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2017-06-01 00:29:48

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診療マル秘裏話   号外Vol.614 平成28年7月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)真皮のシミの予防や、改善に関するメカニズム
2)凍結研究試料の便を室温で保存で解析可の手法

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 真皮のシミの予防や、改善に関するメカニズム

 
 
 
 
 
ナリス化粧品(大阪市福島区
)は改善が難しいとされる真皮
のシミの形成要因を発見しまし
た。コラーゲンなどの真皮成分
を生成する線維芽細胞は、メラ
ニンを細胞内に取り込むことで
複数の炎症を誘発する蛋白質を
作り出します。一部のシミでは
真皮に炎症状態が、確認されて
おり、線維芽細胞がシミの発生
に関与している可能性があると
しました。線維芽細胞の行動に
アプローチした成分を模索する
など、真皮のシミの予防や改善
に関するメカニズムを更に解明
し、美白分野への応用を目指し
ます。

美白研究では従来、表皮のメ
ラニンへのアプローチが多く、
真皮のメラニンの改善は困難で
した。表皮のように迅速な新陳
代謝が、行われない真皮では、
メラニンが長期間排出されず消
えにくくなります。 そこで、
近年明らかになっている真皮の
線維芽細胞がメラニンを取り込
む機能に着目し、シミ形成との
関係について研究を進めました。

その結果、メラニンを取り込
んだ線維芽細胞はIL-8や同
6、CCL-2といった、免疫
細胞を真皮内に引き寄せるサイ
トカイン類の発現を大幅に増加
させることを見いだしました。
サイトカイン類は、真皮の炎症
細胞や血管新生を誘導する因子
です。シミ部位の真皮でも炎症
細胞や血管の増加が確認された
ことから線維芽細胞のメラニン
の取り込みと、シミ部における
真皮の炎症状態の関連が推測で
きるとしました。

美容皮膚科のCM動画です。

受診は、自己責任でお願い

します。



 
 
神秘の真皮。笑

 
 
 
 
 
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2】 凍結研究試料の便を室温で保存で解析可の手法

 
 
 
 
 
 
 
大腸ガンと腸内の細菌の関係
を調べている国立ガン研究セン
ター等のグループは7日、従来
は凍結していた研究試料の便を
室温で、保存しても解析できる
手法を確立したと発表しました。
この手法も使い、5千人規模の
調査をして、大腸ガンの予防法
の発見につなげたいということ
です。

腸内には約1千種類の100
兆個の細菌がすみ、栄養素を作
ったり、免疫系にかかわったり
しています。最近のDNA解析
技術の進歩で、腸内細菌を集団
のまま、ゲノム(全遺伝情報)
解析をして細菌の種類を調べる
ことができるようになり、病気
とかかわりを調べる研究が盛ん
になっています。

ただ、便には1グラムあたり
1千億個の細菌が含まれ、排便
後すぐに雑菌が増えるので直後
にドライアイスなどで冷凍保存
することが必要で、より簡単な
保存方法が求められていました。
グループは、微生物の繁殖を抑
える溶液を使って、室温保存が
できないか検討しました。8人
の凍結便と室温保存便でゲノム
解析の結果を比べたところ差が
少ないことを確認しました。

グループは大腸の内視鏡検査
を受けた、5千人の患者の腸内
細菌のゲノム解析をし生活習慣
のアンケート等と合わせて大腸
ガンの原因を調べています。グ
ループの谷内田(やちだ)真一
さんは「食事などの生活習慣と、
腸内細菌、大腸ガンの関係を詳
しく調べて、ガンの予防法を見
つけたい」と話しています。

腸内細菌とガンの関係について

解説している動画です。


最近の細菌は、大腸ガンを起
こす。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
改善が難しいとされる、真皮
のシミの形成要因を発見したの
は、偉大な業績です。 一部の
シミでは、真皮に炎症状態が、
確認されており、線維芽細胞が
シミの発生に関与している可能
性があることが、分かったのも
たゆまぬ研究の成果といえまし
ょう。線維芽細胞の行動にアプ
ローチした成分を模索するなど、
真皮のシミの予防や改善に関す
るメカニズムを更に解明し美白
分野への応用を目指して頂きた
いものです。
従来は凍結していた研究試料
の便を室温で、保存しても解析
できる手法を確立したのは、素
晴らしい業績です。より簡単な
保存方法が、求められた結果、
微生物の繁殖を抑える溶液を使
って、室温保存が可能になった
訳ですから、瓢箪から駒といえ
ないこともないでしょう。簡便
になった室温保存の方法を利用
して、食事などの生活習慣と、
腸内細菌、大腸ガンの関係を詳
しく調べて、ガンの予防法を早
く見つけて頂きたいものです。

飼料の資料を容易に用意する。


 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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