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2015-08-13 01:24:33

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診療マル秘裏話 号外Vol.143 平成27年2月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)体温が下がると免疫系がウイルスを撃退する能力も低下
2)肥満者がアボカドを毎日1個食べると、LDL値が改善する

 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 体温が下がると免疫系がウイルスを撃退する能力も低下

 
 
 
科学的な裏付けはないが、冬は
風邪の季節であるというのが一般
通念です。新たな研究で、冷たい
空気に触れて体内温度が下がると、
免疫系がウイルスを撃退する能力
も低下することが示唆されました。
この知見は「Proceedings of the
National Academy of Sciences」
最新号に掲載されました。

研究著者の1人で米エール大学
医学部教授のAkiko Iwasaki 氏に
よると、風邪の原因となるライノ
ウイルスは、中核体温である37度
よりも低い33度前後でよく増殖す
ることが以前から知られていまし
たが、その理由はわかっていませ
んでした。「マウスの気道細胞を
モデルとして用いて検討した結果、
鼻の中程度の低い温度では、宿主
の免疫系がウイルス増殖を阻止す
る防御シグナルを誘起できない事
を突き止めた」と、同氏は説明し
ています。

体内温度とウイルス撃退能力の
関係を探るため、研究チームは2
段階の温度でマウスの細胞を培養
しました。一方は肺の中核体温に
近い37度、もう一方は鼻の温度に
近い33度としました。細胞がそれ
ぞれの環境でライノウイルス曝露
後に、どのような反応を示すかを
観察した結果、体内温度の変動に
よりウイルスそのものへの直接の
影響はみられませんでした。しか
し、ウイルスに対する身体の免疫
応答には差がみられ高温では応答
が強く、低温では弱いという結果
が出ました。
「屋外の冷たい空気を吸い込む
と、少なくとも一時的には鼻の中
の温度が下がると考えられる。
この知見から、冷たい外気温によ
ってウイルスが増殖して風邪を引
き起こす能力が高まることが暗示
される」と Iwasaki氏は述べてい
ます。ただし、この研究はあくま
で培養皿の中で行ったものであり、
生きた動物を用いたものではない
と、同氏は付け加えています。

米国疾病管理予防センター
(CDC)のJohn Watson氏は、風邪
リスクの正確な理由を明らかにす
るのは難しいと指摘しています。
風邪は非常によくみられる疾患で、
ライノウイルスは100種類以上
あるため、「誰が何に感染してい
るのか、その理由は何なのか、
完全には解明されていない」とい
うことです。免疫の低下している
人や既存疾患のある人、高齢者や
早産児など明確な危険因子も存在
しますが、寒さに関しては、低温
そのものよりも狭い室内に密集し
て過ごすなどの行動の変化が原因
である可能性もあり、「興味深い
知見だが、疑問が解決したとはい
えない」と同氏は述べています。

即効性のある低体温症の方の

ための体操法の動画です。



 
 
 
 
 
免疫の低下は、定価の低下につ
ながらない。笑

 
 
 
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2】肥満者がアボカドを毎日1個食べると、LDL値が改善する

 
 
 
米国心臓協会(AHA)は1月7日、
肥満者がアボカドを毎日1個食べ
ることは,LDL値の改善に役立つと
する研究を紹介しました。
Journal of the American Heart
Association誌に掲載されました。

この研究は、過体重または肥満
の健康人45人(21-70歳)を対象
に、平均的な米国の食事中に含ま
れる飽和脂肪酸をアボカドの不飽
和脂肪酸で置きかえた場合の効果
を比較検討しました。被験者は、
平均的米国食(カロリーの34%を
脂肪から摂取)を2週間摂取した
後、3種のコレステロール低下食
(アボカドを含まない24%の脂肪
が含まれる低脂肪食、34%の脂肪
が含まれる中等度脂肪食の2種類)
に割り付けました。

5週間後、被験者の低密度リポ
タンパク (LDL)値をベースライ
ン値(米国食摂取時)と比較する
と、アボカドを1日1個含む中等度
脂肪食群では13.5 mg/dL低下しま
した。アボカドを含まない中等度
脂肪食群(8.3 mg/dL低下)、低
脂肪食(7.4 mg/dL低下)でもLDL
低下は認められましたが、アボカ
ドを含む群ほど著しい低下では、
ありませんでした。また、総コレ
ステロール、中性脂肪,小粒子LDL、
非HDLコレステロールなどの値も、
アボカド群の方が、他の2群より
良好でした。

今回の研究から研究者は、「今
体によい脂肪を含むアボカドなど
の食品を、人々の食生活にどう取
り入れていくかに注目する必要が
ある」と述べています。

アボカドオイルの魅力についての

動画です。



 
 
 
 
 
 
 
体に悪い脂肪は、死亡につなが
る。笑

 
 
 
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編集後記

「マウスの気道細胞をモデルと
して用いて検討した結果、鼻の中
程度の低い温度では、宿主の免疫
系がウイルス増殖を阻止する防御
シグナルを誘起できない事を突き
止めた」という主張は、風邪リス
クの正確な理由を明らかにするの
は難しいといいう指摘で根拠がぐ
らついているのでは、ないでしょ
うか?他のリスク因子についても
研究を継続して頂き、冬に風邪を
引きにくくなる方法を編み出して
頂きたいものです。アボカド群の
方が他の2群より良好という結果
から、森のバターという別名のあ
るアボカドを積極的に食べたいと
考えるようになりました。

有機野菜を勇気をもって市場に
出す。笑

 
 
 
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