美しい肌Vol.485

2015-08-12 03:04:50

カテゴリー:女性の美容と健康

コハダ

写真は、コノシロ(コハダ)です。

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美肌の野菜&果物&魚介(各論:コノシロ〈コハダ〉)

 
 
 
 
 
 
 
コノシロ〈コハダ〉の正体

コノシロ(鰶・鮗・鯯・鱅、学名:

Konosirus punctatus)は、ニシン目
ニシン科に分類される魚類です。

東アジアの内湾に生息する海水魚で、

食用に漁獲されます。成長段階に応

じて呼び名が変わる、いわゆる出世

魚の一つです。関東地方では4cm-

5cmまでの幼魚をシンコ、7cm-10cm

ぐらいはコハダ、13cm程度はナカズミ、

15cm以上はコノシロと呼ばれて

います。その他の地域での若魚の

名前として、ツナシ(関西地方)、

ハビロ(佐賀県)、ドロクイ、ジャコ

(高知県)などがあります。東北地方

南部以南の西太平洋、日本海南部、

東シナ海、南シナ海北部に広く分布

し、内湾や河口の汽水域に群れで

生息しています。大規模な回遊は

行わず、一生を通して生息域を

大きく変えることはありません。成魚

は、全長25cmほどで、体は木の葉

のように左右に平たくなっています。

口先は丸く口は小さくなっています。

背中側は青緑色で腹側は銀白色

をしています。体の上半分には

小さな黒い斑点が点線状にたくさん

並び、鰓蓋の後に大きな黒い斑点

が一つあります。また、背びれの

最後の軟条が糸状に長く伸びる

のが特徴で、生息域が重なる

サッパなどと区別できます。春から

秋には内湾でも塩分濃度が低い

河口域に棲み、冬には湾口部の

比較的深部に移動して越冬します。

群になって表中層を活発に泳ぎ

廻る同じニシン目のニシンや

イワシほど大きな回遊はせず、

有機物の多い内湾での定着性が

比較的強い魚です。プランクトン

食性(他の魚を食べる肉食性

ではない)で、プランクトンを

水ごと吸いこみ、鰓耙(さいは)

でプランクトンを濾しとって食べ

ます。産卵期は春で、夕方に

直径1.5mmほどの浮遊卵を

産卵します。

コハダの酢締めのレシピ動画です。



 
 
 
 
 
 
コノシロ〈コハダ〉の歴史

コノシロは日本になじみのある魚

なので、日本の逸話が多くあります。

大漁に獲れたために下魚扱いされ、

「飯の代わりにする魚」の意から

「飯代魚(このしろ)」と呼ばれたそう

です。また『慈元抄』や『物類称呼』

には、出産児の健康を祈って地中

に埋める風習から「児(こ)の代(しろ)」

と云うと書かれています。当て字で

コノシロを幼子の代役の意味で

「児の代」、娘の代役の意味で「娘の

代」と書くことがあります。コノシロは

出産時などに子供の健康を祈って、

地中に埋める習慣がありました。

また焼くと臭いがきついために、

以下のような伝承も伝わっています。

むかし下野国の長者に美しい一人

娘がいました。常陸国の国司が

これを見初めて結婚を申し出ました。

しかし娘には恋人がいました。

そこで娘思いの親は、「娘は病死

した」と国司に偽り、代わりに魚を

棺に入れ、使者の前で火葬して

みせました。その時棺に入れたの

が、焼くと人体が焦げるような匂い

がするといわれたツナシ(現在では、

関西地方のコノシロの呼称)という

魚で、使者たちは娘が本当に

死んだと納得し国へ帰りました。

それから後、子どもの身代わりと

なったツナシはコノシロ(子の代)

と呼ばれるようになりました。

コノシロのほとんどが酢漬けなど

に加工され、焼いて食べることが

少ないのはこの臭いのためという

説があります。韓国では、この臭い

が逆に好まれるようです。雑学の

項に、詳細を記します。また、武家

社会では、「この城を焼く」に通じる

ことや、切腹の際に出されるため、

「腹切魚」と呼ばれて敬遠され

ました。江戸時代、幕府により

コノシロは禁止されていましたが、

寿司にすると美味しいため、

コハダと偽って江戸の庶民は

食べていました。『塵塚談』には、

「武士は決して食せざりしものなり、

コノシロは『この城』を食うという

ひびきを忌(いみ)てなり」と記載

されていて、庶民は、コハダと

呼ぶようになったと書かれています。

その一方で、日本の正月には膳

(おせち)に「コハダの粟漬け」が

残っており、縁起の良い魚としても

扱われています。コノシロの漢字は、

コノシロが秋祭の「鮓」の材料として

広く使われたことから魚偏に祭と

しました。また冬という字を使って

「鮗」とも書かれたそうです。

コハダの握りずしのレシピ動画

です。



 
 
