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診療マル秘裏話 Vol.153 平成18年11月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) イチゴを食べると頭が良くなる?
2) 神経細胞の情報伝達に必要なタンパク質

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。
1】イチゴを食べると頭が良くなる?

野菜や果物に広く含まれる
フラボノイドの一種
「フィセチン」を摂取すると、
記憶力が向上することを、
武蔵野大(西東京市)と米
ソーク研究所の共同チームが
動物実験で確認し、10月16日
付の米科学アカデミー紀要
電子版に発表しました。
フィセチンはイチゴに多く含
まれていますが、「人への
効果はこれから調べる」と話
しています。

記憶をつかさどるのは、
大脳の奥にある「海馬」です。
海馬に入ってきた情報は
「長期増強」という仕組みで
記憶として定着します。武蔵
野大薬学研究所の赤石樹泰
助手と阿部和穂教授は、認知
症に効果のある物質を探す
過程で、フラボノイドの一種
フィセチンに注目しました。
フラボノイドは強い抗酸化
作用があり、老化防止への
効果が知られるポリフェノー
ルの代表的な物質です。

ラットの海馬を取り出して
生きた状態に保ちフィセチン
の水溶液を細胞にかけると、
長期増強を担う分子が活性化
しました。次に生きたマウス
を使って実験しました。2個
の物体を健康なマウスに記憶
させ、24時間後、2個の
うち1個を別のものにすり替
えて再び見せます。前日、
物体を見せる前にフィセチン
の水溶液を飲ませたマウスは、
すり替えた物体にだけ興味を
示しました。しかし、この
水溶液を飲まなかったマウス
は、どちらの物体にも均一に
興味を示し、前日に見たこと
を忘れていました。

認知機能をアロマテラピーで改善

するという動画です。

www.youtube.com/watch?v=_rge-uGA1Ws

 
 
 
 
 
 
 
 
































認知症の老人には一期一会
で、イチゴをすすめましょう。笑

 
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2】 神経細胞の情報伝達に必要なタンパク質

神経細胞が次の神経細胞に
情報を伝える通路となる軸索
ができる過程で”司令塔”の役
割を果たすタンパク質を見つ
けたという研究結果を、稲垣
直之(いながき・なおゆき)
奈良先端科学技術大学院大助
教授(神経科学)らが米科学
誌に10月9日、発表しました。

稲垣助教授は「脊髄(せき
ずい)損傷や脳卒中で軸索が
切れ、障害が残った人の治療
法を開発できる可能性がある」
と話しています。

軸索は、神経細胞にある
スパイク状の短い樹状突起
とは別に、細胞から1本だけ
長く伸びた部分です。

稲垣助教授らは、高性能
のタンパク質分離装置を
開発し、神経細胞で軸索
だけに集中するタンパク質
を特定、「シューティン」
と名付けました。ラットの
実験で、このタンパク質は
樹状突起ができる際に急激
に増加しました。やがて1本
の突起の先端部分に集まり、
この突起が伸びて軸索になり
ました。

軸索形成にかかわるほかの
タンパク質を誘導しており、
シューティンが減少すると
軸索の伸びが抑えられました。

神経系解剖学の基本に関する動画

です。

www.youtube.com/watch?v=2rkZ6lUsS7Q

 
 
 
 
 
 
 
 


























樹状突起は、樹上特記では
ありません。笑

 
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編集後記

イチゴを食べると長期記憶
の形成がスムーズになるなら、
受験生にはもってこいの
フルーツでしょう。軸索形成
に必要なタンパク質がみつか
ったのは、大発見といえます。
神経成長因子との関係を明ら
かにして欲しいと思います。
ちなみに神経成長因子を発見
した人は、ノーベル賞をもら
っています。
成鳥が成長して性徴を起こす
という話を清聴した。笑

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