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2015-08-20 12:13:03

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診療マル秘裏話 号外Vol.147 平成27年2月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)禁煙希望女性は月経周期の特定の時期に禁煙で成功率上昇
2)脳損傷によって失われた運動機能を肩代わりする脳の変化

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 禁煙希望女性は月経周期の特定の時期に禁煙で成功率上昇

 
 
 
 
 
 
禁煙したい女性は、月経周期
の特定の時期に禁煙すると成功
率が高まることが、カナダ、モ
ントリオール大学のAdrianna
Mendrek氏らの研究でわかり、
研究論文が「Psychiatry
Journal」に、2014年11月13日
掲載されました。

禁煙の1年後もそれを継続し
ている女性は約10人に1人に過
ぎず、喫煙量が同じであっても
女性のほうが男性よりも禁煙し
にくいことが分かっています。
Mendrek氏らが1日15本以上たば
こを吸う男女34人を追跡したと
ころ、女性のニコチンへの渇望
は月経期に最も強くなることが
判明しました。これは、エスト
ロゲン値とプロゲステロン値が
低下し、ニコチン離脱症状が強
くなり、渇望に関連する脳回路
の活動が高まるためとみられて
います。

今回の結果は、女性が禁煙し
たい場合、排卵後のエストロゲ
ン値とプロゲステロン値が上昇
したときに行うと成功率が高ま
ることを示唆しています。

以前のラットを用いた研究で
は同用量のニコチンや他の物質
に対し、雌は雄よりも中毒にな
るのが早く、作用も強いことが
示されており性ホルモンが中毒
に何らかの役割を果たすことが
示唆されているということです。

Mendrek氏は、「月経周期を
考慮することが女性の禁煙に役
立つ可能性がある。ただし、
喫煙者のたばこの使用状況、
性格、経歴、社会状況、環境は
各自異なる。ストレスや不安、
抑うつのほうが考慮すべき重要
な要因だろう」と述べています。

女性のための禁煙方法について

の動画です。(Part 1)



女性のための禁煙方法のPart 2

の動画です。



 
 
 
 
 
 
 
 
仕様を私用に使う使用状況。


 
 
 
 
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2】脳損傷によって失われた運動機能を肩代わりする脳の変化

 
 
 
 
産業技術総合研究所、理化学
研究所などの研究グループは、
脳損傷によって失われた、運動
機能を肩代わりする脳の変化を
明らかにしました。モデル動物
による手の運動機能回復実験で、
リハビリによって運動機能が、
回復した脳を解析すると、損傷
近傍領域での活動などが上昇、
残された領域が損傷領域の機能
を補うことが分かりました。
これまでも、脳卒中患者さんは
健常者に比べて脳活動の変化が
生じることが報告されています
が、明確ではありませんでした。
今後、脳の機能回復メカニズム
を利用して、より完全な機能
回復を目指すニューロリハビリ
テーションの基礎的知見となる
ことが期待されます。7日、米
国科学誌「ジャーナル・オブ・
ニューロサイエンス」(オンラ
イン版)に掲載されました。

研究グループは大脳皮質から
筋肉に運動指令を出す中心領域
である第一次運動野の手の運動
機能を担う領域を局所的に損傷
させて、手に運動麻痺を生じた
モデル動物を作製、把握動作を
用いた積極的なリハビリによっ
て運動機能を回復した際の脳の
変化を調べました。この結果、
大脳皮質で手の運動を制御する
運動前野腹側部で、これに加え
て回復の安定期に入ると損傷近
くの第一次運動野でも、活動が
上昇しました。さらに上昇した
領域の活動をブロックすると
運動障害は再発したことから、
脳損傷によって、失われた運動
機能を肩代わりする脳の変化と
結論付けました。

高次脳機能障害について解説

した動画です。



 
 
 
 
 
 
 
返歌で変化を付ける。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

女性が禁煙したい場合、排卵
後のエストロゲン値とプロゲス
テロン値が上昇したときに行う
と成功率が高まるという成果に
は、興奮しました。是非是非、
女性の禁煙希望患者さんで試し
てみたいと思います。ストレス
や不安、抑うつにも配慮して行
う予定です。脳損傷によって失
われた、運動機能を肩代わりす
る脳の変化が解明されたのは、
画期的発見と言えましょう。今
後、脳の機能回復メカニズムを
利用して、より完全な機能回復
を目指すニューロリハビリテー
ションの基礎的知見として新た
なリハビリシステムを構築した
いものですね。

昨日開腹した患者さんの機能
回復。笑

 
 
 
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