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2015-05-14 09:56:40

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診療マル秘裏話 号外Vol.103 平成26年12月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)「病は気から」を明確な分子の言葉で語ることが可能
2)国内で10年以上凍結保存した卵子で出産したケース

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】「病は気から」を明確な分子の言葉で語ることが可能

 
 
 
 
昨今の健康志向の高まりとともに
ストレスと免疫の関係が注目されて
います。神経系が免疫機能の調節に
関わっていることは古くから広く知
られていますが、そのメカニズムに
関しては十分な科学的根拠がまだ得
られていません。
こうした背景をもとに、大阪大学
免疫学フロンティア研究センターの
鈴木一博准教授らの研究グループは、
交感神経から分泌される、神経伝達
物質・ノルアドレナリンが免疫に及
ぼす影響を、リンパ球の体内動態に
注目して解析しました。その結果、
交感神経が炎症性疾患の病態にも関
わることを突き止めたと発表しまし
た。今回の研究では、交感神経が、
免疫を調節する分子メカニズムの
一端が明らかになったということで
す。
今回の研究によって、交感神経
からの入力がβ2アドレナリン受容
体とケモカイン受容体のクロストー
クを介して、リンパ球の体内動態を
制御することが明らかになり、さら
に、このメカニズムが炎症性疾患の
病態にも関与することが示されまし
た。結果によると、ストレスが加わ
ることによって交感神経が興奮する
と、炎症性疾患の症状が「良くなる」
ことが示唆されたという。
これは、「ストレスが健康に悪影
響を及ぼす」という一般的な考え方
からすると、逆説的な印象を受ける
結果ですが、免疫本来の役割は、
病原体の感染から、我々の体を守る
ことです。そのため免疫反応が過剰
に起こってしまった結果が、炎症性
疾患の発症へとつながります。
つまり免疫は、我々の体にとって
良い方向にも悪い方向にも作用する
「諸刃の剣」とも言えます。したが
って、同研究で明らかになった交感
神経系によるリンパ球の体内動態の
制御は、ストレスが加わった際に、
感染防御という免疫の本来の機能が
損なわれた結果であり、「ストレス
によって免疫力が低下する」ことの
一因となる可能性があるそうです。
交感神経による免疫制御の分子メ
カニズムの一端を解明した今回の
研究を足掛かりとして、ストレスあ
るいは情動が交感神経を介して免疫
機能にどのように反映されるのか、
まさに「病は気から」を明確な分子
の言葉で語ることが可能になると同
研究チームは予想しています。
それが実現すれば、交感神経によ
る免疫制御に関わる分子を標的とし
て、ストレス応答を人為的にコント
ロールするという新しいコンセプト
に基づいた病気の予防・治療法の
開発にもつながると期待されていま
す。

ストレスと活性酸素の関係を示した

動画です。



 
 
 
 
 
 
 
一旦逃げた一反木綿の一端。笑

 
 
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2】国内で10年以上凍結保存した卵子で出産したケース

 
 
 
 
血液ガンの治療で生殖機能を失う
恐れがあった当時高校2年の女性
(30)=愛知県=から卵子を採取
して凍結保存、12年後に解凍して
夫の精子と体外受精した受精卵を
子宮に戻すことで、ことし8月に
女性が出産していたことが5日、
分かりました。

精子や受精卵に続き、近年、卵子
(未受精卵)も凍結保存できるよう
になりましたが、国内で10年以上
凍結保存した卵子で出産したケース
は珍しいそうです。ガン治療で不妊
に悩む患者さんにとっては福音とな
る一方、晩婚化を背景に、将来の
妊娠に備えて、卵子凍結をする未婚
女性も増えており、こうした傾向に
拍車がかからないか懸念する声もあ
ります。

卵子凍結と女性の考え方についての

動画です。



 
 
 
 
 
 
 
蛍光ペンを携行する傾向。笑

 
 
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編集後記

免疫は、我々の体にとって良い方向
にも悪い方向にも作用する「諸刃の剣」
と言える存在であることが、分かりま
した。ストレスが過剰になりすぎない
程度に、交感神経を興奮させて免疫の
力をアップするというのが、よろしい
ようです。またストレスが、全くない
状況では、人間は生きられないという
ことも申し述べておきます。 精子や
受精卵に続き、近年、卵子(未受精卵)
も凍結保存できるようになったのは、
喜ばしいことです。卵子は、精子と異
なり、産まれた時には、その個数が定
められており、後は、老化するだけで
あることを考えれば、若い時に卵子を
保存しておくことは、非常に重要な事
であると私は、思います。閉経を超え
た女性でも、若い卵子の提供が受けら
れれば、出産可能であることから卵子
の老化が、高齢出産のリスクの大きな
割合を占めると考えられます。さらに
子宮を手術などで失った女性でも子宮
の移植により、出産可能となった事例
があったことを考えると、女性の身体
は、なんと神秘的な能力を秘めている
のかと驚きを隠すことができません。

皮膚の真皮の神秘。笑

 
 
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藤田 亨
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