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診療マル秘裏話 Vol.352 平成22年9月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) ペプチドガンワクチンによる免疫療法の実際
2) 「PPARγ(ガンマ)」で脂肪蓄積の調節

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 ペプチドガンワクチンによる免疫療法の実際

 
ガンワクチンによる免疫療法の
研究を進めている北海道大遺伝子
病制御研究所のグループは8月
17日、新型のワクチンを使った
臨床試験で一定の効果が得られた
と発表しました。

ガンのワクチン療法は、ガン
細胞表面の小さな突起(ペプチド)
を目印に、免疫細胞がガン細胞を
攻撃する現象に着目した治療です。
人工的に作ったペプチドを注射
することで、体内に免疫細胞が
大量にでき、ガン細胞を攻撃しま
す。

これまでのワクチンはガン細胞
を直接攻撃する「キラーT細胞」
を増殖させる効果がありましたが、
研究グループは免疫調節の司令塔
役を果たす「ヘルパーT細胞」も
同時に活性化するペプチドを人工
的に合成しました。そのペプチド
をワクチンとして活用しました。

昨年から北大病院などで始めた
臨床試験で、6例のうち4例で
ガンに対する免疫力が向上しまし
た。抗ガン剤や放射線による治療
が効かない進行乳ガンに投与した
近畿大病院(大阪府)の例では、
CTスキャン上でガンの転移した
部分が完全に消えたことが確認さ
れました。

研究グループの西村孝司(にし
むら・たかし)教授(免疫学)は
「まだ安全性試験の段階だが、
良好な結果が得られた。製薬会社
との連携などでさらに開発を進め
たい」と話しています。

ガンペプチドワクチンの高度医療に

関する記者会見の動画です。

www.youtube.com/watch?v=wfG73OG6qvo

 
 
 
 
 
 
 






























ガンワクチンの実用化が、ガン
ガン進んで欲しい。笑

 
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2】 「PPARγ(ガンマ)」で脂肪蓄積の調節

糖尿病などに関係するたんぱく
質「PPARγ(ガンマ)」に、
神経伝達物質セロトニンが結合す
ると脂肪蓄積の調節などが進む
ことを大阪大などの研究グループ
が解明しました。幅広い糖尿病
治療薬の開発が期待され、論文が
欧州の科学誌に掲載されました。

PPARγは、脂肪酸と結合す
ると活性化し、糖の分解を行い、
体重のコントロールや血中の糖の
量を調節するきっかけとなる働き
をします。現在の糖尿病治療では、
この後、インスリンの機能をコン
トロールする薬を投与します。
研究グループは、たんぱく質など
の結晶にX線をあて、セロトニン
も脂肪酸と同じようにPPARγ
にくっついていることを発見しま
した。脂肪酸が結合した時と同じ
働きをしていることを突き止めま
した。

PPARγは、アディポネクチンの産生

を促進することで、インシュリンの感受性

をアップさせることが分かっています。

インシュリンと血糖値の関係を分かり

やすく解説した動画です。

www.youtube.com/watch?v=koWDOSXkGiM

 
 
 
 
 
 
































脂肪酸は結合の志望さんではありません。笑

 
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編集後記

ガンワクチンがこれ程進化して、
臨床試験まで行われていたとは、
驚きです。温熱療法に較べ身体の
負担が少ないので、何をしても
良くならない末期のガン患者さん
には、有望な治療でしょう。
PPARγは、不思議な物質です。
脂肪酸だけでなくセロトニンとも
結合して、糖や脂質の代謝に関係
するなど、まだまだ研究の余地が
あるようです。私が習ったのは、
インシュリンの感受性を改善する
ということだったと記憶していま
す。さらなる研究の成果が生かさ
れると糖尿病の治療も格段に進歩
するでしょう。

各団が格段に進歩する。笑

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