美しい肌Vol.436

2014-07-16 23:09:45

カテゴリー:女性の美容と健康

パッションフルーツ

 
写真はパッションフルーツです。

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美肌の野菜&果物(各論:パッションフルーツ)

 
 
 
 
パッションフルーツの正体

パッションフルーツ(和名:クダモノトケイソウ

(果物時計草))は、アメリカ大陸の亜熱帯

地域を原産とするトケイソウ科の果物です。

和名は時計のように見える特徴のある花の

トケイソウの仲間で、果物を実らせる種である

事に由来します。 英語では、トケイソウを

passion flower と呼ぶことから passion fruit
と名付けられました。 なお、この passion に
「情熱」の意味はありません。本場ブラジル

では maracujá(マラクジャ)と呼ぶほか、

中南米各地で granadilla (グラナディリャ)、

ハワイでは lilikoʻi (リリコイ)などと呼ばれ、
土地それぞれの栽培品種が流通しています。

中国語名は、英語名の音に当てた 百香果

(パイシャングオ、拼音: bǎixiāngguǒ)だそう

です。500種類以上もあるトケイソウ科の仲間

で、南米を中心に分布しています。熟した

パッションフルーツは球状又は卵形で、堅い

表皮は滑らかで黄色か濃紫色、赤色など、

内部に小さくて堅い種を多く含み、黄色い

ゼリー状の果肉と果汁があります。果汁及び

果肉は強い香気をもつものが多いようです。

2010年現在では、実を食用とする数十種の中

から選抜され、品種改良された種が、世界の

熱帯から亜熱帯地域の広範囲で栽培されて

います。ブラジルが最大の生産国で、その

周囲の中南米での栽培が主流になっています。

近年、ミャンマー北部のゴールデントライアングル

でケシ(アヘン)の代替作物として栽培が増えて

おり、ヨーロッパ市場へ進出しています。また、

台湾など東南アジア圏でも栽培されています。

日本では、古くは奄美諸島を中心とした南西諸島

や東京の島嶼部(八丈島など)、鹿児島県、

沖縄県を中心に栽培されています(栽培面積・

生産高ともに鹿児島県が日本一)が、熊本県、

岐阜県、東京都、長野県、栃木県、福島県など

各地で栽培が盛んになっています。これら栽培

はほとんどがハウスを利用したものですが、露地

栽培も可能であり、昔から各地で栽培されて

いました。近年は、千葉県や岐阜県でも露地

栽培されています。日本国内の栽培は概ね

紫玉、黄玉、中間交配種の3つに分かれ、生食

用では甘みの強い紫玉の需要が多いそうです。

黄玉は性質強健で果汁の多い物が多く、世界

的に加工用原料としての栽培が多いそうです。

生育には一定の温度が必要で、越冬には最低

でも4℃以上の温度が必要です。亜熱帯植物の

わりに高温を嫌い、30℃以上の気温が続くと、

高温障害を起こし、花芽や未熟果を落下させる

ことがあります。開花・受粉から14日で玉伸び

(果実の成長)を終え、その後45日で完熟、

自然落下します。収穫は自然落下したものを

回収する(もしくは軽く触れると落下する程度の

ものを回収)。蔓ごとに一番花は、人工授粉で、

確実に受粉を行うのが栽培の基本であり、開花

を誘導する技術、多収量の元苗の作り方など

にノウハウがあるそうです。自然界では、

トケイソウ科の花の花粉媒介者はクマバチ類

が有力であるケースが多いことが知られ、

パッションフルーツの花にもよく訪花し、受粉

を手伝っています。

パッションフルーツの食べ方の動画です。

www.youtube.com/watch?v=24BOWdrDVvU

 
 
 
 
 
 
 
 






































 
 
パッションフルーツ(パッションフラワー)の歴史

原産地を南アメリカ・ブラジル南部・パラグアイ・

アルゼンチン北部一帯に持つパッション

フルーツです。原産地では昔より自生していま

した。1610年頃にスペイン人の宣教師によっ

て注目を浴び17世紀に世界中に広まって

いきました。「パッション」の名が付いたのも

この頃で、1610年頃にスペイン人の宣教師

が南米を旅行中にこの花を見て「パッション

フラワー」と名付けたそうです。パッション

フルーツのパッションは「情熱」という意味では

ありません。この場合のパッションとは

「キリストの受難」のことで、花の形がイエス

キリストが十字架にかけられた姿に似ていること

からその名が付けられました。なお、日本では

花が十字架ではなく「時計」に見えたので、

「トケイソウ(クダモノトケイソウ)」と呼ばれて

います。日本には明治時代に南米より渡来し

ました。やはり原産地に近い気候(亜熱帯)

