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2022-10-06 16:39:44

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診療マル秘裏話  号外Vol.2289 令和3年12月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)予後が極めて悪い消化器ガンの一つ、胆管ガン
2)心臓の5割以上に血液不達でショックや心停止惹起

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 予後が極めて悪い消化器ガンの一つ、胆管ガン

 
 
 
 
 
 
 
 
 健康診断で精密検査を勧めら
れても、放置していると症状が
出たときには既に手術が行えな
いケースが多く、死亡率も高い
消化器ガンの一つ、胆管ガンに
ついて、国際医療福祉大学成田
病院(千葉県成田市)の宮崎勝
病院長に聞きました。

 食物を消化する胃に続く十二
指腸は、胆汁などの消化液を分
泌し、腸での吸収を助けます。
胆汁は肝臓で作られ、胆のうに
蓄えられます。食物が十二指腸
に届くと胆のうが収縮し、胆汁
が十二指腸に流れます。この胆
汁が通る10~15センチの管を胆
管と呼びます。

 宮崎病院長は「胆管ガンは50
歳代以降に多く発生します。肝
臓内の細い胆管にできる肝内胆
管ガンと、肝臓から出た所から
十二指腸の注ぎ口までにできる
肝外胆管ガンに分けられますが、
近年、肝内胆管ガンが世界的に
増加しています」と説明します。

 胆管ガンは初期には症状がな
いことが多いとされています。
「特に、肝内胆管ガンはかなり
進行しても症状が出ません。あ
る程度進行して胆管がガンでふ
さがれると胆汁の流れが滞って
逆流し、黄疸が表れます」。黄
疸になると、尿の色が濃くなっ
て気付くことが多く、白目や皮
膚が黄色っぽくなり、便は白っ
ぽくなるということです。

 胆管ガンは死亡率が高いこと
が知られています。「初期は症
状がなく、症状が出た時には進
行しているため、手術が行えず
亡くなる患者さんが多いのです。
手術は唯一の根治的な治療法で
あり、手術できる早期の症状の
ない段階で見つけることが最も
重要です」と宮崎病院長は言っ
ています。

 症状がない段階でも健診で異
常が出ていることは多く、放置
しないことが重要です。宮崎病
院長は「健診や人間ドックの血
液検査や腹部超音波検査で異常
を指摘されたら、必ず専門医の
診察を受けてください」と訴え
ます。血液検査で表れる項目は
ALPとγ―GTPの数値。肝
臓が侵されるとASTやALT
にも異常が出ます。

 「手術は日々進歩しています。
手術不能の際に使うペミガチニ
ブという新薬も登場しています。
進行ガンで見つかった場合でも、
手術により切除が可能な場合も
あります。決して諦めないでく
ださい」と宮崎病院長は呼び掛
けています。

 胆道ガンについて解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 
 化膿により仕事遂行不可能と
なる。          笑

 
 
 
 
 
 
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2】 心臓の5割以上に血液不達でショックや心停止惹起

 
 
 
 
 
 
 片時も休まず一日10万回動き
続ける心臓は、たくさんの酸素
を必要とします。それを供給し
ているのが冠動脈という心臓の
表面にある動脈です。冠動脈は
大きく分けて3本あり、右冠動
脈と、左冠動脈が左主幹部とい
う根本の部分から分かれた、左
前下行枝(ぜんかこうし)と回
旋枝(かいせんし)という2本
の血管です。心臓の5割以上に
血液が送られなくなると、ショ
ックや心停止が起こります。

 この血流の低下を起こすのが
動脈硬化による冠動脈の狭窄(
きょうさく)(目詰まり)です。
通常、本来の血管の太さの75%
以上が狭まると心臓の血液不足
が起こるとされ、これを虚血(
英語でイスケミア)と呼びます。
2本以上の冠動脈に狭窄が認め
られたり(多枝疾患)、左前下
行枝が狭窄したりしている場合
には虚血の範囲が大きくなり危
険と考えられ、バイパス手術や
カテーテル治療が行われていま
す。

