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2017-09-29 00:18:32

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診療マル秘裏話   号外Vol.717 平成28年11月26日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)煙草を多く長く吸う人程遺伝子に突然変異発生
2)脳内炎症の抑制が、恐怖記憶の行動異常を改善

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 煙草を多く長く吸う人程遺伝子に突然変異発生

 
 
 
 
 
 
世界約5000人のガン患者
さんの遺伝子データを解析し、
たばこを多く、長く吸う人ほど
遺伝子に突然変異が起きること
が分かったとの研究成果を国立
ガン研究センターや理化学研究
所など日米英韓の研究チームが、
11月4日付の米科学誌サイエン
スに発表しました。細胞がガン
化する原因とされる、遺伝子の
突然変異が、たばこの化学物質
によって誘発されることが明ら
かになりました。

チームは、17種類のガン患者
さん5243人を対象に、たばこを
吸う人と吸わない人で遺伝子に
違いがあるかを解析しました。
その結果、肺、喉頭、口腔(こ
うくう)、膀胱(ぼうこう)、
肝臓、腎臓のガンは、喫煙者の
方が遺伝子の突然変異が多かっ
たそうです。最も多い肺ガンで
は、毎日1箱(20本)を1年
間吸うと150個の突然変異が
蓄積すると推計されました。

詳しく調べると、肺、喉頭、
肝臓のガンはたばこの化学物質
が突然変異を直接起こし、咽頭、
口腔、食道、膀胱、腎臓のガン
も、直接ではないものの喫煙が
突然変異を誘発していました。
通常、遺伝子の突然変異は自然
に修復されるため、大量に蓄積
することはありません。

このニュースのニュース動画

です。



 
暴行で膀胱が痛めつけられた。


 
 
 
 
 
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2】 脳内炎症の抑制が、恐怖記憶の行動異常を改善

 
 
 
 
 
 
東北大学は、11月1日、脳内
炎症の抑制が、恐怖記憶に伴う
行動異常を改善するという研究
結果を発表しました。この研究
は、同大学東北メディカル・メ
ガバンク機構(ToMMo )の富田
博秋教授と、災害科学国際研究
所の兪志前助教らが、東京農業
大学の喜田聡教授らとの共同で
行ったものです。この研究成果
は、学術雑誌「Brain Behavior
and Immunity 」の電子版に、
掲載されました。
心的外傷後ストレス障害(PTSD
)は、災害や事故・暴力などに
よる、心的外傷体験に伴う恐怖
記憶が不快な感情や身体反応を
伴って蘇ることなどが長期に渡
って持続し、日常生活に支障を
きたす状態です。これまでにPT
SD罹患者の血液やストレスを与
えられたモデル動物(マウス)
の脳では、炎症を引き起こすサ
イトカインという種類の一群の
蛋白質の量の異常が指摘されて
いました。
今回の研究は、脳の中でこのよ
うな炎症性サイトカインを産生
する、「ミクログリア」という
細胞の機能変化と、恐怖記憶の
形成・持続過程との関係に着目
して行われたとしています。
研究グループは、PTSDのモデル
マウスで認められる恐怖体験の
記憶が持続することに伴う行動
異常に伴って、脳内ミクログリ
ア細胞において炎症に関わるサ
イトカインという蛋白質のひと
つであるTNFαの産生が増加し、
行動異常の改善とともに産生が
減少することを発見しました。
さらに、ミノサイクリンの投与
によるTNFα 抑制が恐怖記憶に
よる行動異常の改善を促進する
ことが確認されたとしています。
この研究結果は、TNFα産生を
抑制する薬剤の臨床応用により、
心的外傷体験に伴う恐怖記憶の
持続に起因する心的外傷後スト
レス反応を改善する可能性を、
示唆すると、研究グループは述
べています。

恐怖反応消去が可能になったと

する動画です。



 
 
家庭で持続過程を説明する。


 
 
 
 
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編集後記

 
 
世界約5000人のガン患者
さんの遺伝子データを解析し、
たばこを多く、長く吸う人ほど
遺伝子に突然変異が起きること
が分かったのは偉大な業績です。
今、肺ガンの治療で使われてい
るオブジーボなどの抗PD-1抗体
は、遺伝子変異が多い腫瘍ほど
効果が高いようです。とするな
らば、喫煙でなった肺ガンや、
咽頭ガンや喉頭ガンには、抗PD
-1抗体が有用と言えると思われ
ます。
脳内炎症の抑制が、恐怖記憶
に伴う行動異常を改善するとい
う研究結果が発表されたのは、
喜ぶべき事だと思います。慢性
疲労症候群や繊維筋痛症などの
神経障害性疼痛に対して、ミノ
サイクリンは非常に効果がある
と思われます。つい先日もヘル
ペスが治って久しいのに痛みだ
けがとれないとおっしゃる80代
の女性が当クリニックに来院さ
れました。その時、リリカなど
の薬が他院から処方されていま
したが、内服を止めると痛みが
ぶり返すとおっしゃっていまし
た。ところが、ミノマイシンを
処方した所、痛みが完全に消失
したと言って喜んでおられまし
た。PTSDにも使えるなら、PTSD
と思われる患者さんに使用して
みたいと考えています。

高価な硬貨の集客効果を見た。


 
 
 
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