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2015-05-08 06:54:45

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診療マル秘裏話 Vol.296 平成21年7月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次
1)  緑内障の発症に関わる遺伝子変異
2) メタボは、内臓脂肪の炎症が原因

 
 
 
 
 
 
 
 
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り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 緑内障の発症に関わる遺伝子変異

 
 
 
失明につながることもある緑内障
の発症にかかわる6種類の遺伝子
変異を、京都府立医大のチームが
突き止め、米科学アカデミー紀要
電子版に7月21日発表しました。

6種類すべての遺伝子変異を持
つ人は、正常な人に比べて緑内障
に4倍なりやすいことが確認され
ました。DNAチップなどを使っ
た新たな診断法に応用できると
期待されています。

田代啓(たしろ・けい)教授
(ゲノム医科学)は、「緑内障は
早期発見すれば失明を防ぐことが
できる病気。発症後でしか分から
ない従来の眼底検査に代わる新た
な診断が将来可能になるかもしれ
ない」と話しています。

チームは、個人によって遺伝子
の塩基配列が1カ所だけ異なる一
塩基多型(SNP)に着目しまし
た。国内の緑内障患者約830人
と健康な約750人の遺伝子を比
べ、三つの染色体にある6種類の
SNPを特定しました。これらの
変異があると緑内障を発症しやす
いことを確かめました。

緑内障は目の中を流れる水分が
排出されにくくなって視神経が
障害を起こす病気です。日本人の
後天的な失明原因の25%を占め
ています。

緑内障に関する一問一答の動画

です。



 
 
 
 
 
 
 
発祥遺伝子を特定することで、
発症を防ぐ。笑

 
 
 
 
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2】 メタボは内臓脂肪の炎症が原因だった

 
 
 
 
メタボリックシンドローム(内臓
脂肪症候群)の原因となる、内臓
脂肪の炎症が起きる仕組みを、
永井良三・東京大大学院医学系
研究科教授らが、マウス実験で突
き止めました。免疫細胞の一つ、
Tリンパ球が炎症の引き金になっ
ていました。メタボリックシンド
ロームの治療薬開発につながる
成果ということです。7 月26日付
の米専門誌「ネイチャーメディス
ン」(電子版)に掲載されます。

内臓脂肪が蓄積し、脂肪細胞が
大きくなると、白血球の仲間の
マクロファージなど免疫細胞が集
まって慢性的な炎症が起きます。
炎症によりインスリンの効きが悪
くなることなどがマウス実験で分
かっており、動脈硬化や糖尿病等
につながるということです。しか
し、炎症の起きる仕組みはなぞで
した。

永井教授らは、高脂肪食を与え
た肥満マウスと通常の食事を与え
たマウスを比較しました。 その
結果、肥満マウスは病原菌を撃退
する「CD8陽性Tリンパ球」が、
マクロファージより先に増えてい
ました。

そこで、このリンパ球を減らし
たり、存在しないマウスを作製し
て調べると、高脂肪食を与えても
内臓脂肪組織に炎症が起きない
ことが判明しました。 さらに、
一度炎症が起きたマウスから、
このリンパ球を取り除くと、内臓
脂肪の炎症が抑えられ、インスリ
ンの効きが改善されることなども
分かりました。

真鍋一郎・東京大大学院医学系
研究科特任准教授(循環器内科)
は「このTリンパ球は免疫機能に
とって重要で、すべてを除去する
のは難しい。脂肪組織の肥満化に
よって、Tリンパ球を活性化させ
る物質を見つけられれば、それを
制御することで、メタボリックシ
ンドロームの治療薬開発につなが
る可能性がある」と話しています。

メタボリック症候群を撃退する食事

について述べられています。この

動画で若干言い足りないところと

して、レスベラトロールは、口の

粘膜以外からの吸収が非常に低い

ことと、大豆蛋白を推奨しています

が、大豆の摂り過ぎは、良くない事

を指摘したいと思います。



 
 
 
 
 
 
 
 
炎症がメタボを延焼させた。笑

 
 
 
 
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編集後記

緑内障の発症遺伝子を見つける
研究はエレガントな手法を用いて
いると感じました。色々な難病の
素因をもつ人の研究はこれからも
なされていくものと勝手に想像し
ています。脂肪組織の肥満化によ
ってTリンパ球が活性化するなん
て考えもしませんでした。潰瘍性
大腸炎やクローン病なども免疫が
関与すると言われています。これ
ら炎症性腸疾患もT細胞の関与を
調べてみると面白いのではないで
しょうか?

