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2015-05-19 00:03:59

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診療マル秘裏話 号外Vol.105 平成26年12月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)ロート製薬が2053人の女性の肌データを解析
2)クッシング病原因遺伝子と発症メカニズムを解明

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
1】ロート製薬が2053人の女性の肌データを解析

 
 
 
35歳までのシミは見えない
かたちで増加し、35歳以降は
見えるシミが増えます。ロート
製薬は2053人の女性の肌デ
ータ解析による研究結果を報告
しました。ロートリサーチビレ
ッジ京都とアオハルクリニック
(東京都港区)の共同研究で、
顕在シミ(目に見えるシミ)の
増加速度は35歳以降で2・3
倍に増加するとともにシミ予備
群(まだ目に見えないシミ、
未来のシミ)は35歳までに
急増することが明らかになりま
した。

顕在シミは年齢とともに増加
し増加スピードは加齢とともに
速くなります。20~35歳と
35~65歳を比較すると、
増加スピードは2・3倍になり
ます。またUVランプを当て、
顕在シミに加え目に見えていな
い表皮に存在するシミ (シミ
予備群)を解析したところ、
顕在シミ・シミ予備群は35歳
までに急増することが分かりま
した。顕在シミと顕在シミ・
シミ予備群の増加スピードを
比較したところ顕在シミ・シミ
予備群は顕在シミの6・2倍の
速さで増加することも分かりま
した。

同社は35歳を過ぎると顕在
シミの増えるスピードが速くな
り、シミが増えたと感じやすく
なるとし、シミ増加を実感しに
くい35歳までの間にシミ予備
群が急増していると結論付け、
目に見えるシミの増加を感じる
前から肌内部で変化が起こって
いることを知り、ケアを積極的
に行うことが重要としました。

ロート製薬の肌ラボのCMです。



 
 
 
 
 
 
 
建材の顕在化。笑

 
 
 
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2】クッシング病原因遺伝子と発症メカニズムを解明

 
 
 
東京工業大学大学院生命理工学
研究科の駒田雅之教授、東京都
医学総合研究所の田中啓二所長ら
の国際共同研究グループは、難治
性疾患であるクッシング病の原因
遺伝子(酵素)と発症メカニズム
を解明しました。糖尿病、高血圧
症、骨粗しょう症などを引き起こ
す、脳下垂体にできた腫瘍の原因
遺伝子と、その遺伝子の変異によ
って副腎皮質刺激ホルモン(AC
TH)が過剰に分泌する分子機構
で治療薬開発につながる可能性が
あります。クッシング病は、厚生
労働省の特定疾病、難治性疾患
克服研究事業に指定された難病で
す。発症機構が未解明なため、
腫瘍の切除以外に有効な治療方法
がありませんでした。

ACTHが過剰分泌となる原因
は、ACTH産生細胞の増殖や
ACTHの分泌に関与している脱
ユビキチン化酵素(USP8)の
ホットスポット変異(構成するア
ミノ酸1個の置換あるいは欠失)
で、脳下垂体腫瘍の網羅的ゲノム
解析の結果で分かりました。通常、
細胞内では酵素が正しく働くよう
に制御されていますが変異USP
8の異常な活性化ではその仕組み
が働かず、結果として、ACTH
産生細胞の過増殖(腫瘍形成)や
ACTHそのものの過剰分泌に
つながっているそうです。

変異USP8の働きを阻害する
ことがクッシング病治療に有効で、
USP8を分子標的とする治療薬
の開発が期待されます。また、
変異USP8は特定の部位で切断
され活性化することから、この
切断を阻害する酵素を同定する
ことも治療薬開発につながります。

脳下垂体から、産生されるAC
THは、副腎から血糖値を上昇さ
せる糖質コルチコイド(ステロイ
ドホルモン)の分泌を促進します。
クッシング病は脳下垂体にできた
腫瘍から過剰に分泌されたACT
Hによって、糖質コルチコイドが
必要以上に産生され、中心性肥満、
糖尿病、高血圧症、骨粗鬆症など
を発症させます。現在の治療方法
は腫瘍の外科切除に頼っています
が、高度な技術を要します。

ドイツのメディツィニシュ・ク
リニック・ウント・ポリクリニッ
クIV研究所などを含めた、国際
研究グループの成果です。12月
8日付の英国科学誌「ネイチャー・
ジェネティクス」のオンライン
速報に掲載されました。

クッシング症候群に関する講義

その1の動画です。



クッシング症候群のその2の講義

動画です。



 
 
 
 
 
 
 
必要以上に産生されたACTH
を抑制することに賛成。笑

 
 
 
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編集後記

35歳を過ぎると顕在シミの増え
るスピードが速くなり、シミが増
えたと感じやすくなるそうです。
シミ増加を実感しにくい35歳ま
での間にシミ予備群が急増してい
ると結論付けられました。目に見
えるシミの増加を感じる前から肌
内部で変化が起こっていることを
知り、ケアを積極的に行うことが
重要ですね。しかしなかなか増加
を感じる前から行動するというの
は、難しい気がします。しかし、
そこさえできれば、シミの増加を
防げるなら、女性の皆様方は、
こぞって行動することでしょう。
ACTHが過剰分泌となる原因
は、ACTH産生細胞の増殖や
ACTHの分泌に関与している脱
ユビキチン化酵素(USP8)の
ホットスポット変異(構成するア
ミノ酸1個の置換あるいは欠失)
であることが分かり、この変異U
SP8の働きを阻害することがク
ッシング病治療に有効で、USP
8を分子標的とする治療薬の開発
が期待されますね。

久蔵という名前が急増した。笑

 
 
 
 
 
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