を持つ沖縄や奄美諸島などが栽培に適して

いますが、最近では福島県でもハウス栽培

されているそうです。ちなみに、パッション

フルーツには外皮が紫色の品種と、黄色の

品種がありますが、日本の気候には寒さに

強い紫色のほうが合ってるようです。同じ

植物の花の部分についての歴史を述べて

みたいと思います。1569年、スペイン人医師・

モナルデスがペルーでパッションフラワーを

発見し、インディヘナ(先住民)の人々による

パッションフラワーの利用法を記録して

ヨーロッパへ持ち帰りました。パッションフラワー

の利用法をヨーロッパで紹介すると、鎮静効果

の高いハーブティーとしてすぐに普及しました。

また、メキシコのアステカインディアンから

パッションフラワーの用途について学んだ、

メキシコと中米を征服したスペイン人により、

その後ヨーロッパでも広く栽培されるように

なりました。1800年代中頃の南米のアメリカ

先住民や奴隷の間では、パッションフラワー

の根の部分を強壮、葉の部分を頭痛や打撲

などの痛みを緩和するために使用しており、

この鎮静剤としての利用法が北アメリカにも

紹介されています。パッションフラワーの用途

については、ヨーロッパ、アメリカ、カナダに

おいて200年以上に渡り記録されています。

ハーブ医療における長い歴史では、結腸、

発疹、不眠症、モルヒネ中毒、神経痛、

ノイローゼ、眼炎、痔核、発作などの研究が

含まれています。鎮痛作用については1897

年に初めて臨床的に記録され、1904年には

鎮痛効果に関する初めての研究が発表され、

1980年代初頭には痙攣抑制作用、

不安緩和、高血圧における有効性が臨床的

に確認されています。ストレスの多い現代

社会においては、ストレスを緩和するハーブ

として注目されています。

パッションフルーツの食べごろを紹介している

動画です。

www.youtube.com/watch?v=SYZyQuIu2eU

 
 
 
 
 
 
 
 
 
































 
 