 
 
 
 
 
コノシロ〈コハダ〉の雑学

全長10cmほどの若魚が「コハダ

(小鰭)」と呼ばれ、酢〆したもの

が寿司種として珍重されます。

特に関東地方でこの傾向が強く、

東京では幼魚シンコの走りの

時期には、寿司のため1㎏当たり

数万円という高値がつくことが

あるそうです。下ごしらえの加減

で風味が大きく変化し、小型で

身が薄く包丁で上手に捌くこと

が難しいことから、寿司職人の

技量を計る魚とも呼ばれています。

寿司種以外では酢漬けに加工

されたものが一般的です。正月

などに流通するコハダの粟漬け

もコノシロの酢漬けです。煮干し

に加工されて市販されることも

あります。上品な旨味の強い

出汁がとれますが流通は局所的

です。関西などでは焼き魚や

煮付けにしても食べられます。

九州地方ではコノシロも寿司

として食べます。特に有明海

周辺や熊本県の八代海沿岸

では背開きしたコノシロに酢飯

を詰めた姿寿司がほぼ1年中

食べられています。有明海

沿岸域では若魚を投網などで

大量に漁獲し都市部に出荷

していましたが、1990年代後

半頃から漁獲量が減っています。

これら若魚は毎年5月頃から

市場に出回り始め、夏が最も

美味な時期といわれます。

成魚は塩焼きや唐揚げ、刺身

などで食用にされますが、若魚

よりも漁業価値が低いそうです。

小骨が多く傷みが早いこともあり、

漁獲地周辺の流通にとどまります。

内蔵に強い臭みがあるため、刺身

などで食べる際は、醤油ではなく

酢味噌が用いられることが多い

そうです。鮨のタネとしてのコハダ

は、小さいものを選びます。更に

詳しく言うと体色が銀色で光沢が

あるもの。目が澄んでいるもの。

身がやわらかくなっていないもの

を選ぶと良いとされています。

鮨ダネにするコハダの旬は、夏

です。これに対し、コノシロ(成魚)

は、秋から冬にかけてが旬となり

ます。コノシロを焼き魚で食べる

場合は、小骨が多いので注意が

必要です。骨抜きをするか、細かく

包丁を入れて骨切りをして焼き

ます。酢との相性が良いので、

酢で締めたり、揚げてから酢に

漬けにすると骨ごと食べることが

できます。内臓は臭みが強いので、

薄い塩水で丁寧に洗い流して

から調理をします。身自体も少し

臭いがあるので、生姜やミョウガ、

またはハーブなどで臭みを抑える

ような料理方法に工夫が必要です。

酢で締める場合、基本的なこと

ですが、初めに塩をすることが

肝心です。これによって魚の

生臭みがぬけ、酢がよくしみ込ん

で味がよくなります。塩をせず、

直接酢に漬けても魚には酢が

吸収されません。ただし、塩が

強すぎると素材の旨みも抜いて

しまうので、大きさや状態によって

塩加減には、十分気をつける

必要があります。韓国では、

コノシロを「ジョノ(錢魚/전어)」といい、

よく食べられます。韓国では成長過程

で名前が変わらないので、コハダも

コノシロも「ジョノ」です。釜山から

南西部の旧盆(9月下旬)には欠か

せぬ食材となっています。刺身、塩焼き、

塩辛に料理します。韓国のことわざに

「ジョノを焼く臭いに惹かれて、嫁いだ

娘も家に戻ってくる」というものがあり、

故郷の味とされています。毎年9月下旬

には魚の需要(特に刺身)が高まり、

値段が数倍になります。日本からも

この需要期に韓国へ輸出されるそう

です。ただし、少し前に、日本がWTO

に韓国が特定の県の日本産の魚の

輸入制限をしているのは、不当である

と提訴しましたので、現在は、ある程度、

輸出が止まっている可能性があります。

中国や韓国の方が、放射能汚染は、

酷いと聞いているので、全くおかしな

事態が生じているのでは、ないかと

考えています。

コハダのガリ巻きの動画レシピです。



 
 
 
 
 
 
 
コノシロ〈コハダ〉の有効成分

カリウム(可食部100gあたり、370㎎)

には、ナトリウムが腎臓で再吸収され

るのを抑制し、尿への排泄を促す働き

があることから、血圧を下げる作用が

あるとされ、高血圧を予防する効果が

期待されます。カルシウム(可食部

100gあたり、190㎎)も多く含まれます

が、カルシウムは人体の2%前後を

しめています。その99%が骨や歯の

成分で「貯蔵カルシウム」と呼ばれ、

残りは筋肉などにあり「機能カルシウム」

と呼ばれます。体内に存在する残り

1%のカルシウムは、血液や筋肉、

すべての細胞に分布しています。

血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮

抑制作用のほか、細胞内外のカルシ

ウム濃度の差を利用して、細胞の機能

調節をしたり、ナトリウムを排泄して

血圧上昇を防ぐ働きをしています。

イワシなど他の魚類と同様に、DHA

(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサ

ペンタエン酸)などのω‐3系不飽和

脂肪酸を豊富に(可食部100gあたり、

4.46g)含んでいます。更に、良質な

蛋白質も豊富に(可食部100gあたり、

19g)含まれています。

コノシロ大量死のニュース動画です。

途中のコマーシャルは、長いので

飛ばして見た方が良いでしょう。



 
 
 
 
 
 
 
コノシロ〈コハダ〉の美肌効果

良質な蛋白質を豊富に含むため、

これらが消化され、腸管から吸収され

て、皮膚において、再びコラーゲン

等の蛋白質合成の材料となります。

コラーゲンが合成されると皮膚の

保湿力がアップして、みずみずしい

お肌となることが期待されます。

DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA

(エイコサペンタエン酸)などのω‐3

系不飽和脂肪酸には、抗炎症作用

があります。平たく言えば、抗炎症

作用とは肌や体の炎症を抑える働き

です。ニキビや肌荒れ・赤みといった

肌トラブルは「炎症」のひとつですが、

抗炎症作用が働くと「肌ダメージを

未然に防ぐ」だけでなく「今起こって

いる肌トラブルを改善」する効果も

期待できます。DHA(ドコサヘキサ

エン酸)、EPA(エイコサペンタエン

酸)などのω‐3系不飽和脂肪酸は、

肌代謝を促進する作用があります。

肌代謝が促進されると、肌の細胞

が古いものから新しいものへと

スムーズに生まれ変わることができ

るため、肌に滞ってしまった不要な

老廃物の排出を促し、肌荒れを

改善へ導きます。また、肌代謝を

促進すると美肌に欠かせない保湿

成分である「セラミド」も生成される

ため、皮膚からの水分蒸発を防ぎ

、肌の潤いを保つ効果もあります。

DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA

(エイコサペンタエン酸)などのω‐3

系不飽和脂肪酸は、女性ホルモン

のバランスを整えます。女性ホルモン

のバランスが整うと自律神経も整い、

美肌に欠かせないコラーゲンや

ヒアルロン酸の生成が活発化される

ため皮膚のシワやたるみの原因で

ある「細胞の老化」を未然に防ぎ、

美肌を保つことができます。DHA

(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコ

サペンタエン酸)などのω‐3系

不飽和脂肪酸は、血小板の凝集を

抑え、血管をしなやかにして血行を

良くする働きがあります。血行が促進

されると体全体の巡りが良くなるので、

肌細胞の循環も良くなり、冷えによる

肌のくすみを改善します。血行を促進

し、抗老化ビタミン(若返りのビタミン)

と呼ばれるビタミンEも豊富に(可食部

100gあたり、2.5㎎)含み、DHA(ドコサ

ヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタ

エン酸)などのω‐3系不飽和脂肪酸

との相加相乗作用が期待できます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

コノシロ鮨をこの城で食べる。笑

最後までお読み頂き、ありがとう

ございました。

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ご相談は、当クリニック皮膚科にて

承ります。

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