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2016-07-13 01:32:04

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診療マル秘裏話  号外Vol.336 平成27年9月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)脳に微弱な電流を流すことでかゆみを抑制可能
2)「人食いバクテリア」と呼ばれる溶連菌感染症

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 脳に微弱な電流を流すことでかゆみを抑制可能

 
 
 
 
 
 
生理学研究所(愛知県岡崎市)
は12日、感覚運動調節研究部門
の柿木隆介教授(62)(神経科
学)らの研究グループが、脳に
微弱な電流を流すことでかゆみ
を抑えられることを世界で初め
て突き止めたと発表しました。
慢性的なかゆみを訴えるアトピ
ー性皮膚炎患者等の治療に効果
が期待されるということです。
研究成果はオランダの神経科学
誌「クリニカル ニューロフィ
ジオロジー」9月号に掲載され
ます。

柿木教授らは脳への電気刺激
で痛みが抑えられるこれまでの
研究結果から、かゆみに対して
も同様の効果があるのではない
かと着目しました。被験者14人
に対し、左右両側の大脳皮質に
ある感覚を司る部分(感覚運動
野)に電極で1ミリ・アンペア
という微弱な電流を15分間流し
て刺激しました。同時に左手首
に強いかゆみを起こす化学物質
のヒスタミンを塗り皮膚に浸透
させてかゆみが、変化するかを
実験しました。

この結果、左手のかゆみを感
じる右側の感覚運動野に、神経
細胞の興奮をもたらす、プラス
電流を流すと、かゆみが早く鎮
まることが分かりました。神経
を興奮させたほうがかゆくなく
なる理由は分かっていませんが、
脳が興奮状態だと他のシグナル
を感じにくいのではないかとい
うことです。

電流は、ほとんどの人が感じ
ないほど微弱で、体の負担が少
ないうえ、薬を使わないため副
作用はなく持続的に使用が可能
で、全身どこのかゆみにも効果
が期待できます。

柿木教授は「かかずにかゆみ
をコントロールできることが確
かめられ、今後は臨床での応用
に向け、最適な刺激条件の解明
などを進めたい」と、話してい
ます。

痒疹の症状と治療についての動画

です。



 
 
間隔を空けて、感覚をとりも
どす。笑

 
 
 
 
 
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2】 「人食いバクテリア」と呼ばれる溶連菌感染症

 
 
 
 
 
 
「人食いバクテリア」の患者
数が過去最悪になりました。
致死率は30%にも上るそうです。

いわゆる「人食いバクテリア」
と呼ばれる感染症は急激に手足
の筋肉が壊死(えし)したり、
多臓器不全などの症状がみられ、
致死率は、30%ともいわれてい
ます。国立感染症研究所により
ますと、今年の患者数は今月9
日までで全国で279 人に上り、
調査を始めた1999年以降、年間
で最多を更新しました。「人食
いバクテリア」は、30歳以上の
大人に多いのが特徴の一つで、
主に溶連菌がのどや皮膚の傷口
などから入ることで引き起こさ
れます。厚生労働省は「今後も
発生動向を注視していく」とし
ています。

人喰いバクテリアに侵された女性

の動画です。



 
 
 
最多を更新しても行進による
交信は、認められない。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
脳に微弱な電流を流すことで
かゆみを抑えられるという知見
は、かゆみを従来の治療で抑え
られない時は、非常に有用であ
ると考えられます。電流は、ほ
とんどの人が感じないほど微弱
で、体の負担が少ないうえ、薬
を使わないため副作用はなく、
持続的に使用が可能で、全身、
どこのかゆみにも効果が期待で
きるという利点もあるようです。
ただ痛み程ではないものの、
必要だから痒みを覚えるという
ことでしょうから、むやみに、
痒みを抑えるのは、あまりお勧
めできません。アトピー性皮膚
炎など、痒みを止めないと掻い
てしまい悪化するという病気に
限って適応するべきでは、ない
でしょうか?
いわゆる「人食いバクテリア」
と呼ばれる感染症は急激に手足
の筋肉が壊死(えし)したり、
多臓器不全などの症状がみられ、
致死率は、30%とも言われると
言うのが本当であれば、身の毛
がよだつ程の細菌感染症と言え
ましょう。治療は、早期の抗生
物質の投与が最も望まれます。

絵師の絵に描かれている人物
の壊死が確認された。笑

 
 
 
 
 
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