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診療マル秘裏話 Vol.488 平成25年4月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1) 大豆摂取量が高い方が死亡リスクは低下
2)感染症と認知問題との関連性

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
1】大豆摂取量が高い方が死亡リスクは低下

 
 
 
 
米国臨床腫瘍学会(ASCO)
は3月25日、大豆摂取量が
肺ガン発生後の生存期間に及
ぼす影響に関する調査結果
を発表しました。

この研究は、米国国立ガン
研究所の支援を受け、ヴァ
ンダービルト大学において、
Shanghai Cancer Institute
とNCIから派遣された研究
員と共同で実施されたもの
です。上海の女性健康研究
への参加者7万4941人を
追跡観察し、大豆摂取量が
肺ガン発生後の生存期間に及
ぼす影響を評価しました。
試験登録時および2年後に、
各患者さんについて、食事
による大豆食品の摂取量に
ついて情報収集しました。
大豆食品のイソフラボン含
有量は中国の食品成分表に
基づき算出しました。

肺ガンとの診断を受けた
患者さんは444人試験登録
から診断までの期間(中央
値)は5.8 年でした。診断
前の大豆食品摂取量に応じ
て、患者さんを
高摂取群量(4oz/日超、
1ozは約30g)、中摂取量群、
低摂取量群(2oz/日未満)
の3群に割り付けました。
高摂取量群では低摂取量群
よりも全生存期間が著しく
延長されました。なお、
大豆摂取量が高い方が死亡
リスクは低下したものの、
4oz/日超ではこの傾向は
みられませんでした。食事
によるイソフラボン摂取量
についても同様の傾向が認
められました。
上海で実施された大規模
な追跡観察試験によって、
肺ガンと診断を受けるまでの
大豆食品摂取量が多い女性
患者さんは、摂取量が少な
い患者さんよりも生存期間
が延長されることが示唆さ
れます。本記事によって、
大豆食品摂取量が肺ガン発生
後の生存期間に好ましい
影響を及ぼすことを初めて
科学的に示しました。

「有望な所見が得られた
が、この研究結果のみから
国民に食事摂取を推奨する
のは時期尚早である。」と
研究チームは述べています。

時期尚早の意味は、大豆
の大量摂取による、実害が
出ているからです。大豆に
含まれる不活型のイソフラ
ボンのダイゼインから、腸
内細菌によって(菌を保有
していない人は、活性型イ
ソフラボンの恩恵は、受け
られません。50代の東洋の
女性の菌保有率は、50%で
すが、20代女性の菌保有率
は、20%に過ぎません)

大豆の大量摂取の危険性に

ついての動画です。



 
 
 
大豆をたべなければ、と
いう焦燥感は、時期尚早。


 
 
 
 
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2】感染症と認知問題との関連性

 
 
 
 
米国神経学会(AAN)は3
月26日、ウイルスや細菌に
よる感染症と認知問題との
関連性を示す、新たな試験
結果を紹介しました。学会
誌Neurologyに掲載されま
した。

試験ではマンハッタン北
部の平均年齢69歳の1625人
から採血し、一般的な感染
症5種類(単純ヘルペス1型
と2型、サイトメガロウイ
ルス、クラミジア肺炎病原
体、ヘリコバクターピロリ)
の抗体値を測定しました。
思考力および記憶力の評価
にはミニメンタルステート
検査による認知機能検査を
実施し、感染症と認知能の
関連性を検討しました。

感染症の血中抗体値が高
い人は、認知能検査のスコ
アが低くなるリスクが25%
高いという結果がでました。
つまり、口唇ヘルペスウイ
ルスなどの様々な病原体に
何年も感染していた人は、
血中抗体値の低い人に比べ、
認知問題を抱えている可能
性が高いことが分かったの
です。

「関連性についてはさら
に検討が必要であるが、
認知障害リスクの高い人々
を特定し、例えば、運動や
小児期のワクチン接種を
推奨するなど、後の人生で
の記憶問題のリスクを下げ
る可能性を探れるかもしれ
ない」と本試験の著者は話
しています。

認知症の症状について分かり

やすく解説した動画です。



 
 
 
 
最近の細菌は、認知症を
招く。笑

 
 
 
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編集後記

大豆の摂取は、肺ガンとな
ってしまった女性でもその
生存期間を延長したという
結果からは、他の重大な
疾病でも生存期間を延長す
る可能性が大であると考え
られます。これこそ、女性
ホルモン様物質の摂取によ
る、女子力アップによるも
のと考えられます。しかし
やみくもに大量の大豆製品
を摂取するのは、危険です。
できれば、毎日少量ずつの
摂取をお勧めします。感染
症と認知症がこれほど関連
が深かったとは、夢にもお
もいませんでした。リスク
を下げるよう、早く取り組
んでもらいたいと考えてい
ます。

乾癬は、感染症では、あ
りません。笑

 
 
 
 
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