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2017-06-06 00:46:05

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診療マル秘裏話   号外Vol.618 平成28年8月3日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)高血圧DNAワクチンの第1相臨床試験を来年から開始
2)オートファジーを作動させるスイッチのメカニズムを解明

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 高血圧DNAワクチンの第1相臨床試験を来年から開始

 
 
 
 
 
 
アンジェスMGは8日、高血
圧DNAワクチンの第1相臨床
試験(P1)を来年第1四半期
からオーストラリアで開始する
と発表しました。同社は今後、
DNA治療ワクチン分野で製品
パイプラインを拡充し、HGF
遺伝子治療薬とNF-kBデコ
イオリゴ核酸医薬に続く、第3
の事業の柱として育成する方針
だそうです。

DNA治療ワクチンは遺伝子
の本体であるDNAを治療目的
のワクチンとして利用した医薬
品です。同社は大阪大学と共同
で高血圧治療を対象としたDN
Aワクチンを開発していました。
このほど、動物モデルで有効性
を確認し各種非臨床試験の完了
にめどがついたことから、臨床
開発に乗り出すことを決めまし
た。年内に、現地倫理委員会の
審査を経て、規制当局に、試験
実施届けを提出し、来年第1四
半期に患者投与を開始する予定
だそうです。患者登録数は24
人で、安全性と探索的な効果を
確認します。

注射剤であるDNAワクチン
は、上市できれば1度の投与で
長期間にわたって、高い効果が
持続することが期待されます。
とくに服用の難しい、高齢患者
さんへの利便性は、大幅に向上
します。

同社は阪大と、自己免疫疾患
やガンを対象とした別のDNA
治療ワクチンも共同研究中とい
うことです。

「薬は飲んではいけない」という

週刊誌の情報について解説してい

る動画です。   しかし、DNAワク

チンが開発されれば、長期に渡っ

て降圧薬を飲む必要がなくなる

可能性がでてきます。



 
 
 
大将を商売の対象とした隊商
が対称的に動く。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 オートファジーを作動させるスイッチのメカニズムを解明

 
 
 
 
 
 
 
生き物が、細胞内で蛋白質を
分解して再利用する「オートフ
ァジー(自食作用)」と呼ばれ
る現象を作動させる「スイッチ」
のメカニズムを解明したと東京
工業大の大隅 良典栄誉教授(
分子細胞生物学)らが11日付
の米科学誌「デベロップメンタ
ル・セル」に発表しました。オ
ートファジーの異常で起こると
されるガンや、神経難病などの
治療や予防法が期待できるとい
うことです。

オートファジーには細胞内で
不要な物質や有害物質を分解し、
健康を維持する働きがあるほか、
冬眠する哺乳類はこの現象を使
い、細胞内の物質を再利用して
生命を維持します。大隅氏が19
80年代後半に、微生物の一種の
酵母を使い、この現象が細胞内
で起きる様子を顕微鏡で見つけ
ましたが、メカニズムは不明で
した。

大隅氏らは、作動を担ってい
ると考えられる5種類の蛋白質
の一つ「Atg13」に着目し
ました。ひも状の構造で他の4
種類の蛋白質を結び付け、巨大
化して、オートファジーの始動
装置になることを酵母を使った
実験で突き止めました。 この
装置が、二重膜構造を形成し、
分解する物質だけを取り込むと
いい、今後その過程も解明する
そうです。

オートファジーについて解説し

ている動画です。



 
 
獅童が指導し映画が始動する。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
高血圧DNAワクチンの第1
相臨床試験(P1)を来年第1
四半期から、オーストラリアで
開始することが決まったのは、
偉大な成果と言えましょう。高
血圧の薬は、一生飲まなければ
ならないと考えている患者さん
には、一回の注射で、長い正常
血圧の期間が得られると分かれ
ば、魅力的に写る可能性は大き
いと考えられます。ただ日本人
に投与するなら、できれば臨床
試験は、日本で開始して頂きた
く、最期まで日本で行うことが
望ましいと考えています。
生き物が、細胞内で蛋白質を
分解して再利用する「オートフ
ァジー(自食作用)」と呼ばれ
る現象を作動させる「スイッチ」
のメカニズムを解明したのは、
偉大な業績です。オートファジ
ーによって得られる蛋白質がな
ければ、もっと沢山の蛋白質を
摂取する必要が出てきます。し
かし、不要な蛋白を処理するの
と同時に、新しい蛋白質の材料
が得られるとすれば、効率的な
蛋白合成が期待できます。

淡泊な味の蛋白質。笑

 
 
 
 
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