美しい肌Vol.475

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2015-06-03 13:38:31

カテゴリー:ブログ

獅子唐

写真は、シシトウです。

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美肌の野菜&果物&魚介(各論:シシトウ)

 
 
 
シシトウの正体

シシトウガラシ(獅子唐辛子)は

ナス科のトウガラシの甘味種で

す。また、その果実のことを指し

て言います。シシトウと略して呼

ばれることも多いようです。植物

学的にはピーマンと同種です。

肉薄で小型の未熟果物のこと

を指して言います。成熟すると

赤くなりますが普段食べるのは

熟する前に収穫されたものです。

そのため、青い色をしています。

先端が獅子の頭に似ていること

から、獅子唐辛子と呼ばれるよう

になりました。栽培中に水分スト

レスがかかったり、単為結果する

と辛みが増します。10個の中に

1個ほど辛いものがあり、食べ物

のロシアンルーレットと言われて

いますが、単為結果した場合の

辛みについては、種の数が少ない

ので、果実を触るとどれが辛いか

知ることができます。最近は、品種

改良により、辛い商品が市場に出

ることはほとんど無りません。免疫

機能を高め、疲労回復に役立つ

ビタミンCおよびβ-カロテン由来の

ビタミンAを多く含むので夏バテに

効果があるそうです。焼く、煮る、揚

げる、さまざまな調理法で食べること

が出来ますが、そのまま加熱調理

すると中の空気が膨張して破裂する

恐れがあるので、小さな穴を何箇所

か開けてから調理する方が賢明です。

シシトウの種類

1)シシトウガラシ:皮が緑色で5~6

cmほどの細長い形をしています。

見た目は青唐辛子のようですが

辛味は少なく、特有の香りとかすか

な苦味があります。炒め物や天ぷら、

素揚げなどにするのが一般的な

食べ方です。時々、辛味の強い

ものが混ざっていることもあります。

2)万願寺トウガラシ:10cm以上にな

る大型の甘味種です。大正時代

末期に「伏見甘長とうがらし」と「カリ

フォルニア・ワンダー」の交配により

誕生したと考えられています。京都

府舞鶴市万願寺地区で栽培されて

いたことが名前の由来で、京野菜の

1つとしても人気の野菜です。肉厚で

やわらかくて辛味は少なく、ほんのり

甘味があり、種が少ないのが特徴

です。伏見甘長とうがらしに比べると

ふっくらとしていて、炒め物や揚げ物、

肉詰めなどに適しています。6~8月

頃が旬です。

3)伏見甘長トウガラシ:江戸時代から

京都府伏見地区で栽培されていた

大型で細長い甘味種です。大きいもの

は長さが15cmほどにもなります。肉質

はやわらかくて辛味はほとんどありま

せん。炒め物や揚げ物、煮物、焼き物

など幅広く活用できます。おもに関西で

栽培されていて、6~9月頃が旬です。

京野菜の1つで「伏見とうがらし」や

「ひもとう」とも呼ばれます。

4)ヒモトウガラシ:長さが10cmほどの細

長いとうがらしで、見た目はさやいんげん

のような姿をしています。「伏見甘長とう

がらし」と「ししとうがらしの雑種」から誕生

したと考えられていますが、詳しい来歴

はよく知られていません。辛味はほとんど

なく、丸ごと炒め物や天ぷら、煮物などに

利用できます。おもに奈良県で栽培され

ていて旬は夏から秋頃です。

シシトウとピーマンのシンプル炒め

の動画レシピです。



 
 
 
 
 
 
