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2015-08-09 19:58:43

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診療マル秘裏話 Vol.509 平成25年9月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
目次
1) ウイルスの検出と捕捉を同時に行えるチップ型装置
2)喫煙は女性の危険な出血性脳卒中のリスクを高める

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】ウイルスの検出と捕捉を同時に行えるチップ型装置

 
 
 
 
 
東京工業大学の山本貴富喜
准教授は、ウイルスの検出と
捕捉を同時に行えるチップ型
装置を開発中です。ウイルス
ひとつ分のサイズに合わせた
微細な流路を設け、通過する
際の電気信号をもとに識別す
るという仕組みだそうです。
誘電泳動などを利用して出口
で回収し、感染症の創薬研究
にも使われています。将来は
携帯電話に接続してウイルス
分布図の自動作成などの展開
を見込んでいます。

「物質測定の究極の目的」
とされる1分子単位での測定
に取り組んでいる山本准教授
は、ナノ加工技術で1分子だ
け通れる流路をつくって電極
で挟み込むというアイデアを、
ウイルス検出に応用し、シリ
コーンチップにICなどを組
み込んだ、手のひらサイズの
試作品を作成しました。今後
ウイルス専門家や、医師らと
共同で研究を進め、実用化を
目ざします。

現在、用いられる感染症の
検査は、免疫の仕組みを利用
する方法と遺伝子に着目する
方法に大別されます。前者は
感度が低い、後者は結果判定
まで時間がかかるという課題
があります。インフルエンザ
治療薬は感染後48時間以内
に投与しないと効果が薄く、
医師は確定的な結果が出る前
に処、方せざるを得ませんで
した。山本准教授が開発中の
装置はほぼリアルタイムでの
検出が可能となり、投薬判断
などに利用できるということ
です。

またウイルス感染症の治療
薬はインフルエンザや、ヘル
ペスなど数が限られますが、
その理由としてウイルス培養
の困難さが指摘されます。ウ
イルスは細菌と異なり宿主が
いないと増殖できず、創薬
研究の妨げになっていました。
1個ずつ補足して分析できれ
ば増殖する必要がありません。
電気信号の解析精度を上げ
ることやサンプルの前処理と
いった課題もクリアし、実用
化したいと考えているようで
す。信号がウイルスの大きさ、
形状、内部組織といったどの
要素に対応しているかを正確
に見極めたり、埃などが流路
を詰まらせないよう取り除く
仕組みも開発します。

小型装置として実応用でき
れば、未知な点が多い、ウイ
ルスの生態を調べるのに役立
ちます。山本准教授は「例え
ば空気のよどみでウイルスの
たまりやすい場所が特定でき
れば都市設計に生かせる。
また生命の起源の秘密をウイ
ルスが握っているという説も
あり、生物学の根幹に関わる
問題にアプローチできるかも
しれない」と話しています。

電流検出型DNAチップに

関する動画です。



 
 
 
 
 
 
生命の起源を知って、機嫌
を治した。笑

 
 
 
 
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2】喫煙は女性の危険な出血性脳卒中のリスクを高める

 
 
 
 
米国心臓協会(AHA)は8月
22日、喫煙は男女両方にとっ
ての脳卒中リスク要因ですが、
女性ではより危険で珍しいタ
イプの脳卒中のリスクが高ま
るという研究結果を紹介しま
した。 同学会ジャーナル、
Stroke誌に掲載されました。
今回の研究では、1966年 –
2013年に発表された80以上の
国際的研究のデータを比較し
てみました。その結果、喫煙
により、男女両方において、
血栓が原因で生じる虚血性
脳卒中のリスクが50%以上も
上昇することが分かりました。
一方、脳内出血によって生じ
るより危険な出血性脳卒中の
場合は、喫煙によるリスクが
男性よりも女性において17%
高いことが分かりました。

また、地域ごとの男女差に
着目すると、アジア諸国と比
べて欧米諸国の方が、喫煙
女性の脳卒中リスクが男性よ
りも約10%高いという結果を
示してほしいということです。

喫煙者の出血性脳卒中リス
クにおける男女差は、ニコチ
ンが血中脂肪に及ぼす影響や
ホルモンに起因すると、研究
者らは示唆しています。喫煙
による血液中の脂肪、コレス
テロール、トリグリセリドの
増加の割合は男性より女性の
方が大きく、女性における、
冠状動脈性心疾患リスクの、
上昇につながっています。た
だし、いずれにしてもこれら
のリスクは禁煙で解消される
ため、研究者らは禁煙を
勧めています。

受動喫煙による脳卒中リスク

の増大に関する動画です。



 
 
 
 
 
 
 
近縁の人から、禁煙を始め
ましょう。

 
 
 
 
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編集後記

ウイルスのリアルタイムで
の検出が可能になるというの
は、画期的検査法といわざる
を得ません。抗ウイルス薬の
投薬判断にも非常によい影響
を与えることになるでしょう。
喫煙者の女性では、より危険
で珍しいタイプの脳卒中のリ
スクが高まります。そのため、
早い時期から禁煙することが
必要となります。

危険のため、棄権する。笑

 
 
 
 
 
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