われることは、
初期感覚野の神経回路と異なる
新たなメカニズムが、側頭葉の
記憶神経回路に備わっている事
を示します。 この研究成果に
より、記憶想起に関わる大脳ネ
ットワークの動作原理の解明に
つながると考えられ、又脳損傷
などによってこの神経回路が損
なわれることにより起きる記憶
障害に対する診断・治療法の
開発に貢献することが期待され
ると、研究グループは述べてい
ます。

脳疾患の可視化についての動画

です。



 
 
後見人が、社会貢献した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 乳ガン発症抑える遺伝子をマウス実験で解明

 
 
 
 
 
 
女性のガンで最も多い乳ガン
の発症を抑える遺伝子をマウス
実験で突き止めたと、東京工業
大などの研究チームが発表しま
した。この遺伝子が働かないマ
ウスは妊娠・出産後に高い割合
でガンを発症しました。 同じ
機能を持つ遺伝子は人にもあり、
乳ガンを発症する仕組みの解明
や治療などにつながる可能性が
あるということです。

同大の駒田 雅之教授(細胞
生物学)らは、性別にかかわる
X染色体にある遺伝子「Nrk」
を欠損させた妊娠後のマウスの
乳腺に時々こぶができることに
注目しました。乳腺は妊娠する
と母乳を作るために急速に発達
し、通常は、ある程度の段階で
成長が止まりますが過剰に発達
するとガン化につながります。
Nrk遺伝子から作られる酵素
との関連を調べました。

酵素をつくれない変異マウス
と通常のマウスをそれぞれ繰り
返し妊娠・出産させ、15カ月
間飼育しました。変異マウスは
10匹中9匹で乳腺にガンがで
きましたが、通常のマウスは10
匹中1匹でした。変異マウスで
も妊娠させなかった場合はガン
ができず、この酵素が妊娠した
マウスで乳腺のガン化を抑制す
る働きがあると分かりました。

駒田さんは、「今後、酵素が
乳腺の過剰な発達を防ぐ仕組み
も解明したい」と話しています。

乳ガン/大腸ガン/うつ病/糖尿

病を予防する食品リストにつ

いての動画です。



 
 
 
改名の謎を解明。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
視覚情報を想起する際の大脳
情報処理機構を皮質層レベルで
解析する方法を開発し、側頭葉
において皮質層毎に異なる情報
処理を担っていることを解明し
たのは、偉大な業績です。記憶
想起に関わる大脳ネットワーク
の動作原理の解明に繋げて頂く
と共に脳損傷などによってこの
神経回路が損なわれることによ
り起きる記憶障害に対する診断・
治療法の開発に繋げて頂きたい
と切に希望致します。
女性のガンで最も多い乳ガン
の発症を抑える遺伝子をマウス
実験で解明したのは偉大な業績
です。乳ガンは、西洋型の食事
を好む女性に多く見られるよう
に思われます。日本にいる日本
人の女性と、ハワイに移住した
日本人女性と米国本土に移住し
た日本人女性では乳ガンの発病
率に違いがみられ、米国本土に
移住した人が最も高率で、次に
ハワイに移住した人、その次に
日本に住んでいる女性であった
ということで、乳ガンになりた
くない女性は、特に食事に気を
つける必要があるようです。

本戸さんが、米国本土に移住
した。笑

 
 
 
 
 
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