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診療マル秘裏話 Vol.452 平成24年7月26日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1)  レプトスピラ症に注意
2) 乳房再生の臨床試験

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 レプトスピラ症に注意

国立感染症研究所の感染症情報
センターは、このたび激甚災害に
認定された「九州北部豪雨」に
つき、7月19日時点での感染症
リスク評価の結果を公表しました。

被災地で注意すべき感染症は次
の7つを挙げています。急性胃腸炎、
レプトスピラ症、日本脳炎、急性
呼吸器感染症、結核、破傷風、
レジオネラ症です。それぞれの
疾患の概要や予防法の解説を
ホームページに掲載し、注意を促
しています。

最もリスクが高いと評価されて
いるのはレプトスピラ症です。
ネズミなどの尿中の病原体に汚染
された水や土壌、飲食物を経由し
てヒトに感染します。ヒトから
ヒトへの感染はまれです。センター
は、汚染された環境との接触を減
らすことが感染予防には重要と
説明しています。

レプトスピラ症の症状は不顕性
から劇症まで様々です。インフル
エンザ様の軽症型が多いですが、
黄疸や腎不全を伴う重症型も起こ
り得ます。治療にはペニシリンG
やドキシサイクリンなどが用いら
れます。ペニシリン静注投与後に
は、発熱や低血圧を主症状とする
ショック「ヤーリッシュ・
ヘルクスハイマー反応」が起こる
可能性があり、注意して観察する
必要があります。

昨年の8月中旬に起きた杉並区

集中豪雨に関するニュース動画です。

www.youtube.com/watch?v=B54Bn4u_ThE

 
 
 
 
 
 
 
 






































 
節食していると摂食が恋しく
なり、人と接触する。笑

 
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2】乳房再生の臨床試験

脂肪組織になる能力がある脂肪
幹細胞を自分の体からとり、ガン
の手術で乳房を部分切除した所に
移植し乳房を再び形成する臨床
研究を鳥取大病院(鳥取県米子市)
が始めます。中山敏(なかやま・
びん)准教授らが7月24日発表
しました。

厚生労働省によると、こうした
再形成の臨床研究が、同省の
「ヒト幹細胞を用いる臨床研究
指針」の承認を受けたのは初めて
ということです。既に一部の医院
などが治療として実施しています
が、国の指針に基づき安全性や
有効性を検証するのが目的という
ことです。

中山准教授は「今は保険適用外
だが、研究が成功すれば適用への
道が開ける。再生医療を標準的な
医療の選択肢の一つにしたい」と
話しています。

対象は、乳房をできるだけ残す
温存手術を受けた患者さん5人で、
7月25日から募集します。

臨床研究では、患者さんの腹部
や太ももから脂肪を吸引し、吸引
量の半分から脂肪幹細胞を抽出し
ます。残り半分の脂肪組織とまぜ
て、患者さんの乳房に注入します。
術後最初の1年間は数カ月おきに
経過を観察し、乳ガンの再発も5
年間チェックします。

同病院によると、脂肪幹細胞を
使った乳房再形成は血管が新しく
作られやすく、移植した組織が
萎縮しにくいということです。
ほかの手法として、患者さん本人
からとった脂肪組織や血管を移植
したり、シリコーンなどの人工物
を入れたりするものがありますが、
萎縮や、異物によるアレルギー
反応などの課題があるほか、部分
的なくぼみができた場合はこれら
の方法では難しいということです。

乳房の再生医療に関して簡潔に

解説している動画です。

www.youtube.com/watch?v=07LsItwri4A

 
 
 
 
 
 
 
 






































仮題が過大過ぎて課題が多い。笑

 
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編集後記

ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー
反応 Jarisch Herxheimerとは、
抗生物質投与後に体内の細菌が
一斉に崩壊して毒素が短時間で
血液中に放出され、発熱・低血圧
などのショック症状を起こすこと
をいいます。治療を真っ当に行な
っているにもかかわらずこうした
ことが起こる危険は十分認識して
置く他なさそうです。脂肪幹細胞
を使った乳房再形成はどんどん進
めて欲しいと思います。ガンで
乳房を取らざるを得ないとしても、
そのあとのフォローをきちんと
すべきであると私は思います。

 
形成外科が進歩して形勢逆転。笑
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