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ル秘裏話 Vol.409 平成23年9月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次
1) 骨細胞が骨を作りかえる指令を出す
2) 「骨髄異形成症候群」の原因遺伝子

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
1】 骨細胞が骨を作りかえる指令を出す

 
 
 
 
新しい骨を作るために古い骨
を壊す「破骨細胞」を育ててい
るのは、骨の中にある「骨細胞」
であることを見つけたと、高柳
広(たかやなぎ・ひろし)東京
医科歯科大教授らが9月12日、
米医学誌ネイチャーメディシン
に発表しました。破骨細胞を育
てることで骨を作りかえる指令
を出す役割を果たしているとい
うことです。

骨の破壊と新生のバランスが
崩れると、骨粗しょう症や関節
リウマチなどによる骨の破壊の
ほか、骨が硬くなり死亡する事
もある、大理石骨病などになる
場合があります。そうした病気
の原因解明や治療法開発につな
がる可能性が、あると話してい
ます。

高柳教授らは、骨に埋め込ま
れたような状態で存在し、神経
細胞のように網目状のネットワ
ークを形成している、骨細胞に
着目しました。 骨細胞だけが
蛍光発色するよう遺伝子操作し
たマウスをつくり、酵素などを
使って化学処理して高純度の骨
細胞を分離しました。さらに別
のマウス実験で、破骨細胞を育
てるのに、欠かせない分子を骨
細胞が出していることを確かめ
ました。

黒人のアスリートが、身体能力が

高くなる理由について述べられて

いる動画です。



 
 
 
 
 
骨細胞がこつこつと破骨細胞
を育て、骨再形成。笑

 
 
 
 
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2】 「骨髄異形成症候群」の原因遺伝子

 
 
 
 
血液のガンの一種「骨髄異形
成症候群」の原因遺伝子を発見
したと、小川誠司(おがわ・せ
いし)・東大特任准教授(ガン
分子遺伝学)らのグループが9
月12日、英科学誌ネイチャー
電子版に発表しました。

同症候群の原因遺伝子が判明
したのは初めてということです。
新たな診断法や治療薬の開発に
役立つということです。

グループは、日本、ドイツ、
台湾の24~88歳の患者さん
29人の遺伝子を詳しく解析し
ました。2人以上に、共通して
変異していた遺伝子を複数見つ
けました。

その中には、生体内でDNA
の情報をもとにタンパク質が
つくられる際に、不要な情報を
切り取る編集作業(スプライシ
ング)のために働く遺伝子があ
りました。

そこで、同じ役割を持つ遺伝
子に着目しました。約300人
の患者さんを調べると、病気の
タイプにより、患者さんの45
~85%で変異している遺伝子
を8個発見し、原因遺伝子と
判断しました。

マウスで代表的な一つの遺伝
子を変異させたところ、血液が
正常につくられなくなり、病気
の症状を、再現したということ
です。

小川さんは、「タンパク質を
生成する仕組みが壊れることが、
ガンの発症に関わっていること
を示せた」と話しています。

骨髄異形成症候群の原因遺伝

子に関する動画です。



 
 
 
上記の続きの動画です。

 
 
 


スプライシング阻害因子の発見は、

凄いと感じました。

 
 
 
 
際限なく再現できた。笑

 
 
 
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編集後記

骨細胞が、破骨細胞を育てる
役割があるとは、想像もできま
せんでした。 確かに骨細胞と
破骨細胞のバランスが崩れると
骨粗鬆症や大理石骨病にかかる
ことはうすうす知っていました。
ダイレクトに破骨細胞を育てる
のに欠かせない因子を産生して
いるなんて、まさにコロンブス
の卵です。骨髄異形性症候群の
原因遺伝子を明らかにできた事
は画期的な発見と申せましょう。
骨髄異形性症候群から進んだ
白血病は、元々白血病(デノボ)
だった群と較べて予後が悪い事
が知られています。 この悪い
予後を改善するべく遺伝子治療
が軌道に乗って欲しいものです。

機動隊が気道を確保した。笑

 
 
 
 
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