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2015-08-10 14:25:51

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診療マル秘裏話 号外Vol.141 平成27年2月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)耳鼻咽喉科で中耳炎の鼓膜の切開を回避可能な抗生物質の登場
2)インフルエンザ予防接種を受けない理由と診察を受けない理由

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 耳鼻咽喉科で中耳炎の鼓膜の切開を回避可能な抗生物質の登場

 
 
 
 
細菌感染などで鼓膜の内側に
炎症ができる急性中耳炎は、子
どもが風邪からかかることが多
い病気の一種です。近年、子ど
も用の新しい抗菌薬が承認され、
治療の選択肢が広がりました。
新しい検査法も普及し、有効な
薬を早く使えるようになりまし
た。

静岡県富士市に住む女性(37)
は昨年9月、生後4カ月の長男
が耳だれを流しているのに気付
きました。市内の「かみで耳鼻
咽喉(いんこう)科クリニック」
で診てもらうと、鼓膜が赤く腫
れており重い急性中耳炎と診断
されました。

抗菌薬を飲ませましたが炎症
は、改善しませんでした。1週
間後、2009年に承認された薬に
変えることになりました。この
薬は、殺菌力が強く従来の抗菌
薬が効かない細菌にも有効とさ
れました。

炎症は少しずつ改善し、12
月上旬におさまりました。一時
は、鼓膜に小さな穴を開けて耳
にたまった膿を出す手術も検討
されましたが、受けずに済みま
した。女性は「できれば鼓膜の
切開を避けたいと思っていたの
で、よかった」と話しています。

急性中耳炎は鼓膜の奥の中耳
に肺炎球菌やインフルエンザ菌
などが感染して、炎症が起きた
状態です。耳の痛みや発熱の他、
ひどくなると鼓膜がはれたり、
耳だれが出たりします。風邪で
鼻水が鼻の奥にたまり、耳につ
ながる管から細菌などが中耳に
入って起こることが多いそうで
す。乳幼児は免疫力が弱いため、
かかりやすいことが分かってい
ます。

かみでクリニックの上出洋介
院長は「冬は風邪から急性中耳
炎になる子どもが増える。風邪
にまぎれた中耳炎にも注意して
ほしい」と話しています。

日本耳科学会や日本小児耳鼻
咽喉科学会などによる作成委員
会が、13年、小児急性中耳炎
診療ガイドラインを4年ぶりに
改定しました。中等症や重症の
治療で、最初に使ったペニシリ
ン系抗菌薬のアモキシシリン等
で症状の改善が見られなかった
場合、09年承認の抗菌薬テビ
ペネムピボキシル(商品名オラ
ペネム)と、子ども向けに同年
承認されたトスフロキサシン(
商品名オゼックス)を使うこと
を推奨しました。

それでも効果が十分でない時
や耳の聞こえにくさを早く改善
したい時は、鼓膜を切って膿を
取り除く「鼓膜切開」が選択肢
となります。ただ、何度も繰り
返すと開けた穴がふさがりにく
くなることがあるということで
す。

和歌山県立医科大の山中昇
教授(耳科学・感染症学)の
推計によると15歳未満の急性
中耳炎の患者で鼓膜切開をした
割合が最も高いのは2歳未満で、
07年で19%でした。新しい
抗菌薬が使われるようになって
減っていき、13年は11%に
なったということです。

山中教授は「新しい抗菌薬は
重症でも比較的効きがよく、
切開しなくても治せる症例が増
えてきたと考えられる」と説明
しています。

抗生物質の乱用で、治療困難

になることもあると指摘している

動画です。



 
 
 
 
 
 
 
水景から推計して水系を言い
当てる。笑

 
 
 
 
 
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2】インフルエンザ予防接種を受けない理由と診察を受けない理由

 
 
 
 
 
 
