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診療マル秘裏話 Vol.296 平成21年7月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次
1)  緑内障の発症に関わる遺伝子変異
2) メタボは、内臓脂肪の炎症が原因

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 緑内障の発症に関わる遺伝子変異

 
 
 
失明につながることもある緑内障
の発症にかかわる6種類の遺伝子
変異を、京都府立医大のチームが
突き止め、米科学アカデミー紀要
電子版に7月21日発表しました。

6種類すべての遺伝子変異を持
つ人は、正常な人に比べて緑内障
に4倍なりやすいことが確認され
ました。DNAチップなどを使っ
た新たな診断法に応用できると
期待されています。

田代啓(たしろ・けい)教授
(ゲノム医科学)は、「緑内障は
早期発見すれば失明を防ぐことが
できる病気。発症後でしか分から
ない従来の眼底検査に代わる新た
な診断が将来可能になるかもしれ
ない」と話しています。

チームは、個人によって遺伝子
の塩基配列が1カ所だけ異なる一
塩基多型(SNP)に着目しまし
た。国内の緑内障患者約830人
と健康な約750人の遺伝子を比
べ、三つの染色体にある6種類の
SNPを特定しました。これらの
変異があると緑内障を発症しやす
いことを確かめました。

緑内障は目の中を流れる水分が
排出されにくくなって視神経が
障害を起こす病気です。日本人の
後天的な失明原因の25%を占め
ています。

緑内障に関する一問一答の動画

です。



 
 
 
 
 
 
 
発祥遺伝子を特定することで、
発症を防ぐ。笑

 
 
 
 
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2】 メタボは内臓脂肪の炎症が原因だった

 
 
 
 
メタボリックシンドローム(内臓
脂肪症候群)の原因となる、内臓
脂肪の炎症が起きる仕組みを、
永井良三・東京大大学院医学系
研究科教授らが、マウス実験で突
き止めました。免疫細胞の一つ、
Tリンパ球が炎症の引き金になっ
ていました。メタボリックシンド
ロームの治療薬開発につながる
成果ということです。7 月26日付
の米専門誌「ネイチャーメディス
ン」(電子版)に掲載されます。

内臓脂肪が蓄積し、脂肪細胞が
大きくなると、白血球の仲間の
マクロファージなど免疫細胞が集
まって慢性的な炎症が起きます。
炎症によりインスリンの効きが悪
くなることなどがマウス実験で分
かっており、動脈硬化や糖尿病等
につながるということです。しか
し、炎症の起きる仕組みはなぞで
した。

永井教授らは、高脂肪食を与え
た肥満マウスと通常の食事を与え
たマウスを比較しました。 その
結果、肥満マウスは病原菌を撃退
する「CD8陽性Tリンパ球」が、
マクロファージより先に増えてい
ました。

そこで、このリンパ球を減らし
たり、存在しないマウスを作製し
て調べると、高脂肪食を与えても
内臓脂肪組織に炎症が起きない
ことが判明しました。 さらに、
一度炎症が起きたマウスから、
このリンパ球を取り除くと、内臓
脂肪の炎症が抑えられ、インスリ
ンの効きが改善されることなども
分かりました。

真鍋一郎・東京大大学院医学系
研究科特任准教授(循環器内科)
は「このTリンパ球は免疫機能に
とって重要で、すべてを除去する
のは難しい。脂肪組織の肥満化に
よって、Tリンパ球を活性化させ
る物質を見つけられれば、それを
制御することで、メタボリックシ
ンドロームの治療薬開発につなが
る可能性がある」と話しています。

メタボリック症候群を撃退する食事

について述べられています。この

動画で若干言い足りないところと

して、レスベラトロールは、口の

粘膜以外からの吸収が非常に低い

ことと、大豆蛋白を推奨しています

が、大豆の摂り過ぎは、良くない事

を指摘したいと思います。



 
 
 
 
 
 
 
 
炎症がメタボを延焼させた。笑

 
 
 
 
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編集後記

緑内障の発症遺伝子を見つける
研究はエレガントな手法を用いて
いると感じました。色々な難病の
素因をもつ人の研究はこれからも
なされていくものと勝手に想像し
ています。脂肪組織の肥満化によ
ってTリンパ球が活性化するなん
て考えもしませんでした。潰瘍性
大腸炎やクローン病なども免疫が
関与すると言われています。これ
ら炎症性腸疾患もT細胞の関与を
調べてみると面白いのではないで
しょうか?

脂肪組織の炎症がメタボとなり、
死亡に繋がる。笑

 
 
 
 
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