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診療マル秘裏話 Vol.454 平成24年8月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 自閉症の未成年者は、血液の脂質濃度が低いことが多い
2)難病「筋萎縮性側索硬化症」の治療薬の素材物質の発見

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 自閉症の未成年者は、血液の脂質濃度が低いことが多い

自閉症の未成年者には、血液の
脂質濃度が通常に比べ約2割低い
「低脂血症」が多いことが浜松
医科大の松崎秀夫特任准教授
(分子精神医学)の研究で分かり
ました。

7月4日に埼玉県和光市で開か
れる研究会で発表します。自閉症
の原因解明につながる成果で、
これまでなかった自閉症の数値的
診断基準としても注目されます。

自閉症児174人と、通常の
180人を比べたところ、自閉症
児の方が、血液の中性脂肪とコレ
ステロール濃度が低いことが分か
りました。

この結果を基に、血中の中性
脂肪濃度を自閉症の判定基準と
して使った場合、8歳以下では
自閉症児の約8割が該当し、検査
として有効なことが分かりました。
社会的適応のためには、自閉症を
早期に発見し支援することが大事
ですが、これまでは専門医の診察
に頼るしかなく、数値データを基
にした診断基準はありませんでし
た。

自閉症のお子さんの日常生活を

レポートした動画です。

www.youtube.com/watch?v=lk8IxZQC-vw

 
 
 
 
 
 
 

































私室にはいる資質があります。笑

 
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2】難病「筋萎縮性側索硬化症」の治療薬の素材物質の発見

全身の筋肉が徐々に動かなく
なる難病「筋萎縮性側索硬化症
(ALS)」の治療薬のもとに
なり得る物質を、患者の人工多能
性幹細胞(iPS細胞)を使って
見つけ出したと京都大iPS細胞
研究所などのチームが8月1日、
発表しました。ALS患者の
iPS細胞を使い、治療薬の素材
を発見したのは世界で初めてと
いうことです。

ALSは筋肉の動きや運動を
つかさどる神経が死滅し、50~
60代を中心に発症する疾患
ですが有効な治療法は確立されて
いません。

物質は「アナカルジン酸」と
いう化合物です。チームは、
ALSの病態を持つ神経細胞の
症状をこの物質で改善させており
「新薬開発の大きな一歩。明確な
副作用は出ていないが、動物など
で安全性を確かめるのが課題だ」
と話しています。

筑波大や群馬大などとの共同
研究で、成果は米医学誌電子版に
掲載されました。

チームは、神経細胞の成長に
必要な複数の遺伝子の働きに関わ
るTDP43という遺伝子に着目
しました。TDP43に変異の
あるALS患者さんの皮膚細胞
からiPS細胞を作り、これを
神経細胞にしました。

すると、健康な人から同じよう
に作った神経細胞と比べ、神経が
うまく伸びず、患者さんの神経
細胞にできるのとよく似た異常な
タンパク質のかたまりも見つかり
ました。

アナカルジン酸は抗ガン剤の
候補として注目されており、
ALS患者から作った神経細胞に
加えた結果、神経の伸びが回復し
たほか、異常なタンパク質の
蓄積が抑えられ、細胞が死滅しな
いことが分かりました。

チームの井上治久(いのうえ・
はるひさ)京大准教授は「iPS
細胞を用いる今回の手法は、ほか
の難病の治療薬開発にも応用でき
る」と話しています。

筋委縮性側索硬化症に関する動画

です。

www.youtube.com/watch?v=LazdV-WCeJQ

 
 
 
 
 
 
 



























鷹揚な態度で追うようだ。笑

 
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編集後記

自閉症の診断で低脂質血症が使
えるなど夢にも思いませんでした。
画期的発見、コロンブスの卵と
いえましょう。ALSの治療薬
発見ということになれば、これは
すごいことです。動物実験および
臨床試験で、副作用などが検出さ
れないことを祈ります。

粗材を素材とする。笑

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