例年なら、12月になることが
多い「インフルエンザの流行」
宣言です。しかし今シーズンは、
東京都が例年より約3週間も早
い11月27日に宣言したことで、
注目を集めました。東京都感染
情報センターの定点報告を見て
も11月中旬以降、急激に患者数
が増えています。この5年で最
も早いペースだということです。
また、忘れてはならないのは、
ノロウイルス等による、感染性
胃腸炎です。こちらもシーズン
を迎え、2006年以来の大流行を
懸念する声も聞かれています。
記憶に新しいデング熱騒動、
いまだ猛威をふるうエボラ出血
熱など、症状や致死率に違いは
あれど、いずれも病原体が生体
内に侵入・増殖して引き起こさ
れる感染症です。インフルエン
ザや感染性胃腸炎も含め、その
多くが初期段階では発熱、悪寒、
筋肉痛などの共通した症状を出
します。これは比較的軽い上気
道の感染症、つまり「カゼ」と
同じです。実際、インフルエン
ザにしろ、感染性胃腸炎にしろ、
病院を訪れることなく自然に治
ってしてしまった場合には「重
いカゼだった」「今年のカゼは
腹に来た」で済んでしまいます。
現在、話題に上る感染症に
共通する初期症状は「カゼ」と
考える人が多いようです。では
予防策に共通点はあるのでしょ
うか? 例えばインフルエンザ
は「人ごみを避け、手洗いやう
がいを欠かさないこと」、感染
性胃腸炎なら「感染者の作った
料理を食べたり、乾燥した嘔吐
物や便を吸い込まないこと」が
予防につながるとされています。
繁華街での忘年会や、満員電車
での通勤、そして外食などは、
もってのほかです。ストレスや
睡眠不足、運動不足も免疫力を
低下させるから良くありません。
とは言え、仕事を休んで人に
会わずにゆっくりと家で過ごす
など無理な相談です。ビジネス
パーソンにとってはマズい状況
ですが毎年のことでもあります。
多くの人はマスクをして、手洗
いやうがいを心がけ、あとは運
を天にまかせることでしょう。
あるシーズンに限定すれば、イ
ンフルエンザや感染性胃腸炎に
「かからない人」のほうが多い
のですから、これはこれで正し
い身の施し方と考える人が多く
てもやむを得ないものと考えま
す。では「かかって」しまった
らどうするのでしょう? 雪印
メグミルクの調査によると、昨
シーズンにインフルエンザワク
チンによる予防接種を受けなか
った人は約75%。受けなかった
理由の1位は「高価だから(29
%)」、2位は「病院に行くのが
面倒だったから(27%)」だとい
うことです。これは予防に関す
る調査ですが、カゼの症状が重
く「別の病気では? 」と思っ
ても同様の理由で病院での診察
を避ける人は少なくないでしょ
う。
確かにカゼらしき症状が重く、
長引いてもたいていの場合なん
となく治ってしまうものです。
とは言え一般論としては、一週
間以上症状が続き、高熱もある
といった場合には医師の診察を
受けたほうがよいとされていま
す。カゼ以外の感染症、例えば
インフルエンザや感染性胃腸炎
だった場合、病院に出向かず
「ガンばって」通勤している間
に周囲にウイルスを拡散させる
怖れが大きいという訳です。
「やっかいなカゼだったが病院
に行かずに治したよ」とうそぶ
く一人の影に、命を落とす人も
いるかもしれません。懸命に働
くビジネスパーソンには、その
ことを肝に銘じて、欲しいもの
です。

医療機関の選び方に関する

動画です。



 
 
 
 
 
件名を一生懸命に考える。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

急性中耳炎は、ほっておくと
慢性中耳炎になり、さらにそれ
でも、ほっておくと難聴になっ
てしまいます。 ピアニストの
フジコヘミングや物まねのコロ
ッケといった人では、難聴から
全く聞こえない、聾唖者に近い
状態に、なってしまいました。
急性中耳炎は、適切に治療すれ
ば、早く治り、慢性化すること
もありません。上記のフジコ
ヘミングやコロッケと言った人
は、貧困からなかなか治療を受
けられなかったために悪化して
しまいました。それに加え治療
技術がまだ未発達であったせい
もあるようです。いい薬ができ
ているのですから、ペニシリン
などの効きにくくなっている薬
を使わずに最初からオラペネム
やオゼックスを使うことをお勧
めします。ペニシリンを使って
効かなければ、耐性菌であると
言うことが明らかであり、患者
さんを苦しめることになると私
は、考えています。感染症にな
っているのに、いつも何となく
治ってしまっているので、医者
に行くことはないというのは、
非常に感染症を広めるあるいは
悪化させるリスクを伴います。
タバコの火の内は、消し止める
のは、簡単ですが、山火事にな
ってしまってからでは、消火す
ることが困難です。病気でもそ
れは、同じと考えて頂いてよろ
しいのです。感染症にかかった
かなと思ったら早めに医療機関
を受診しましょう。

家事が改善するよう加持祈祷
をしてもらったが火事となった。


 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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