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2015-06-09 19:36:00

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診療マル秘裏話 号外Vol.114 平成27年1月3日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)肥満を原因とするガンの割合を調べた研究
2)CTで脳卒中再発リスクや再発時期を予測

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】肥満を原因とするガンの割合を調べた研究

 
 
 
 
 
米国ガン協会(ACS)は12月5日、
2012年の世界各国のデータを
解析して肥満を原因とするガンの
割合を調べた研究を紹介しまし
た。11月25日付Lancet Oncology
誌に掲載されました。

この研究によると、肥満
(BMI 25以上)によって毎年新
たに48万1000件のガンが発生して
いるそうです。肥満関連ガンが最
も多かったのは北米で、2012年
の発生数は、11万1000件と世界
総数のほぼ25%を占めました。
一方、サブサハラアフリカは、
発生数が7300件(世界総数の
1.5%)と最も少ないという、
結果がでました。研究者らは、
2012年のBMI世界平均値が1982
年当時と変わらなければ、11万
8000件(肥満関連ガン総数の約4
分の1)は予防可能だったと
推定しています。 成人の肥満
有病率は、1980年以来倍増して
いる中で、こうした傾向が今後
も続けば過去30年の肥満率増加
幅が最大な南米と北アフリカを
中心に、ガンの問題は、今後益々
深刻化すると指摘しています。

一方、肥満は女性特有のガンの
危険因子でもあるため肥満関連
ガンは女性にとっても大きな問題
となっています。同研究によれ
ば、女性における2012年の肥満
関連ガンは34万5000件(5.4%)、
男性で13万6000件(1.9%)
発生しているようです。女性で
は閉経後、乳ガン、子宮内膜ガン、
大腸ガンが肥満関連ガンの約4分の3
を、男性では大腸ガンと腎ガンが3
分の2以上を占めました。

ACSは、適正な体重を維持す
るために、成人に対し速歩程度
の中程度の運動を週150分以上
またはランニング等の激しい
運動を週75分以上、何日かに分
けて行うことを奨励しています。
また、適切な食生活として、
(1)野菜や果物を1日2カップ
半以上取る、
(2)赤身肉や加工肉の摂取を
減らす、
(3)魚、鳥肉、豆類を増やす、
(4)パンやパスタ、シリアル
などは全粒粉を選ぶ、
(5)糖を多く含む飲料や食品
は控える――など具体的な方法
を紹介しています。減量がわず
かであっても、肥満者の健康に
有益であることを、同学会は、
強調しています。

ガンになりやすい食品について

の動画です。肥満とガンとの

関係も少しですが述べられてい

ます。



 
 
 
 
 
融液は、有益ではなかった。


 
 
 
 
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2】CTで脳卒中再発リスクや再発時期を予測

 
 
 
 
 
米国心臓協会(AHA)は12月4
日、軽度で障害を残さない脳卒
中の発症後、24時間以内にCTス
キャンを行うことで、脳卒中の
再発リスクや再発時期を予測で
きるとする研究を紹介しました。
Stroke誌に掲載されました。
この研究は、一過性虚血発作
(TIA)または、無障害脳卒中
発症後24時間以内にCTスキャン
を受けた患者さん2028人のデー
タを解析しました。このうち
虚血により脳損傷を受けた患者
さんは814人(40.1%)でした。

初回エピソードから90日以内
の脳卒中再発確率を、初回発作
により損傷を受けなかった患者
さんと比較すると、CT画像で、
急性虚血による損傷を認めた
患者さんで2.6倍、急性虚血と
慢性虚血の双方による損傷があ
る患者さん5.35倍、急性虚血に
加えて微小血管障害を来した、
患者さん4.9倍、微小血管障害
に加えて急性および慢性虚血を
来した患者さん8.04倍と、初回
発作により脳損傷を受けた患者
さんで高いという結果がでまし
た。また、90日以内の脳卒中再
発割合は、全患者で3.4%だっ
たのに対し、CTスキャンで上記
3タイプの損傷を示した、患者
さんでは25%でした。

研究者は「TIAや無障害脳卒
中患者全員にCTスキャンを行う
ことは、脳損傷のパターンを知
り症状悪化を予測するのに役立
つ」と述べ、TIAや無障害脳卒
中患者さんが急性虚血と診断さ
れた場合、特に慢性虚血や微小
血管障害がある際には、モニタ
リングや薬物治療などでの積極
的管理を推奨しています。

TIAと脳卒中の関係について

簡潔に述べた動画です。



 
 
 
 
 
 
 
完璧な水晶の玉を推奨する。


 
 
 
 
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編集後記

肥満関連ガンが最も多かったの
は北米で、2012年の発生数は、
11万1000件と世界総数のほぼ25
%を占めていたというのは凄い
ことだと思います。確かにアメ
リカ人やカナダ人は、肉食であ
り、乳製品をたくさん食べてお
り、その上、精製された、炭水
化物もたくさん食べています。
そういった食生活を改めなけれ
ば、肥満関連ガンは、増え続ける
可能性が高いと思われます。
日本人であっても北米式の食事
をしている人は、肥満関連ガンが
引き起こされると思います。
ただし、北米人と日本人では、
摂取カロリーが全く違っている
ので、北米人程、寿命が短くな
る訳ではないでしょう。肥満や
肥満関連ガンの魔の手から逃げる
には、腹八分目がよろしいよう
です。軽度で障害を残さない脳
卒中の発症後、24時間以内にCT
スキャンを行うことで、脳卒中
の再発リスクや再発時期を予測
できるなら、軽度で障害を残さ
ない発作が感知された場合は、
全例、CTスキャンをやるべきで
はないでしょうか?しかし軽度
で障害を残さない発作を感知す
ること自体困難であります。
また、健康保険上もCTスキャン
を2度撮影することは、保険の
審査で睨まれ、難しいといえる
のでは、ないでしょうか?した
がって、特例として軽度の障害
を残さない発作が感知された時
のみ、2度CTを撮影することを
許可するなどの措置がないと、
現場の医師は、その方向で考え
ないと思われます。 TIAや無障
害脳卒中患者さんが急性虚血と
診断された場合、特に慢性虚血
や微小血管障害がある際には、
モニタリングや薬物治療などで
の積極的管理を推奨されても、
日本で実施するのは、現実的に
難しいと考えられます。

生涯、無障害でありたい。笑

 
 
 
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