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2015-08-31 21:10:39

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診療マル秘裏話 号外Vol.153 平成27年2月14日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)「学校での心臓突然死ゼロを目指して」と題した提言
2)メタボの65歳以上の女性は子宮内膜ガンのリスクが高い

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 「学校での心臓突然死ゼロを目指して」と題した提言

 
 
 
 
 
日本循環器学会の自動体外式
除細動器(AED)検討委員会は、
1月27日、「学校での心臓突然
死ゼロを目指して」と題した
提言を行いました。学校では、
体育の授業や部活動などで不意
に、胸を強打するケースがある
ことから、日ごろの意識、行動
改革によって救命率の向上が見
込めるとしています。100%近
い救命率も「不可能でない」と
し、AEDの適切な設置場所や,
児童生徒への教育など、施策を
示しながら、校内での心突然死
撲滅を呼び掛けています。

総務省消防庁の救急蘇生統計
によると、2005‐13年に目撃さ
れた心原性心停止例のうち、
年齢別生存率は10歳未満が20%
弱、10歳代が40‐50%となって
います。小中学校内で発生した
心停止例(事故除く)の分析
(Mitani Y,et al.Circ J 2014;
78:701-707)によれば、半数は
既に心疾患の管理を受けていま
したが、残る半数は心臓病とは、
診断されていない子供達でした。
目撃例が大半を占める学校で
は、ボールや転倒などで、胸を
強打して心停止に至る事例が起
きやすく、予測は難しいそうで
す。さらに心停止例の90%以上
で心室細動が確認されるため、
同検討委は「AEDがもっと現場
で活用されていれば、さらに高
い救命率が得られた可能性があ
る」と指摘しています。

提言では、小中学校内で発生
する心停止場所はグラウンドが
半数以上に上るとして、「教員
室や警備員室に保管していると
ころもありますが、使われる可
能性の高い場所からのアクセス
を意識する必要がある」とAED
の適切な設置場所を指南してい
ます。また、心停止時の対応に
は時間とチームワークが鍵を握
るとし、各学校に応じたプロト
コールの作成や学校は児童生徒
が救命法の教育を受けるには、
絶好の場として、義務教育の一
環で救命法の指導と訓練が行わ
れるよう求めています。

心臓突然死に関する動画です。



 
 
 
 
 
 
剣術指南になるのは、至難の
技。笑

 
 
 
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2】メタボの65歳以上の女性は子宮内膜ガンのリスクが高い

 
 
 
米国ガン学会(AACR)は1月13日、
メタボリックシンドロームの65
歳以上の女性は、過体重や肥満
とは関係なく子宮内膜ガンのリス
クが高いことを示す研究結果を
紹介しました。同学会ジャーナ
ル、Cancer Epidemiology,
Biomarkers & Prevention誌に
掲載されました。

肥満は、子宮内膜ガンの大きな
リスクファクターです。メタボ
リックシンドロームと子宮内膜
ガンリスクを関連付ける研究は、
これまでにもありましたが、
それが肥満のみによるものなの
か、メタボリックシンドローム
のその他の要素にも関連してい
るのかは明らかになっていませ
んでした。この点を明確にする
ため、研究者らは、SEERガン登録
とメディケアを関連付けたデー
タベースのデータを使用して、
症例対照研究を実施しました。
1993-2007年に子宮内膜ガンと
診断された1万6323人の女性と、
子宮内膜ガンのない女性10万751
人を分析しました。

その結果、米国NCEP ATPIII
基準および国際糖尿病学会の
基準によるメタボリックシンド
ロームの診断を受けた群では、
子宮内膜ガンのリスクがそれぞれ
39%と103%上昇しました。
過体重/肥満を考慮した結果、
リスク上昇率はそれぞれ21%と
17%となりました。また、過体
重、高血圧、高トリグリセリド
値、空腹時血糖値の異常という
データベース内で評価可能な
明確なメタボリックシンドロー
ムの症状がそれぞれに子宮内膜
ガンリスクの上昇に関連している
ことも確認されました。

子宮体ガン(子宮内膜ガン)

についての動画です。



 
 
 
 
 
 
至急、子宮内膜ガンのリスクに
対処。笑

 
 
 
 
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編集後記
体育の授業や部活動などで不
意に胸を強打するケースがある
ことから、日ごろの意識、行動
改革によって救命率の向上が見
込めるというのは、素晴らしい
ことであると思います。是非、
救命率の向上につながるように
して頂きたいものです。メタボ
リックシンドロームの65歳以上
の女性は、過体重や肥満とは、
関係なく子宮内膜ガンのリスクが
高いことを示す研究結果が得ら
れたことは、幸いであると考え
ます。メタボで65歳以上の女性
は、積極的に検診を受けて頂き
たいと思います。ただし、これ
は、米国で得られた研究結果で
あるので、我々日本人とは人種
が違い、食生活も全く違います。
しかし、近年、中高年の女性で
西洋風の食事をする人が増えて
おりますので、米国の後を追う
ように子宮内膜ガンのリスクが、
高くなる可能性を見越して検診
の充実(特に受診率アップ)を
目指して欲しいと思います。

神輿の傾きを見越す。笑

 
 
 
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