パッションフルーツ(パッションフラワー)の雑学

パッションフラワーには強い鎮静効果があり、

神経の緊張や精神的な不安をやわらげて

くれます。中でも神経性の不眠症に効果が

あるといわれ、寝つきの悪い方や途中で目が

覚めてしまう方は、ハーブティーを飲むと

リラックスした気分が得られ、自然と深い眠り

につくことができるようになります。また、過度

の緊張や精神上の不安から起こる過敏性

腸症候群や神経痛のほか、ストレス性の

高血圧や頭痛、腹痛などにも効果を発揮し

ます。パッションフラワーは、あらゆる神経系

の疾患に使用でき、痙攣やひきつけなどを

やわらげ、痛みを鎮めてくれる効果もあります。

ハーブティーに用いるのは葉や茎の部分

で、ハーブティーにすると草木の香りが

広がり、深いくつろぎを与えてくれます。 味

は癖がなくさらっとしているので、他の

ハーブとブレンドするのもおすすめです。

パッションフラワーエキスのハ-ブサプリメント

による植物療法は、ハーブ先進国である、

ドイツのコミッションE(ドイツの薬用植物の効能

に関する公的評価委員会)からも、安全と効果

を認められた安心・安心なハーブです。

習慣性や嗜眠状態(しみんじょうたい)[常に

睡眠状態に陥っている状態のことです。

高熱、重病などのときにみられます]を誘発し

ない鎮静作用として、不眠や不安、動悸を

防ぎ、血圧降下に使われるようになりました。

また神経性の喘息発作、てんかん、過敏性

腸症候群、月経前の緊張、神経痛や

帯状疱疹の痛み、ヒステリー、神経の興奮

やイライラ、不眠、更年期障害などを緩和し

ます。さらにはカビや細菌を抑える効果もあり、

湿布等でやけどや皮膚の炎症を鎮めます。

パッションフラワーは、とくに副作用や毒性

は報告されていません。一般的に、ハーブ

には活性成分が数多く含まれていますので、

小児、妊娠・授乳中の女性は摂取を避ける

べきです。パッションフラワーには血圧を

下げる作用があるため、低血圧の方は注意

が必要とされています。また、他のハーブや

治療薬、アルコールとの併用は避けるべき

です。パッションフラワーは、植物性トランキ

ライザーといわれるほど強い鎮静作用があり、

ヨーロッパでは昔から不眠症などに用いられ

てきました。中でも特に神経性の不眠症に

効果があるとされています。パッションフラワー

の特徴は、交感神経中枢に直接働きかけ、

神経に有益な効果を及ぼすことで神経系へ

の血液循環と栄養補給を行います。穏やか

に作用して安らかな眠りへと導いてすっきり

と目覚めさせてくれるため、不眠症でなく

ても、極度の緊張によって、頭痛や筋肉の

こわばりがあるような場合や、不安感が強く

感じられるようなときに用いるとリラックスした

気分になれます。日本やアメリカでは

サプリメント(食品)としての扱いですが、

ハーブ先進国のドイツでは不眠症と神経性

治療において医薬品として承認されている

ハーブです。パッションフラワーは睡眠誘発

成分で広く知られていますが、眠りにつき

にくい場合にはバレリアンと混ぜて用いられ

ることが多いハーブです。バレリアンは

何世紀にも渡り抗不安薬として用いられ、

臨床的にも不安による不眠を改善する力を

証明されているハーブで、脳が興奮を抑え

たり過度な刺激を緩和させたりする際に

使用されるアデノシンという神経伝達物質に

作用して、睡眠を誘発させます。また、不安感

や失望感に効果のあるセントジョーンズワート

と混ぜても効果が倍増するとされています。

パッションフラワーには精神を安定させる効果

があり、ヒステリー、高血圧、動悸、子どもの

活動過多などにも力を発揮します。また、

パッションフラワーが持つ抗痙攣作用は、

ひきつけ、てんかんにも効果を発揮します。

中枢神経に働きかけて様々な鎮静効果を示し、

平滑筋のけいれんを抑える効果があるため、

女性の子宮をリラックスさせる効果があると

され、生理の時の不快感を取り除いてくれ

ます。また、ストレス性の胃痙攣や便秘、

過敏性腸症候群、更年期障害にも効果が

あるとされています。パッションフラワーは、

鎮静効果があるため、アルコール依存症の

治療にも用いられてきました。また、パッション

フラワーに含まれるハルマラ・アルカロイドと

いう成分が、冠状動脈を拡張し、心臓の働き

を健やかに維持してくれることもわかって

います。ハルマラ・アルカロイドはモノアミン

酸化酵素(MAO)阻害剤[ドーパミンを分解

するMAOの働きを妨害する物質のことです。

これらの多くはチーズ、レバー、ニシン、

ビール、ワインなどに含有されるモノアミン

との相乗効果で、危険な高血圧や頭痛を

招く恐れがあります。]として、抗うつ薬の

一つとして利用されることがあります。果皮に

へこみやキズがないもの。独特のさわやかな

香りがあるものを選びましょう。果皮にシワが

あるものは収穫後に追熟が進んだもので、

基本的に酸味が減少していて、より甘みを

感じます。果皮がツルツルで香りがないものは

室温でしばらく置いておきましょう。香りが強く

なったら食べ頃です。酸味が弱いほうがよけ

れば、少しシワが出るぐらいまで待ちます。

食べ頃になったら冷蔵庫で冷やして早めに

食べましょう。なるべく長く保存したい場合は、

果皮にシワがでる前にポリ袋に入れて冷蔵庫

の野菜室で保存します。パッションフルーツは

半分に切ってスプーンですくって食べるほか、

ジューサーにかけたものをこしてジュースに

したり、フルーツソースにしてもおいしく食べら

れます。

パッションフラワーの開花の様子を記録した

動画です。

www.youtube.com/watch?v=TsSwihFUx88

 
 
 
 
 
 
 
 

































 
 
パッションフルーツ(フラワー)の有効成分

パッションフルーツにはβカロテンが豊富に含ま

れています。βカロテンは体内でビタミンAに

変わり皮膚や粘膜の健康を保つほか、抗酸化

作用によりアンチエイジングに役立つといわれ

ています。また、カリウムも多く含まれている

ので、高血圧予防や心筋梗塞予防にも期待

できそうです。血管を広げて血液の流れをよく

するナイアシンや、妊娠中の女性に欠かせ

ない葉酸、アミノ酸の合成と代謝に必要な

ビタミンB6も含まれているので、健康維持に

役立つ果物といえるでしょう。ただし、パッション

フルーツは果重が軽いので、多く摂取する

のは意外に大変です。パッションフルーツの

種子の中に、アンチエイジング効果のある

「ピセアタンノール」という成分が多量に存在

していることが新たに発見されました。

パッションフラワーは鎮痛、痙攣抑制の効果

について科学的にもよく研究されています。

しかしこれらの特性は、パッションフラワーに

含まれる単独の化学物質によるものではなく、

アルカロイドと共に存在しているグルコシドと

フラボノイドという2つの主要化学成分グループ

が一緒に存在する状態でのみ確認されて

います。

パッションフルーツのシャーベットのレシピ

動画です。

www.youtube.com/watch?v=w7vZkUj67y8

 
 
 
 
 
 
























 
 
パッションフルーツの美肌効果

「ピセアタンノール」はアンチエイジング効果で

注目されている「レスベラトロール」とも似た

構造をもつ物質で、血管弛緩作用や、美容

成分として欠かせないコラーゲンが分解され

ていくのを抑制し、新たに産生されるのを促進

する作用、シミの原因ともなるメラニン合成を

抑制するといった作用があることが確認され

ています。これまで天然物中にあまりない

成分であることから、研究が進んでいません

でしたが、森永製菓では、パッションフルーツ

の種子に多く含まれることを発見、濃度を高め

たパッションフルーツ種子エキスを作成し、

人での効果研究を実施しました。すると、

被験者に28日間継続摂取してもらうと、動脈

血管の柔軟性が高まったほか、血流量の改善、

肌状態や疲労回復に良好な影響を与えること

が分かったそうです。森永製菓では、この研究

結果を米学会で発表するほか、来年にはこの

パッションフルーツ種子エキスを利用したアンチ

エイジング製品の開発を推進するとしており、

将来的に商品化へつなげていく方針だそうです。

パッションフルーツゼリーのレシピ動画です。

www.youtube.com/watch?v=fuNG84g_LsU

 
 
 
 
 
 
 
 






















今回はここまでとさせて頂きます。

十字架を下げることに従事か。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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