脂肪組織の炎症がメタボとなり、
死亡に繋がる。笑

 
 
 
 
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2015-05-08 00:43:15

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診療マル秘裏話 号外Vol.100 平成26年12月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)服薬を要する喘息患者では、心臓発作リスクが有意に高い
2)精神的安定と親密な人間関係が女性の性へ重要な寄与因子

 
 
 
 
 
 
 
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1】服薬を要する喘息患者では、心臓発作リスクが有意に高い

 
 
 
 
 
米国心臓協会(AHA)は11月16
日、喘息症状を最近経験した患者
さんや服薬を要する喘息患者さん
では心臓発作リスクが有意に高い
ことを示した2件の研究を紹介し
ました。いずれも同学会年次集会
で、発表されました。

6792人(平均62歳、男性47%)
を対象に、心疾患発症の早期徴候
を追跡したウィスコンシン大学の
研究では、心疾患危険因子につい
て調整後10年間追跡調査しました。
同期間中、毎日の投薬を必要とす
る喘息患者さんは、心臓発作や脳
卒中などの心血管事象を起こす
可能性が非喘息者より60%高いと
いう結果がでました。また、喘息
と心疾患はともに体内の炎症マー
カーが上昇しますが、長期管理薬
を投薬中の喘息患者さんの炎症マ
ーカー値(C反応性タンパク、フ
ィブリノーゲンなど)は、非喘息
患者さんと比べて有意に高いとい
う結果がでました。また、喘息の
既往はありますが、現時点で日々
の服薬が、必要ない患者さんでは、
炎症マーカーの中等度の上昇が見
られました。

一方、心臓発作の既往歴を持つ
患者さん543人と同性同年齢の非
患者さん543人と比較した研究で
は、通常の心疾患危険因子(肥満、
高血圧、喫煙、糖尿病、高脂血症)
調整後、喘息と診断された患者
さんの方が心臓発作リスクが70%
高いことが分かりました。さらに、
過去1年間に喘息の症状が出た、
喘息で医療機関を訪れた患者さん、
および服薬している患者さんとい
った「活動性喘息」が心臓発作を
起こす可能性は、直近に症状のな
かった患者さんの2倍に上りまし
た。

それぞれの研究の関係者は、喘息
患者さんの心血管危険因子管理の
重要性、および心臓発作の徴候を示
した喘息患者さんの早期受診の重要
性を指摘しています。

心筋梗塞のメカニズムに関する講義

動画です。



 
 
 
 
 
 
 
朝貢を長考して、聴講生となり、
徴候を見逃さなくなった。笑

 
 
 
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2】精神的安定と親密な人間関係が女性の性へ重要な寄与因子

 
 
 
米国内分泌学会(ENDO)は11月20
日、更年期女性においてテストステ
ロンや他の生殖ホルモンが、性への
関心や性機能を左右する働きは限定
的であり、人間関係や精神的安定と
いったホルモン以外の要因の影響が
大きいことを示唆する研究を紹介し
ました。同学会誌Journal of Clinical
Endocrinology & Metabolism誌に
掲載されました。

研究では、10年にわたる全国女性
健康調査に参加した3302人の女性の
データを調査し更年期における生殖
ホルモンと性機能の関連性を分析し
ました。性への興味および性活動に
関する質問とテストステロンの血中
濃度およびテストステロンやエスト
ラジオールの原料となるデヒドロエ
ピアンドロステロンサルフェート
(DHEAS)、卵胞刺激ホルモン(FSH)
などの他の生殖ホルモンの血中濃度
の測定を実施しました。

その結果、テストステロン濃度や
DHEAS濃度の高い女性の方が性的欲情
やマスターベーションの頻度が高く、
FSH濃度の高い女性はマスターベーシ
ョンの頻度が低いことが分かりまし
た。しかし、悲観的になることが少
なく、人間関係に十分満足している
女性は性機能も良好であった事から、
研修者らは生殖ホルモンはマスター
ベーションへの欲求やその頻度に
関連してはいますが、ホルモン濃度
と性機能の関連性は、極めて微妙で
あるとの見解を示しています。

また精神的安定と親密な人間関係
が、女性の性へのかなり重要な寄与
因子と判明した結果から研究者は、
「性機能に不満のある更年期の女性
は、治療について適格な医療従事者
に相談する際にホルモン以外の要因
が影響を与えていないかどうか考慮
すべきである」と指摘しています。

動物学的には、女性が長期的戦略

に則って生殖戦略を組んでいると

言う動画です。



 
 
 
 
 
 
喜代さんが毀誉褒貶に寄与する。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
編集後記

過去1年間に喘息の症状が出た、
喘息で医療機関を訪れた患者さん、
および服薬している患者さんとい
った「活動性喘息」が心臓発作を
起こす可能性は、直近に症状のな
かった患者さんの2倍に上ったと
言う結果は、衝撃的ですね。喘息
の患者さんは、心臓発作も気を付
けなければ、ならないということ
が浮き彫りになりました。
人間関係や精神的安定といった
ホルモン以外の要因の影響が性へ
の関心や性機能を左右する働きが
あるということは、本当に驚きま
した。男性は、単純で女性は複雑
ともいえるでしょう。そのことを
分かった上で、女性をケアーでき
る男性だけが、家族を作り子孫を
残せると言っても過言ではないで
しょう。

四村の子孫。笑

 
 
 
 
 
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