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2015-06-25 10:09:35

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診療マル秘裏話 号外Vol.121 平成27年1月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)記憶低下の自覚がある高学歴者は、脳卒中リスクが増加
2)産婦人科医療が危機的であるため、再建目的の緊急提言

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
1】記憶低下の自覚がある高学歴者は、脳卒中リスクが増加

 
 
 
 
米国心臓協会(AHA)は12月
11日、記憶低下の自覚がある
高学歴者は脳卒中リスクが約
4割増加するという研究を、
紹介しました。 Stroke誌に
掲載されました。

この研究はRotterdam Study
(1990-93および2000-01)の
一部として、55歳以上の被験
者9152人(95%超がロッテル
ダム在住の白人)を対象に、
記憶に関する自覚症状につい
ての質問票調査とミニメンタ
ルステート検査(MMSE)を行
ったものです。被験者は教育
程度により、低学歴 (初等
教育のみ)、 中程度学歴
(初等教育に加えて何らかの
より高度な教育を受けた者。
一般的中等教育、初等職業
教育、中等度職業教育など)、
高学歴(高度職業教育または
大学教育)の3グループに、
分類されました。

2012年までに脳卒中を発症
したのは1134人で、うち虚血
性脳卒中663人出血性脳卒中
99人、未特定372人でした。
記憶低下の自覚は脳卒中リス
クが高さと独立に関連しまし
たが、MMSEは脳卒中リスクと
関連していませんでした。
また、記憶低下を自覚する高
学歴の被験者は、脳卒中リス
クが39%高いという結果がで
ました。男女差はありません
でした。

今回の結果から研究者は
「高学歴者の記憶低下がアル
ツハイマー病と関連している
ことに類似している」と述べ
るとともに、「この所見が、
今後の研究で確認できたら、
記憶障害を自覚する人々を脳
卒中のリスク評価や予防の主
対象と見なすかどうかを検討
したい」との考えを示しまし
た。

脳卒中に関する動画です。



 
 
 
 
 
高学歴になっても、教育は、
恐育となっては、なりません。


 
 
 
 
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2】産婦人科医療が危機的であるため、再建目的の緊急提言

 
 
 
 
 
日本産科婦人科学会と日本
産婦人科医会はこのほど、産
婦人科医療再建のための緊急
提言を行ないました。地域、
診療枠の活用や都道府県単位
での医療格差改善、医師の
勤務環境改善と3施策の推進
を訴えています。両会は、産
婦人科の新規専攻医数が2010
年度をピークに減少し、都市
部と地方の医療格差に、拡大
傾向が認められること等から、
現状に対し「極めて危機的」
との見方を示しています。

緊急提言で示した施策の1
つ目は、都道府県に地域、
診療枠の活用を含めた産婦人
科新規専攻医数の増加につな
がる施策を求めるものです。
特に過去6年の人口当たり
新規専攻医が少ない岩手や
福島、茨城、香川、熊本など
東北、四国、九州、北関東
地方の10県を列挙し、抜本的
な対策を必要としています。
2つ目では、都道府県に産婦
人科医の養成と技術習得の
支援、専門性向上の機会を
提供する体制の整備を要求し
ました。

3つ目は地域の基幹分娩取
り扱い病院に向けたもので、
重点化や大規模化を迅速に進
め、勤務医の当直回数削減や
当直明け勤務の緩和、交代制
勤務の導入などの医師の勤務
条件の改善が、可能な体制の
構築を求めています。具体的
な数値目標として、産婦人科
常勤医の数を総合周産期母子
医療センターでは1施設当た
り20人以上、地域周産期母子
医療センターやその他の地域
基幹分娩取り扱い病院では同
10人以上などとしています。

産科医療保障制度に関する動画

です。



 
 
 
 
大勢が、貧弱な医療体制と
闘った。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

私も高学歴と世間では、みな
されているので記憶障害を自覚
したら、MRI等の検査が必要
であることを深く認識しました。
記憶障害を自覚しないよう万全
の体制をとりたいと思います。
私も産婦人科医の現状に対し
「極めて危機的」との見方を
してきました。このような提言
をすることは、有意義であると
認識しておりますが、実際は、
産婦人科医のリスクを引き下げ
る努力の方が大切であると考え
ます。いくら産婦人科医を増や
しても、リスクのプレッシャー
に耐えられず、辞めていく医師
が多くなると全くもって実効性
がないということになりかねま
せん。そこのところを良く考え
て頂きたいと思います。

実効性がないと実行できない。

 
 
 
 
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