美しい肌Vol.478

2015-06-24 11:07:03

カテゴリー:女性の美容と健康

アカミズ

写真は、アカミズ(ウワバミソウ)です。

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美肌の野菜&果物&魚介(各論:アカミズ)

 
 
 
 
アカミズの正体

谷間の湿ったところや水のしたたる

岩壁などに群生する多年草で、茎

は多肉質で柔らかく水分を多く含

んでいることからミズナ(水菜)

あるいは、アカミズとも呼ばれて

います。また、ウワバミソウのウワ

バミとは大蛇のことで、蛇が食べ

過ぎたとき胃腸薬としてこの草を

食べるとか、いかにも大蛇の住み

そうなところに生えているなどと

いったことからこう呼ばれています。

ただし、京野菜の水菜とは、全く

別種の植物です。葉は、先のとが

ったゆガンだ卵形で、縁には粗い

ギザギザがあります。また、葉も花も、

茎に直接つくのも大きな特徴です。

この草は繁殖するのに、種と根茎

のほかにムカゴミズというものを落と

します。ムカゴミズというのは、秋、

この草の茎の節が丸くふくらんで

肉芽状になり、やがてそこから切れ

落ちて新苗になる現象のことです。

天然のアカミズの採取の動画です。



 
 
 
 
 
 
アカミズの歴史

大正時代の植物事典の記載を

引用します。「一名ムカゴミズと

稱し深山渓谷等の陰地に自生

する草本なり。莖一尺許り通常

斜上にして直立することなく葉

は淡綠色にして縁邊に粗鋸齒

を有し長柄によりて莖に互生す。

四五月頃葉腋に小花を開き、

花色淡黄綠色を呈す。秋に

至れば葉腋に肉芽を生じ、莖も

節々切れて各一株となり以て

繁殖す。本植物は蛇過ちて食す

るときは消滅するとの俗言により

ウワバミソウの名を有す。一種

全體に小形のものをヒメウワ

バミソウと稱す。嫩苗をとり煠で菜

とし叉漬物とす。北越及び佐渡

の人殊に好みて之れを食す。」

アカミズの下処理の方法を示す

動画です。



 
 
 
 
 
 
 
アカミズの雑学

アカミズの選び方について述べて

みます。アカミズは通常葉付きの

まま売られていることが多いので、

鮮度は葉の状態を見て判断します。

しなびているものや干からびて

いるものは避けましょう。育ちすぎて

いるものは固いものもあるので、

あまり大きくなっていない物がお勧

めです。アカミズの保存方法につい

て述べてみます。持ち帰ったら

洗ったりせず、そのまま乾燥しない

ように湿らせた新聞紙でくるみ、ビニ

ール袋などに入れて冷蔵庫の野菜庫

に入れておきます。なるべく早く調理

するようにして下さい。美味しいアカ

ミズの食べ方について述べてみます。

葉を全て取り去り、茎の表面の薄皮

を剥きます。春に採れたものはまだ

若く茎が軟らいので、皮を剥かなく

ても大丈夫な事が多いです。一度先

の方で茎を折ってみて、皮の固さを

見てみると良いでしょう。大き目の鍋

に水を張り沸騰させ、塩を適量(水に

対して2%程度)加えたところに茎を

投入してゆでます。茎全体が綺麗な

黄緑色になったら茹で上がりです。

茹で上がったら冷水にとり、一気に

熱をとって色止めし、その後使い

やすい長さに切り分けます。クセ

が無いので色々な料理に使う事

が出来ます。味噌汁をはじめ、

吸い物などに入れると季節感も

あり、食感が心地よく美味しい

です。生のアカミズを包丁の背で

叩くように潰したり、ビニール袋に

入れて上からビンなどで叩き潰

します。こうするとアカミズ特有の

粘りがでてとろろ状になります。

古くからアカミズの山菜料理と

してこのとろろを使った和え物

や、単にかつお醤油を混ぜて

たものが親しまれてきました。

下ゆでしたアカミズを使ってキン

ピラをはじめ色々な炒め物に

すると歯触りが良く美味しいです。

アカミズは渓流沿いや湿った

壁面などに自生するイラクサ科

のイラクサ科ウワバミソウ属の多年

草で、標準和名ではウワバミソウ

(蠎草/蟒蛇草)と呼ばれている

ものです。地方によってミズや

カタハ、ミズナなどいくつかの呼び

名があり、古くから山菜として食用

に収穫されてきました。主に茎の

部分を食用としますが、秋になると

節ごとに肉芽が膨らみ、これも

ムカゴとして食用になります。ウワ

バミソウ(アカミズ)の葉は左右対称

ではなく、片方にやや偏った形を

している事から「カタハ」という呼び名

も付けられています。茎の根元が

赤みを帯びているのが特徴で、これ

の近縁種に根元まで緑色の物が

あり、「青みず」と呼ばれていますが、

この青みずは同じウワバミソウ属の

野草ですが別種になります。茎は

生のまま潰すと粘りがでてとろろ状に

なりますが、さっと茹でた茎はコリコリ

と歯触りが良く、風味にクセが無く、

青臭さもほとんど感じません。

アカミズは全国の山間部に自生して

おり、各地で山菜として地元で収穫

消費されてきました。市場には山形

県をはじめ、東北や信越地方から入

ってくるようです。アカミズは環境にも

よりますが6月頃から9月頃にかけて

収穫できます。また、秋にはムカゴも

膨らんだ状態で収穫できるようになり

ます。食べ頃の旬の時期は、6月~

9月です。

もぎりみず汁の動画レシピです。



 
 
 
 
 
 
アカミズの有効成分

アカミズの栄養価は、日本食品成分

表に記載されていません。薬効は、

特に無いといわれますが、軽 い切り

傷、虫刺されには、生の茎や根茎を

たたき潰して、汁を患部に塗布する

こともあるよ うです。ビタミンCは、豊富

に含まれ、イチゴの3倍と書かれて

いますが、詳細は、不明です。ビタミン

B1、B2、C、ミネラル、消化酵素やぬめり

成分(ムチン)や食物繊維が豊富に

含まれるそうです。

ミズのムカゴとりの動画です。



 
 
 
 
 
 
 
 
アカミズの美肌効果

豊富に含まれるビタミンCは、コラーゲン

の合成を促進するので、お肌の保湿力

がアップし、みずみずしいお肌になる

と期待されています。またビタミンCの

メラニン合成阻害(チロシナーゼ抑制に

よる)により、美白効果が期待されます。

別名美容のビタミンB2も豊富に含まれ、

お肌のターンオーバーを正常化して、

美肌効果が期待されます。ムチンは、

糖とたんぱく質の複合体で、消化酵素

によって胃粘膜が溶かされないように

保護し、胃腸を強化して、消化・吸収を

促進させます。その結果、栄養成分が

豊富に取り込まれるようになり、皮膚の

再生を進めるのに必要な栄養成分を

皮膚細胞に豊富に送り届けられるよう

になります。アカミズに豊富に含まれる

食物繊維は、有害物質の排泄促進

作用があります。この有害物質の排泄

促進作用が、デトックス効果そのもの

です。デトックス効果が、有効になれば、

おのずと美肌効果が期待されます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

お水(水商売)の女性が、アカミズを

見ず。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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