シシトウの歴史

唐辛子は、コロンブスが西インド諸島

で発見し、旧大陸経由で日本へ伝わ

ったとされています。16世紀後半のこと

で、南蛮船が運んで来たと言う説から

南蛮胡椒、略して南蛮または胡椒とも

言われていました。コロンブスは、唐

辛子を胡椒と勘違いしたままだった

ので、これが後々まで、世界中で唐辛子

(red pepper) と胡椒 (pepper) の名称
を混乱させる要因となりました。現在、

世界中の国で多く使われていますが、

アメリカ大陸以外においては、歴史的

に新しい物です。クリストファー・コロン

ブスが1493年にスペインへ最初の

唐辛子を持ち帰りましたが忘れられ、

ブラジルで再発見をしたポルトガル人

によって伝播され、各地の食文化に

大きな影響を与えました。ヨーロッパ

では、純輸入品の胡椒に代わる自給

可能な香辛料として南欧を中心に広

まりました。16世紀にはインドにも伝来

し、様々な料理に香辛料として使われ

るようになりました。バルカン半島周辺

やハンガリーには、オスマン帝国を

経由して16世紀に伝播しました。日本

への伝来は、1542年にポルトガル人

宣教師が大友義鎮に献上したとの記録

がありますが諸説あります。南蛮胡椒と

呼ばれていたのは、このためということ

です。日本に伝来した初期は食用とし

て用いられず、観賞用や毒薬、足袋の

つま先に入れて霜焼け止めとして用い

られました。唐辛子の日本への伝来を

具体的に記した文献は、江戸時代後期

の農政学者・佐藤信淵(のぶひろ)の

『草木六部耕種法』(1829) です。その

著書の中で「蕃椒は最初南亜墨利加

(南アメリカ)州の東海浜なる伯亜見国

(ブラジルの事と思われる)より生じたる

ものにして、天文十一年波繭杜瓦爾

(ポルトガル)人初めて豊後国に来航し

南瓜の種子と共に国主大友宗鱗に献

ぜり。」と記しています。しかし、天文11

年(1542年)には種子島にも豊後国に

も来航した記録はありません。大友義鎮

(よししげ、出家後に宗麟〔そうりん〕と

称す)が父の義鑑(よしあき)の死後、

国主を継いだのは、天文19年(1550年)

であり、また、宣教師バルタザール・

ガーゴ(ノルウェー語版)神父ら一行が

ザビエルに代わって中国の上川島

(中国語版)(シャンチュアン、広東の

すぐ近くの島)から種子島経由豊後に

向かったのは、天文21年(1552年)と

の記録があることから、天文11年は21

年の誤記と考えられています。日本

では、明治時代になると、欧米から

甘味種が導入されましたが、しばらく

は定着せず、一般に広まったのは、

第二次世界大戦後です。1613年の

朝鮮文禄『芝峰縲絏』には「倭国から

来た南蛮椒には強い毒が有る」と書

かれ、1614年の『芝峰類説』では

「南蛮椒には大毒があり、倭国から

はじめてきたので、俗に倭芥子(倭

辛子)というが、近ごろこれを植えて

いるのを見かける」と書かれており、

イ・ソンウ(李盛雨)が『高麗以前の

韓国食生活史研究』(1978年)にて

日本からの伝来説を示して以降、

それが日韓共に通説となっています。

伝来理由としては朝鮮出兵のときに

武器(目潰しや毒薬)または血流

増進作用による凍傷予防薬として

日本からの兵(加藤清正)が持ち

込んだものです。『花譜』や『大和

本草』(貝原益軒著)などには「昔

は日本に無く、秀吉公の朝鮮伐の

時、彼の国より種子を取り来る故に

俗に高麗胡椒と云う」などと朝鮮

から渡来したことが書かれています。

これは一見相反しますが、日本に

唐辛子が伝わった当初は、西日本

を中心にしか広まっておらず、その

後、朝鮮から日本へ唐辛子が逆輸入

された事により、朝鮮から日本へ来た

ものと考えた日本人がいた、という

解釈が成立します。1460年に発刊さ

れた『食療纂要』にチョジャン(椒醤)

という単語があるとし、それがコチュ

ジャンを意味するもので、日本伝来

の唐辛子とは違う韓国固有の唐辛子

はすでにあったと主張する韓国の

研究者も存在します。しかしこの説に

対し、1670年の料理書『飲食知味方』

に出てくる数多くのキムチにも唐辛子

を使用したものは一つも見られず、

韓国の食品に唐辛子を使用した記録

が19世紀に少し出てくる程度であること

から疑問を呈することとなりました。

シシトウとこんにゃくの炒め物の動画

レシピです。



 
 
 
 
 
 
 
 
シシトウの雑学

スウィートペッパーという言葉は、

アメリカで辛くない唐辛子全般を

指す言葉で、ピーマンやパプリカ

は、全てスウィートペッパーと呼ば

れています。それから類推すると

シシトウなどもそのひとつになり

ます。平成22年のデータで見ると、

高知県が全国の約40%を生産し

ており、一大産地となっている事

が分かります。続いて千葉県、

和歌山県となっています。色々な

甘唐辛子(甘とうがらし)が各地で

生産され、またシシトウ(獅子唐)

はハウス栽培なども進み通年出

回りますが、もっとも美味しい旬の

時期は、太陽をいっぱい浴びた

露地物の唐辛子が収穫される

初夏から夏にかけてです。品種に

よって多少の時期のずれはあり

ますが、甘とうがらしは夏の食卓を

彩る野菜と言えます。シシトウの

選び方について述べてみます。

鮮やかな緑色をいていて艶があり、

さわった時に張りがあり、柔らかい

弾力を感じるものを選びます。

ただし、固く感じるものは鮮度が落

ちてる場合があるので避けて下さい。

またシシトウの場合、色がやや黒み

を帯びた緑の物は辛い可能性が

あるようです。軸の切り口がまだ

新しく、茶色く変色したり干から

びたりしていないか確かめます。

大きさが、大き過ぎるものは育ち

過ぎで美味しさで劣ります。

シシトウの保存方法について述

べてみます。シシトウ(獅子唐)

などの甘唐辛子(甘とうがらし)

は暖かい環境で育った野菜な

ので、冷蔵庫の低温化に長時間

入れておくと低温障害を起こし

傷みやすく、また、カロテンも減

ってしまいます。保存する場合は

乾燥しないようにビニールやポリ袋

に入れて野菜庫に入れておきます。

10度前後で保存するのが一番

です。丸まま揚げたり焼いたり

することも多いのですが、特に

揚げる場合は中の空気が膨張し

破裂して危険なので、必ず竹串で

所々穴をあけておきましょう。種は

人によって好みがありますが、嫌

いな人は取り除いてから調理しま

しょう。種の部分にはとうがらし特有

の辛みがあります。伏見とうがらし

は、油との相性はとてもいい食材

です。甘唐辛子(甘とうがらし)は生

でも食べられます。シシトウなどの

甘とうがらしは生でも美味しく食べら

れます。特に伏見とうがらしや

万願寺とうがらしは甘味があり、

味噌を付けたり、コチジャンを付け

てかじると、その歯触りも良く美味

しく感じられます。甘唐辛子は、

どれも炒め物に使われる事が多い

食材です。ジャコやゴマ、おかか

などと共にさっと油で炒め、酒、

みりん、醤油を加え汁気が無く

なるまで炒め煮にするのが定番

です。シシトウや万願寺とうがらし

などはよく天ぷらにも用います。

油との相性も良く、天ぷらの盛り

合わせの中でも目立つ存在に

なっています。根野菜のように

コトコト煮るという煮物ではなく、

さっと炒めてから煮る炒め煮が

一般的です。とは言っても、出汁

と醤油ベースで揚げや鶏肉など

と共にとうがらしがクタクタになる

くらい煮たものが好きという方も

多いようです。京都では煮る事を

「炊く」と表現する事が多く、「煮

たもの」は「炊いたん(炊いたもの)」

と言い、おばんさいでとうがらしと

ジャコの煮物は「とうがらしと

おジャコの炊いたん」と言います。

焼き肉や串焼きでもシシトウはお

馴染です。また、万願寺とうがらし

や伏見とうがらしは、炭火で素焼

きした物に生姜醤油を垂らして

鰹節を振りかけて食べるのが定番

です。フライパンで焼いても良い

ですが、その場合は少し油を垂ら

した方が好まれます。

シシトウの有効成分

シシトウには、ビタミンCが豊富に

含まれており、風邪の予防や疲労

の回復、肌荒れなどに効果があり

ます。βカロテン(可食部100g

あたり、530μg)は抗発ガン作用

や免疫賦活作用で知られてい

ますが、その他にも体内でビタミン

Aに変換され、髪の健康維持や、

視力維持、粘膜や皮膚の健康

維持、そして、喉や肺など呼吸器

系統を守る働きがあると言われて

います。シシトウなどの甘とうがらし

にはβカロテンと並び強い抗酸化

作用をもつビタミンE(別名:若返

りのビタミン:可食部100gあたり、

1.3㎎)が豊富に含まれています。

これらは動脈硬化や心筋梗塞など

の生活習慣病の予防に良いだけ

でなく、美肌を保つためにも大切

な栄養素です。シシトウには、食物

繊維(可食部100gあたり、3.6g)も

豊富に含まれています。ミネラル類

としては、カリウム(可食部100g

あたり、340㎎)、カルシウム(可食部

100gあたり、11㎎)、マグネシウム

(可食部100gあたり、21㎎)、鉄

(可食部100gあたり、0.5㎎)などが

豊富に含まれています。

シシトウの天ぷらの動画レシピです。


シシトウの美肌効果

小腸は美肌と健康の源と言われる

のは、栄養を吸収し免疫力を高める

機能があるからです。しかし、汚れが

溜まりやすい器官でもあり、積極的に

デトックスしないと機能が低下して

しまいます。そんな時に役立つのが

シシトウに含まれるクロロフィル

(葉緑素)です。クロロフィルは食物

繊維の1/5000しかない極小の微粒子

です。そのため、小腸にある繊毛

(せんもう)の間に入り込むことが可能

です。クロロフィルの微粒子が繊毛や

腸壁にこびり付いた食べカスや余分な

脂肪を吸着させ、外に排出する働きを

します。つまり、腸をキレイに保つには

シシトウがピッタリと言えましょう。そして

カリウムには、余分な水分とナトリウム

(塩分)を排出する働きがあり、食物

繊維も豊富に含まれるので、トリプル

のデトックス効果が期待できます。

その上に、抗酸化ビタミンである、

ビタミンA(β-カロテン由来)、ビタミン

C、ビタミンEが豊富にふくまれている

ので、ビタミンA,C,Eの相加相乗効果

により、美肌効果が期待できます。

シシトウは、トウガラシ程、辛くありま

せんが、カプサイシンは、ほぼ同量

含まれています。カプサイシンは、

末梢血管を拡張させて、血行を良く

するため、美肌効果が期待できます。

また、脂肪燃焼効果も期待できる

ので、減量にも有効な成分といえ

ましょう。

茄子とパプリカとシシトウのそぼろ

炒めのレシピ動画です。


今回は、ここまでとさせて頂きます。

各庁で格調の高い俳句をそれぞれ

つくり、血管が拡張して興奮した。

 最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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