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2015-08-18 21:26:51

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診療マル秘裏話 号外Vol.146 平成27年2月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)臨床研究で「イリドイド」を含有した飲料に、抗糖化作用
2)乳酸菌飲料の摂取で抗ウイルス作用を示すビペリンの産生

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 臨床研究で「イリドイド」を含有した飲料に、抗糖化作用

 
 
モリンダワールド インクは、
植物由来の機能性食品成分「イ
リドイド」を含有した飲料に、
抗糖化作用のあることを、臨床
研究で確認しました。 インド
ネシア大学と共同で、飲用後に
老化原因となる、最終糖化産物
(AGEs)を測定したところ、
非飲用者に比べAGEsの生成
が低く抑えられ糖化反応を阻害
する能力に有意差がありました。
統計的には、体内年齢が4歳若
くなる結果が得られたとしてい
ます。

イリドイドはモノテルペンの
仲間で、一般的な食用植物には、
存在しません。 同社とインド
ネシア大の共同研究グループは、
亜熱帯の広い地域に自生して、
常緑の灌木の果実ノニに由来す
るイリドイドに着目しました。

臨床研究に参加する34人の
健常者に毎日8週間にわたり、
イリドイドの代表成分である脱
アセチルアスペルロシド酸(D
AA)、抗糖化作用が知られる
サンシュに含まれるロガニン酸、
糖化反応阻害剤アミノグリアジ
ンの各摂取グループに分かれて
もらい、60~240ccの量
の各成分含有飲料飲用による抗
糖化作用を比較しました。

8週間の飲用後、皮膚や皮下
の血管壁に蓄積されるAGEs
を検出し、データをスコア化す
ることが可能なAGEs測定器
を用いて研究を行いました。
その結果、通常の濃度で摂取し
た場合、アミノグリアニジンに
よるAGEs阻害率が最も高い
と言う結果がでました。一方、
一定濃度を超えて摂取すると、
DAAとロガニン酸によるAG
Es阻害率がアミノグリアニジ
ンを上回ることが確認できたと
しています。

とくにDAA飲用グループで
は、スコアの平均値が12下が
ることが分かりました。これを
体内年齢に換算すると、平均し
て約4歳若い状態に戻るという
ことが示唆されました。

さらにアンケートにより、約
4000人を対象とする大規模
調査を実施しました。イリドイ
ドを日常的に摂取しているヒト
と非摂取のヒトに分け、皮膚や
皮下のAGEsを検出できるス
キャナーでAGEs値を測定す
ると、喫煙の有無を問わず摂取
グループと非摂取グループに比
べAGEsの生成が抑制され、
平均年齢が2・79歳若いとい
う結果が得られました。大規模
調査からもイリドイドの抗糖化
作用が検証できました。

糖化について分かりやすく解説

している動画です。抗糖化の

サプリを購入するかどうかについて

は、自己責任でお願いします。

患者さんで、このように沢山の

抗糖化の植物を混ぜたものを

摂取した人がいましたが、その内

の一つの植物にアレルギーが

あり、ひどい副作用が出た人が

いらっしゃいました。その当たりを

ご考慮して頂きたいと思います。

当クリニックで、取り扱う予定の

抗糖化サプリは、CPLと菱の実

の2つの成分しか入っていません。



 
 
 
 
 
抗糖化作用は、荒唐無稽では
ない。笑

 
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2】乳酸菌飲料の摂取で抗ウイルス作用を示すビペリンの産生

 
 
 
 
 
 
東海大学とキリンは共同で、
飲料などに活用されている乳酸
菌「プラズマ乳酸菌」の摂取で、
抗ウイルス作用を示す化合物
ビペリンの産生遺伝子が増加す
ることを突き止めました。感冒
やインフルエンザの大規模な
臨床試験を実施し確認しました。
また同遺伝子の発現上昇によっ
て、ウイルスへの抵抗性が高ま
る可能性が強く示唆できたとし
ています。

共同研究グループは、18~
39歳の協力者657人を対象
に、カプセル状食品による摂取
試験を実施。プラズマ乳酸菌(
JCM5805株)の乾燥菌体
50ミリグラム(1000億個
以上)を含むカプセル摂取グル
ープと、同乳酸菌を含まない、
カプセル(プラセボ)摂取グル
ープに分け、インフルエンザの
流行期に12週間にわたり、
風邪症候群とインフルエンザ様
疾患の体調などの自覚症状を
評価しました。咳や喉の痛み
などの上気道炎症状に関しては、
これを軽減させる作用が確認で
きています。

今回の成果はこの試験の際、
各グループからプラズマ乳酸菌
摂取グループ68人と、プラセ
ボ摂取グループ66人の条件に
適した134人を選び、試験食
の摂取開始前と摂取終了前の
免疫指標の評価を行い得た、新
知見となります。

血液を採取し、その中の免疫
細胞の抗ウイルス関連遺伝子の
発現解析を行ったところ、ウイ
ルス防御に重要な役割を果たす、
ビペリンを産生する遺伝子の
発現量が、摂取後、摂取前と
比較し、2倍以上に増加する事
が分かりました。同遺伝子は、
細胞中でのウイルスの増殖や、
拡散を防ぐ防御物質を産生する
ことで、現在注目を集めていま
す。

プラズマ乳酸菌は、キリング
ループが発見した機能性乳酸菌
で、同グループがヨーグルトや
飲料への配合による事業展開を
図っています。

今回の成果は23日、名古屋
市で開催の「第25回日本疫学
会学術総会」で発表されます。

プラズマ乳酸菌に関する動画

です。



 
 
 
 
 
 
事業展開は、授業転回から始
まる。笑

 
 
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編集後記

植物由来の機能性食品成分「
イリドイド」を含有した飲料に、
抗糖化作用のあることが確認さ
れたということは、素晴らしい
発見であると思います。しかし
これより凄い糖化反応抑制作用
を示す植物が、ヒシの実です。
ヒシの実は、糖化反応を抑制す
るだけではなく、できてしまっ
たAGEsを分解する作用にも
優れています。私もノニジュー
ス毎日30mlずつ飲んでいます。
「プラズマ乳酸菌」の摂取で、
抗ウイルス作用を示す化合物
ビペリンの産生遺伝子が増加す
ることが分かったのは、偉大な
発見であると考えられます。
乳酸菌で、インフルエンザが
予防されることは、以前のメル
マガでも申し上げましたがその
メカニズムについては、皆目知
られていませんでした。これが
完全に白日の下に晒されたのは
本当に素晴らしいことだと考え
ております。

ビペリンの産生遺伝子が増加
することに賛成。笑
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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