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2022-10-16 16:16:26

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診療マル秘裏話  号外Vol.2298 令和3年12月14日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)リレー・フォー・ライフ・ジャパン2021福岡が、11/21開催
2)A群レンサ球菌を見分けて分解する新メカニズムを解明

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 リレー・フォー・ライフ・ジャパン2021福岡が、11/21開催

 
 
 
 
 
 
 ガン征圧の願いを込めて患者
さんや家族、医療関係者らが歩
く「リレー・フォー・ライフ・
ジャパン2021福岡」(福岡実行
委員会、日本対ガン協会主催)
が11月21日、福岡市東区の福岡
女子大学で開かれました。

 リレーは1985年に米国で始ま
り、世界約30カ国に広がりまし
た。ガンと闘い続ける患者さん
の一日を象徴し、1本のたすき
をつないで24時間歩きます。県
内でも2009年から行われていま
したが、昨年は武漢熱の影響な
どで中止となり、2年ぶりの開
催となりました。

 今年は会場の都合で、午前11
時~午後7時に実施します。午
後5時からは、ガンで亡くなっ
た人への思いや患者さんへの応
援メッセージを書いた「ルミナ
リエ」を点灯します。会場では
肺ガンや乳ガン、子宮ガンの検
診も受け付けます。参加費千円、
ガン経験者や高校生以下は無料
です。収益金はガン研究への助
成や患者さんへの支援などにあ
てられます。

 ガンサバイバーの人のお話動

画です。

 
 


 
 
 
 店頭で転倒して点灯した街灯
に天道虫を発見した。   笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 A群レンサ球菌を見分けて分解する新メカニズムを解明

 
 
 
 
 
 
 京都大学は11月19日、ヒトの
細胞が人食いバクテリアとして
知られるA群レンサ球菌を見分
けて分解する新たなメカニズム
を明らかにしたと発表しました。
この研究は、同大医学研究科中
川一路教授らの研究グループに
よるものです。研究成果は、「
EMBO Reports」にオンライン掲
載されています。

 オートファジー(自食作用)
は、細胞の内容物をオートファ
ゴソームという膜で包み込み、
その内容物を分解・再利用する
システムであり、細胞の恒常性
維持に重要な役割を担っていま
す。さらに、細胞内に侵入した
病原細菌なども選択的に分解し
ます。このオートファジーによ
り分解される対象物は、ユビキ
チンと呼ばれる蛋白質が目印と
して付けられ、そこにオートフ
ァジー受容体が結合することで
選択的にオートファゴソームに
包み込まれます。しかし、宿主
免疫システムがどのような仕組
みで細胞内侵入細菌を認識し、
オートファジーを誘導するのか
は不明でした。

 まず、A群レンサ球菌の菌体
にある表層糖鎖(Group A Carb
ohydrate:GAC) について、通
常ヒトの細胞質にはないことか
ら、これらの分子が宿主によっ
て認識されているのではないか
と考えました。GAC を生合成す
る遺伝子を欠失させた変異株を
構築し、これらの変異株の感染
時のオートファジーを調査しま
した。その結果、GAC に含まれ
るGlcNAc側鎖の生合成に必須な
遺伝子欠損変異株でオートファ
ジーの活性が著しく減少してい
ることを見出しました。

 次に、GlcNAcを認識する宿主
のユビキチン結合蛋白質をスク
リーニングした所、SCF ユビキ
チン結合蛋白質複合体の基質認
識蛋白質FBXO2 を同定しました。
FBXO2 はGlcNAc発現依存的にA
群レンサ球菌と直接結合し、ユ
ビキチン化とオートファジー活
性を促進し生体防御に寄与する
ことを明らかにしました。

 オートファジーは細胞内に侵
入したさまざまな細菌を分解す
るとともに、炎症応答や抗原提
示等の他の免疫応答とも密接に
関連しています。このことから、
「今回の研究成果は、A群レン
サ球菌感染症発症機構の解明に
つながるとともに、今後オート
ファジーの機序に注目した、細
菌そのものへのアプローチ以外
の新たな感染症治療法への応用
が期待される」と研究グループ
は述べています。

 A群溶血性連鎖球菌について

解説している動画です。

 
 


 
 
 感染症発症機構の講義を聴こ
う。           笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 ガン征圧の願いを込めて患者
さんや家族、医療関係者らが歩
く「リレー・フォー・ライフ・
ジャパン2021福岡」(福岡実行
委員会、日本対ガン協会主催)
が11月21日、福岡市東区の福岡
女子大学で開かれたのは喜ばし
いことです。ガン患者さん死亡
の追悼およびガン患者さんへの
メッセージのルミナリエもさぞ
かし美しかったものと推察致し
ます。こうした行事をすること
でガン予防の啓蒙活動となり、
早期発見・早期治療の礎となる
ことを期待したいと思います。
 京都大学が11月19日、ヒトの
細胞が人食いバクテリアとして
知られるA群レンサ球菌を見分
けて分解する新たなメカニズム
を明らかにしたと発表したのは、
素晴らしい業績です。人喰いバ
クテリアにかかった人は、広範
囲で切除手術を受けなければな
らず、悲惨な病態を呈すること
が知られています。こうした新
たなメカニズムを解明すること
で、人喰いバクテリア対策が、
進むことを期待したいと思いま
す。

 コンクールで大作に対する対
策を練る。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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