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診療マル秘裏話 Vol.412 平成23年10月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 子供から大人迄使用可の使い捨て式補助人工心臓
2) 立体的構造体を、自動的に作製可能なロボット システム

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 子供から大人迄使用可の使い捨て式補助人工心臓

 
 
 
 
 
東京医科歯科大学と東京工業
大学は、安価で耐久性に優れ、
子供から大人まで使える使い捨
て式の補助人工心臓を開発しま
した。

救急時の応急処置や手術まで
の一時使用など、1か月程度
の使用を想定していますが、
心臓移植までの「つなぎ」とし
て、長期使用も可能ということ
です。

開発した人工心臓は、直径8
センチ、重さ数百グラムのポリ
カーボネート製で羽根車を回転
させて全身に血液を送ります。
羽根車は回転軸がなく、磁石で
浮上して回るため血液の塊がで
きにくいとされています。体の
外側に装着するため交換も容易
ということです。

牛を使った実験で、5頭を60
日間生存させることに成功しま
した。8月には研究開発を行う
会社を設立しました。 大手の
医療機器メーカーと組んで、
来年にも国に製造販売の申請を
する予定ということです。

完全人工心臓の研究をなさって

いる方の動画です。



 
 
 
 
 
 
政府高官に、好感が期待でき
る交換可能な人工心臓。笑

 
 
 
 
 
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2】 立体的構造体を、自動的に作製可能なロボット システム

 
 
 
佐賀大工学系研究科の 中山
功一教授らの研究グループは、
10月4日、細胞を材料に、立
体的な構造体を自動的に作り出
すことができる、ロボットシス
テムを開発したと発表しました。
世界初という。 MRI(磁気
共鳴画像化装置)などの3次元
データと、患者自身の細胞を組
み合わせ、アレルギーや感染症
のリスクなく、体内に移植でき
る組織を生み出せるということ
です。血管や軟骨、半月板など
の再生医療につながる可能性が
あるということです。

中山教授らはこれまで、約1
万個の細胞のの塊「スフェロイ
ド」(直径0・3~0・6ミリ)
が自然に結束する能力を活用し、
厚みのある、立体的な構造体を
作ることに成功していました。

この作用を使い、3次元デー
タを基に、スフェロイドを剣山
に刺して、自動的に構造体を作
り出すロボットシステムを開発
しました。これまでの手作業よ
りも、早く、複雑で大きな器官
を作り出すことも可能になると
いうことです。

この方法で生み出した構造体
は、細胞のみで形成されます。
細胞以外の生体材料を使わない
ため、アレルギーや感染症の
リスクを減らすことができます。
またさまざまな種類の細胞を、
自由に配置して作ることができ
るため、より複雑な器官の再生
にもつながるということです。

中山教授らはすでに、血管の
細胞をチューブ状にした構造体
の作製にも成功しました。数年
内の実用化を目指しています。
このほか、軟骨やひざの半月板、
心臓の鼓動を補助する器官の
形成にも応用が期待できるとい
うことです。

工学的な視点で再生医療を研究

している研究室の紹介動画です。



 
 
 
 
 
 
まさに夢の再生医療が最盛と
なるでしょう。笑

 
 
 
 
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編集後記

人工心臓は、一昔前には非常
に大きくて、患者さんの負担
(肉体的、金銭的、精神的)が
大きすぎるものという印象でし
た。しかし医療の進歩はすさま
じく、今や人工心臓は心臓移植
へのつなぎの役割が重視される
ようになりました。 軽量化も
ここまで来たかという感じが
します。再生医療を可能にする
臓器を自動的に作るというシス
テムも、SF小説に出てきそうな
題材でしたが、いまや現実のも
のとなりつつあります。勿論、
臨床応用までは、多くの壁が、
存在するのは承知しています。
しかしこうした夢のある装置
が実際に稼働するようになれば、
脳死移植のドナーを待ち続ける
患者さんにとっては、どんなに
勇気づけられることでしょう。

華道の可動可能な稼働方法。


 
 
 
 
 
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