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2017-06-02 01:22:28

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診療マル秘裏話   号外Vol.615 平成28年7月31日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)旅行が脳にもたらす健康作用の共同研究を実施
2)睡眠時間が、平均より短い場合のインシュリン抵抗性

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 旅行が脳にもたらす健康作用の共同研究を実施

 
 
 
 
 
東北大学は、7月6日、同大学
加齢医学研究所とクラブツーリ
ズム株式会社が共同で、旅行が
脳にもたらす健康作用について
の共同研究を今年7月から3年間
実施すると発表しました。この
共同研究は、脳科学分野で世界
的権威である研究機関の同研究
所がすすめている生涯健康脳の
研究において、シニア世代に強
みを持つ、クラブツーリズムが
産学連携を組み医学的見地から
「旅行」と「認知症予防・抑制」
の相関関係について、本格的に
調査・研究を行うものです。

プレ調査として、旅行に行く
頻度と、個人の主観的幸福感の
関連を調べる目的で、研究グル
ープは5月に45人の客を対象に
アンケート調査を実施しました。
過去5年間の旅行回数について、
自由記述形式で質問しました。
また、心理学的に信頼性が確認
された質問紙である、「主観的
幸福感尺度」にも回答してもら
い、客の主観的幸福感(自分は
幸せだと思う気持ち)を測定し
ました。さらに、客がどのよう
なモチベーションを持って旅行
に行き、そのモチベーションが
主観的幸福感とどのように関連
するかを調べるため、観光動機
の質問紙にも答えてもらいまし
た。

過去5年間の旅行回数と主観
的幸福感の関係性を調べる統計
解析を行ったところ、過去5年
間の旅行回数が多いほど、人生
に対する「失望感」が低いとい
う有意な結果が得られた。また、
「現地交流」を動機として旅行
をする傾向が高いほど、人生に
対する「満足感」が高いこと、
「旅行先の文化や、歴史を知り
たい」といった、文化の見聞を
旅行の動機とする傾向の高い人
ほど人生で起こる困難な状況に
自分で対処できるという自信を
強く持っていることもわかった
としています。

これらの結果は、あくまで、
旅行回数や、観光動機と主観的
幸福感の「関連」を示す結果で
あり、旅行回数や、観光動機が
主観的幸福感に「影響」する事
を示すものではありませんが、
頻繁に旅行に行くほど、あるい
は明確な動機を持って旅行に行
きその動機が満たされるほど、
主観的幸福感が高くなる可能性
が示唆される結果となりました。
高い主観的幸福感は、長寿命や
認知機能の維持に影響すると考
えられており、今回のプレ調査
の結果は、旅行が認知症の予防・
抑制に効果的であるという可能
性に期待が持てる結果であると
研究グループは見ています。

今後は、「旅行に行く頻度の
高い高齢者は主観的幸福感やス
トレスコーピング(対処)能力
が高く、認知機能が保たれてい
ます。また、旅行前・旅行後で
脳に変化があり、主観的幸福感
は向上、認知機能は低下抑制が
見られる」という仮説をもとに、
3年間で約90人を対象に、さら
に詳しい調査をしていく予定だ
そうです。

森林浴の健康効果が外国まで、

及ぶようになったという動画

です。



 
 
仮設住宅が有用との仮説を立
てる。笑

 
 
 
 
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2】 睡眠時間が、平均より短い場合のインシュリン抵抗性

 
 
 
 
 
睡眠時間が平均(7時間)よ
り短い男性は糖尿病発症リスク
が高まりますが、女性では逆の
結果が得られました。 健康な
男女約800 例にグルコースクラ
ンプによるインスリン抵抗性の
評価を実施し、睡眠時間と糖尿
病リスクの関連を検討した横断
研究で明らかになりました。6
月29日、米国内分泌学会がEndo
crine Society’s Journal of
Clinical Endocrinology & Met
abolism の掲載論文を紹介しま
した。

検討に参加したのは疫学試験
(European Relationship betw
een Insulin Sensitivity and
Cardiovascular Disease: EGIR
-RISC)に参加した、30-60歳の
健康な男女788 例です。 睡眠
時間と加速度計による身体活動
評価、グルコースクランプによ
る、インスリン抵抗性の評価を
実施しました。

平均的な睡眠時間をとってい
た男性に比べ、それ以下あるい
はそれ以上の男性でインスリン
抵抗性の上昇が見られました。
一方、女性の場合は睡眠不足の
場合に平均睡眠時間の場合に比
べ、インスリン抵抗性の改善が
見られました。

「睡眠不足による糖尿病リス
クへの影響が男女で逆になる事
を示した研究は初めて」と研究
グループは述べています。今回
の検討により、睡眠が糖代謝に
重要な役割を担うことが明らか
になったと結論付けています。

夜型のレプチンの関係について

について解説している動画です。



 
睡眠不足で不測の事態。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
旅行が脳にもたらす健康作用
についての共同研究を今年7月
から3年間実施するのは素晴ら
しい研究と言えましょう。普段
の日常と異なる風景は、きっと
脳に対する良き刺激になること
であると思います。脳が刺激さ
れれば、認知症になる確率も下
がるものと期待しています。
睡眠時間が平均(7時間)よ
り短い男性は糖尿病発症リスク
が高まりますが、女性では逆の
結果が得られたのは、意表を突
かれた感じです。女性は短時間
の睡眠でも糖尿病になりにくい
と言えますが、逆にストレスと
なって、摂食中枢が刺激される
ことも考えておかねばならない
と思いました。

摂食行動中に接触した。笑

 
 
 
 
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