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2014-07-14 21:26:50

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診療マル秘裏話 Vol.103 平成17年11月24日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 肝細胞ガンの予測
2) 肥満を抑えるホルモン

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。
1】肝細胞ガンの予測

肝細胞ガンを、発症の1年前に高い
確率で予測できる新しい診断技術を、
坪内博仁(つぼうち・ひろひと)・
鹿児島大大学院教授と宮崎大医学部
の研究グループが開発しました。
診断は血液1滴で可能であるといわ
れています。11月11日から開かれる
米肝臓病学会で発表される予定です。

肝細胞ガンの早期診断は現在、
超音波検査と血液中の腫瘍(しゅ
よう)マーカー(ガンの目印)測定
の組み合わせが中心ですが、より
手軽で精度の高い発症予測が可能に
なり、治療の成功率が高まると期待
されています。

研究を支援した宮崎県産業支援
財団によると、研究グループは肝
細胞ガンの患者さんや健康な人を
含む計約110人の血液を調べ、患者
さんだけに見られたり、量が多かっ
たりするタンパク質6種類を特定し
ました。診断は、この6種類の量を
専用の装置で解析し、基準値と比較
して発症の危険性を判断するという
ことです。

肝細胞ガンの7人の患者さんに
ついて、従来の方法でガンではない
と診断されていた約1年前の血液を
新技術で調べたところ、6人は既に
ガンだったことが分かったといわれ
ています。

肝臓ガンについて分かりやすく解説

している動画です。

www.youtube.com/watch?v=vsJsY_G1Q8Q

 
 
 
 
 
 
 































一年前から予測することができれ
ば、治療も進歩することが予想され
ます。またドラエモンのように未来
から、タイムマシーンで予防を呼ぼう!笑

 
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2】肥満を抑えるホルモン

食欲を抑制する作用がある新たな
ホルモンを米スタンフォード大の
チームがラットの胃で発見したそう
です。この物質は「オブスタチン」
と名付けられ、11月11日付の米科学
誌サイエンスに発表されました。

オブスタチンは、日本で発見され
た食欲促進ホルモン「グレリン」と
もとになる遺伝子が共通なのに、
機能はほぼ正反対だそうです。こう
した例は非常に珍しいといわれてい
ます。

2つのホルモンの役割を解明する
ことで、先進各国で深刻な問題にな
っている肥満の治療薬開発につなが
る可能性があるということです。

チームはグレリンの遺伝子や、
グレリンのもとになる前駆体の
アミノ酸配列を、人間やマウスなど
約10の哺乳(ほにゅう)類について
調べ、同じ遺伝子からグレリンとは
別のタンパク質がつくられている
可能性が高いと予測しました。そし
てラットの胃から予測通りに
オブスタチンを発見しました。

合成したオブスタチンをラットに
注射したところ、餌を食べる量が減
ったうえ、消化にも時間がかかり、
体重増加のスピードが鈍くなったと
いうことです。人間でも同様の効果
があるかどうかの確認はこれからだ
そうです。

食欲をコントロールする方法について

解説している動画です。

www.youtube.com/watch?v=t4z_Mxd5hJY

 
 
 
 
 
 
 





































又一つ天高く、馬ではなく、人間
肥ゆるを抑制するホルモン治療の
可能性がでてきました。重い副作用
がなく、副作用、相互作用(飲み合
わせ)の少ないホルモン治療の可能
性を信じたいものです。笑

 
 
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編集後記

ホルモンは、もともと人間の体の
なかに備わっている生理活性物質で
す。ただホルモンは微量だから
副作用や相互作用がでにくいと考え
られています。インシュリンでは、
投与しすぎると低血糖が起こり
ます。インスリンは1921年に
Bantingらによって発見されました。
しかし発見当初のインスリンの力価
にはばらつきがあり、一定の血糖
降下作用を得るのが難しかったそう
です。このため、1922年にBanting
らは「正常ウサギの血糖を0.045%
(45mg/dL)にまで下げる量」とし
てインスリンの単位を定めました。
その翌年の1923年、エディンバラで
開かれた国際連盟保険機構の標準化
委員会で、インスリンの単位は、
「約2kgの24時間絶食ウサギの血糖
を3時間以内に痙攣レベルにまで下
げうる量」と定義されました。副作
用を利用して単位をきめるとは、
ホルモン療法も容易ではないことが
わかりますね。

用意が良くても容易でない。笑

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