 ところが最近ではカテーテル
治療が、症状の改善には有用で
も、死亡率や心筋梗塞の発生を
減らすわけではないことが明ら
かとなってきました。また、た
とえ冠動脈が3本とも狭窄して
いても、何らかの理由でカテー
テル治療ができないために薬だ
けで経過を見ている患者さんに
おいて、何事も起きないことが
よくあります。したがって安定
した患者さんでは薬で様子を見
るだけでいいのではないか、急
激に症状が進行して不安定化し
たときのみ積極的な治療を行え
ばよいのではないかという考え
方が出てきました。

 最近米国で発表されたイスケ
ミア試験では、中~高度虚血(
ほとんどが左前下行枝狭窄や多
枝疾患)の患者さん約5000人を、
血行再建群(カテーテル治療、
バイパス手術)と薬物治療をし
た群の半分に分け、5年間経過
観察して慢性期の心筋梗塞、心
臓死、心不全による入院などの
有害イベントがどれくらい起き
るかを調べました。結果は、両
群でイベントの発生率に差が認
められませんでした。また総死
亡率でみると、両群とも約7%
(心臓死以外も含む)と、これ
ほどの重症患者さんでも非常に
低い死亡率でした。

 薬物治療群の患者さんの23%
は経過中に何らかの理由で血行
再建を受ける必要がありました。
とはいえ、重症と考えられてき
た患者さんでも77%は薬物治療
で十分だったのです。したがっ
て冠動脈に狭窄が見つかり、そ
の場所で虚血があっても、症状
が安定していれば、まずはしっ
かりとした薬物治療や生活習慣
の改善、禁煙を行うことが大切
のようです。これで4分の3の
患者さんは何事もなく過ごすこ
とができます。これは日本で行
われているカテーテル治療の約
45%に当てはまります。重症虚
血があっても高齢患者さんや腎
機能の悪い患者さんではカテー
テル治療も危険性が高いため医
師も患者さんも判断に迷うこと
がありましたが、状態が切迫し
ていなければ無理をすることは
ないようです。

 ただし、症状が不安定で狭心
症が重度な患者さん(少し歩い
ただけで狭心症が起きる、労作
時だけでなく安静時にも症状が
起きる、狭心発作時に冷汗を伴
うなど)や、急性心筋梗塞、心
不全の患者さん、左主幹部病変
を持つ患者さんにはこの考え方
は当てはまりません。一刻も早
く適切な血行再建治療を受ける
べきです。

 心停止が起こったら、どのよ

うな変化が身体に起こるのかに

ついて解説している動画です。

 
 


 
 
 債権を元手に、会社を再建す
る。           笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 健康診断で精密検査を勧めら
れても、放置していると症状が
出たときには既に手術が行えな
いケースが多く、死亡率も高い
消化器ガンの一つ、胆管ガンは、
非常に厄介なガンと言えます。
しかし、標準治療では、手術し
かなくても、代替医療では様子
が様変わりします。ただ、予後
自体を大幅に変えることは困難
と言えましょう。しかしながら
大きな身体の侵襲を伴わずに、
数%でも、5年生存率が変化す
れば、画期的な治療法と言える
のではないでしょうか?早期に
発見した上で、メタボジェニッ
ク療法、コロイドヨード療法、
重曹点滴療法などの治療を試み
ることは、有用だと言えるでし
ょう。
 最近ではカテーテル治療が、
症状の改善には有用でも、死亡
率や心筋梗塞の発生を減らすわ
けではないことが明らかとなっ
てきたというのは何を意味して
いるのでしょうか?私は、カテ
ーテル治療が、症状の改善には
有用でも、根本的に生活習慣を
改めなければ、再発作、再梗塞
ということにつながるのではな
いかと考えています。 つまり、
カテーテル治療は、付け焼刃の
対症療法であり、その場の症状
は改善しても、生活習慣を改め
なければ再び同じ循環器の障害
を起こすことになるのです。循
環器の患者さんは、症状が消失
緩和すると完全に治ったかの如
区、錯覚する可能性が高いと私
は、考えています。

 発声練習で、トラブルが発生
した。          笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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