最近の号外Vol.113メルマガ

2015-06-08 21:46:37

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
診療マル秘裏話 号外Vol.113 平成27年1月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)胃薬や抗アレルギー薬が頭頸部扁平上皮ガンの全生存期を改善
2)腹膜透析液で世界で初めてpHを中性化した製品を発売した

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】胃薬や抗アレルギー薬が頭頸部扁平上皮ガンの全生存期を改善

 
 
 
 
米国ガン学会(AACR)は12月2日、
プロトンポンプ阻害薬(PPI)や
ヒスタミン2受容体拮抗薬(H2受
容体拮抗薬) が、頭頸部の扁平
上皮ガン(HNSCC)の全生存期を
改善することを示す研究を紹介し
ました。Cancer Prevention
Research誌に掲載されました。

本研究は、2003年1月-2007年11
月にミシガン大学でHNSCCの診断
を受けた患者さん596人のデータ
を後ろ向き試験で評価しました。
全ての患者さんはHNSCC治療の
既往がありませんでした。ガン診断
後、191人にPPIのみを、83人にH2
受容体拮抗薬を、136人は両薬剤
を併用投与しました。

生存に影響する変数(年齢、
喫煙歴、治療など)について調整
し、追跡期間(中央値55カ月)後
の全生存を解析した結果、死亡リ
スクは非投与群に比べPPI投与群
で45%減少しました。H2受容体
拮抗薬投与群では死亡リスクを
33%低下させたほか、口腔ガン患者
さんの全生存率をPPI群よりも
改善しました。また、全タイプの
H2受容体拮抗薬を総合すると、
投与と全生存率との関連は統計学
的に有意(p=0.0479)でしたが、
各タイプを個別に検討すると有意
な関連は認められませんでした。
一方でPPIで、全生存率と有意に
関連したのはオメプラゾール
(p=0.0008)とエソメプラゾール
(p=0.001)の2剤で、ランソプラ
ゾールは関連する傾向が認められ
ましたが(p=0.06)、パントプラ
ゾールとの関連は認められません
でした(p=0.67)。
研究者は「これらの薬剤はタイプ
によって、HNSCC患者さんの生存に
影響を及ぼす機序が違う」と考察し、
こうした点の解明に意欲を見せてい
ます。

咽頭ガン、喉頭ガンなど、肺ガン

以外の扁平上皮ガンが喫煙により

生じる可能性があります。



 
 
 
 
 
 
警察は、絞殺されたと考察した。


 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
2】腹膜透析液で世界で初めてpHを中性化した製品を発売した

 
 
 
 
テルモは、イコデキストリン含有
の腹膜透析液で、世界で初めてpH
を中性化した製品 「ニコペリック
腹膜透析液」を発売したと発表しま
した。pHを中性化することで腹膜
機能の低下や、注液時の腹痛を軽減
できると期待されています。

患者さんが自宅や外出先で、腹腔
内に透析液を入れ、腹膜を介して水
や老廃物を取り除く腹膜透析に用い
ます。ポリプロピレン製2室容器を
採用、使用時は隔壁を開通して混合
することで、pHを6・2~6・8
と中性化できます。同製品の上市に
より、テルモの腹膜透析液はすべて
中性化した品揃えとなります。

薬価は698円(1500ミリリ
ットル)です。

腹膜透析に関する動画です。



 
 
 
 
 
 
 
容器を変えても妖気は、消え
ない。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
編集後記

プロトンポンプ阻害薬(PPI)や
ヒスタミン2受容体拮抗薬(H2受
容体拮抗薬) が、頭頸部の扁平
上皮ガン(HNSCC)の全生存期を
改善することを示す研究は、非常
に面白い結果となりました。生存
期を開存する割合は、薬剤によっ
て違うということです。なぜ薬剤
によって違うのかを解明していっ
て欲しいものです。腹膜透析にお
いて、pHを中性化することで腹膜
機能の低下や、注液時の腹痛を軽減
できるということは、素晴らしいと
思います。患者さんの負担軽減につ
ながるなら、どんどん中性化を進め
て欲しいと思います。

改名の謎を解明。笑

 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント