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診療マル秘裏話 Vol.156 平成18年11月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 「アディポネクチン」の子宮内膜への作用
2)  脊髄損傷の新治療法

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
1】 「アディポネクチン」の子宮内膜への作用

糖尿病や動脈硬化を防ぐ働きのある
たんぱく質「アディポネクチン」が、
子宮内膜症や子宮体ガンを予防して
いる可能性のあることが、東京大の
研究で分かりました。10月9日に
大阪市で開かれた日本生殖医学会で
発表しました。

研究チームは、77人分の健康な状態
の子宮内膜を調べました。その結果、
アディポネクチンが働くのに必要な
受容体2種が、子宮内膜に存在して
いることを突き止めました。受容体は
常に存在し、特に受精卵が着床する
時期に増えることが分かりました。
また、子宮内膜の細胞にアディポネク
チンを加えると、炎症の原因となる
物質の産生が抑えられ、24時間後には
半減しました。
子宮内膜症の患者は、そうでない人
に比べて血中のアディポネクチン濃度
が約2割低下していました。肥満や
偏食、運動不足などで生活習慣が乱れ
ると、アディポネクチンの分泌が減り、
糖尿病や動脈硬化の症状を悪化させる
ことが知られています。

国内の生殖期の女性の約10%
(100万〜200万人)が子宮内膜症の
患者さんとされますが、発症の原因は
分かっていません。研究チームの東大
大学院3年、竹村由里さん(29)は
「アディポネクチンの分泌が十分な
ことが、子宮内膜にとっていい状態だ
ということが分かった。生活習慣が
子宮内膜症に関与している可能性を示
している」と話しています。

アディポネクチンの一般的な生理作用

を解説した動画です。

www.youtube.com/watch?v=Sqt9TrNsf5Q

 
 
 
 
 
 
 
 

































子宮内膜症の患者さんに、至急アデ
ィポネクチンを支給した。笑

 
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2】 脊髄損傷の新治療法

傷つくと元に戻るのは難しいと考え
られてきた脊髄(せきずい)などの
中枢神経細胞に再生を促し、運動機能
を回復させる作用が、カビの抽出物に
あることを、慶応大の岡野栄之
(おかの・ひでゆき)教授と中村雅也
(なかむら・まさや)講師らのチーム
がラットの実験で確かめ、11月12日付
の米医学誌ネイチャーメディシン電子
版に発表しました。

この物質は将来、脊髄損傷【交通
事故やスポーツのけが、労災などが
原因で、脳から伸びて背骨の中を通っ
ている太い神経が傷つくことで、運動
障害や感覚障害などが起きる病気です。
損傷部位によっては首から下が完全に
まひすることもあります。国内に10万
人以上の患者がいるとされていますが、
損傷直後に炎症反応を抑える以外には
有効な治療法がなく、幹細胞などを用
いた再生医療の目標の1つとなって
います】の治療薬として使える可能性
があるということです。中村講師は
「神経幹細胞の移植と組み合わせれば、
望みがほとんどなかった慢性患者の
治療にも期待が出てきそうだ」と話し
ています。

チームは、脊髄が損傷すると周囲の
細胞が過剰反応し、神経細胞の再生を
妨げるタンパク質を分泌するのに着目
しました。十数万の化合物を検索して、
地中のカビから抽出した「SM216289」
と呼ばれる物質に、このタンパク質の
働きを邪魔して神経再生を促し、損傷
部位の拡大を防ぐ効果があることを
発見しました。

SM216289とは、違いますが、GM1

ガングリオシドというFDA未認可の治療薬

が米国には、存在します。その奇跡的な

治療効果を紹介した動画をご覧下さい。

前編と後編に分かれておりますので、

まず、前編をご紹介します。

www.youtube.com/watch?v=4MkE_K_A_H0

 
 
 
 
 
 
 
 
 
































脳からの信号を伝える脊髄を背中で
切断して後脚をまひさせたラットの
損傷部分にこの物質を約1カ月間投与
したところ、約3カ月後には神経組織
の1割程度が再生してつながり、後脚
のすべての関節が動くようになりま
した。深刻な毒性もなかったという
ことです。

チームによると、実際の脊髄損傷で
は無事な神経が一部残っている場合も
多いため、この物質の投与だけで症状
改善が期待できるケースもありそう
です。ただ症状が慢性化した患者に対
してはより強力な治療が必要で、
チームは今後、他の薬との併用や神経
のもとになる幹細胞移植を組み合わせ
た治療法を開発するということです。

以前、脊髄損傷の患者さんの脳に
電極を埋め込んで色々なことができる
とこのメールマガジンで発表しました。
しかしこの方法と幹細胞移植を組み合
わせる治療が完成すれば、そうした
手術も不要になる可能性があります。

お待たせしました。上記のGM1

ガングリオシドの後編をご紹介します。

www.youtube.com/watch?v=pvc3UoivSAo
 
 
 
 
 
 
 
 







































 
主述の治療法完成により、手術は
不要となり、扶養家族が少なくなっ
た。笑

 
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編集後記

いろんなところで顔を出す「アディ
ポネクチン」ですが、抗ガン作用も
あることが分かっています。子宮ガン
の治療が、このホルモンでできるよう
になればいいのにと考えています。
脊髄損傷の治療法は、非常に画期的で、
手術不要の素晴らしい方法であると思
います。早く神経幹細胞の移植治療と
組み合わせて、慢性期の脊髄損傷の
患者さんの治療ができるようになる
ことを祈っています。
芙蓉で治療法が浮揚し、不用と
なった労働者も扶養された。笑

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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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