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診療マル秘裏話 Vol.311 平成21年11月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次
1)  痛風のリスクを高める遺伝子の発見
2) 光を感じる緑藻遺伝子の遺伝子治療

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 痛風のリスクを高める遺伝子の発見

 
 
 
 
 
「激しい関節痛が起きる痛風
のリスクを高める遺伝子を
発見した」と、松尾洋孝(ま
つお・ひろたか)防衛医大
助教と高田龍平(たかだ・た
っぺい)東京大助教らが11月
4 日付の米科学誌に発表しま
した。尿酸を排出するポンプ
にかかわる遺伝子で、変異が
ある人は最大で、変異がない
人の約26倍も痛風になりや
すく研究チームは痛風の原因
遺伝子とみています。

生活習慣病の痛風の発症の
仕組み解明や、個人個人に適
した治療法や予防法の開発に
つながる可能性があり、松尾
助教は「リスクの高い人は
生活習慣を見直して予防につ
なげることができる」と話し
ています。

痛風は体内で作られた尿酸
が尿などから排出されず血中
に増えることが、発症につな
がるとされています。研究チ
ームは、細胞の外に薬物など
を排出するポンプの役割を果
たす蛋白質「ABCG2」に
着目しました。この蛋白質が
腎臓や腸で、尿酸を尿などに
排出することを見つけました。

この蛋白質を作る遺伝子に
ついて、防衛医大や東京薬科
大などの痛風患者さん161
人と健常な人865人を比較
しました。ポンプが全く働か
ないか、ほとんど働かないよ
うな変異のある人は患者さん
のうち16人、健常者は8人
で、変異によりリスクは約26
倍になるとの計算結果になり
ました。

ポンプが半分だけ働くよう
な変異では、リスクは約4倍
でした。ポンプの機能を低下
させる何らかの変異は、患者
さんの約8割にみられました。

痛風の治療に関する動画

です。



 
 
 
 
 
 
 
通風をしても、足にあたる
と痛い痛風発作。笑

 
 
 
 
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2】 光を感じる緑藻遺伝子の遺伝子治療

 
 
 
東北大国際高等研究教育
機構の富田浩史(とみた・ひ
ろし)准教授(分子生物学)
らの研究グループは11月5日、
「光を感じる緑藻の遺伝子を
組み込んだ失明ラットが正常
に近い視覚を回復することが
分かった」と発表しました。
11日4 日付の米科学誌プロス
ワンに掲載されました。

富田准教授は、「光を感じ
る網膜の視細胞が障害を受け
てしまう網膜色素変性症など
で失明した人の視力回復治療
につながる可能性がある」と
話しています。

研究グループは、緑藻に光
を感じる遺伝子があることに
着目しました。この遺伝子を
組み込んだラットを失明させ
て実験した結果、ものの動き
や色の濃淡の判別などで正常
なラットとほぼ同等の視覚を
取り戻したということです。

研究グループによると、
国内では毎年約1万6千人が
難病の網膜色素変性症や加齢
黄斑変性のほか、糖尿病網膜
症、緑内障などで失明してい
ます。富田准教授らは人に近
いサルを使った実験を進め、
この遺伝子を注入して視力を
回復させる治療法の確立を
目指していく方針ということ
です。

緑藻の一種クロレラの紹介動画

です。



 
 
 
 
 
 
口頭で高等動物を高騰させ
た。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

同じように核酸物質を摂っ
ているのに、痛風になる人、
尿酸値が高い人がいるのか不
思議でした。なかなか食事
療法は、難しく内服治療も
痛風発作がでたまま続けてい
るとますます痛みが激しくな
ったりして、難しい治療です。
動物実験で強制的に失明させ
ると動物愛護団体が文句をい
いそうです。とくにサルなど
人間に近い動物を扱う場合は
十分に警戒しないといけない
と思います。

失明が失名につながる可能
性。笑

 
 
 
 
 
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