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2015-03-16 15:25:57

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診療マル秘裏話 号外Vol.76 平成26年11月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)ガン治療ワクチンを開発してきた米デンドレオン社が倒産
2)甲状腺ガン患者のうち、7割近くは甲状腺ガンの発見が偶発的

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】ガン治療ワクチンを開発してきた米デンドレオン社が倒産

 
 
 
ガン治療ワクチンを開発して
きた米デンドレオン社が、倒産
手続きを始めました。自家移植
によるガン治療ワクチンを開発
し、世界で初めて医療用医薬品
として薬事承認を取得しました
が、経口治療薬との競争や製造
コストが負担になり経営難が続
いていました。ワクチンの供給
は継続しながら保有資産の売却
先を探すそうです。

同社は患者血液から採取した
末梢血単核球を加工して作る、
樹状細胞ワクチン「プロベンジ」
を開発し2010年4月に前立
腺ガン治療薬として米国食品医
薬品局(FDA)の新薬承認を
取得しました。 世界初の自家
移植ガンワクチンとして注目さ
れ、米国の公的医療保険でも
カバーされていましたが、その
後に「イクスタンジ」(アステ
ラス製薬/米メディベーション)
などの経口剤が登場し市場獲得
に苦戦していました。

工場建設などに投じた負債も
重なって現状の事業継続が困難
と判断し、今月10日付で連邦
倒産法第11章の適用を申請し
ました。プロベンジの供給は、
継続しながら、工場などを含め
たすべての資産を2億7500
万ドル以上で売却する計画だそ
うです。

ガンペプチドワクチン療法に

ついての講義動画です。



 
 
 
 
 
四散した資産を試算する。笑

 
 
 
 
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2】甲状腺ガン患者のうち、7割近くは甲状腺ガンの発見が偶発的

 
 
 
甲状腺ガン患者さんのうち7割近
くはガンの発見が偶発的であること
が、バイエル薬品の患者調査で分
かりました。 人間ドックや健康
診断での発覚や他疾患で受診した
医師から指摘されるケースがほと
んどで、自覚症状を有していたの
は21.1%にとどまるということ
です。
「更年期と勘違いしやすい」とす
る患者さんの声もあり、予後が
比較的良好な甲状腺ガンの早期発見
に向けた啓発の必要性があらため
て浮き彫りになりました。

調査は、2014年10月1-10日に、
全国の甲状腺ガン患者さんを対象に
行い、20-80歳代の男女565人から
回答を得ました。発見のきっかけ
は、人間ドックや健康診断が36.3
%、他疾患で受診した医師の指摘
が29.7%で、計66%が偶発的であ
ることが分かりました。自覚のあ
った症状は喉や首、リンパの腫れ、
しこり、ふくらみ、違和感が目立
ちましたが、だるさや疲れやすさ、
咳が続く、声がかれる、手指の震
えなども挙がりました。

これらの調査結果を受け、甲状
腺疾患を専門とする伊藤病院
(東京都渋谷区)学術顧問の高見
博氏は「甲状腺ガンは予後が良好で
多くの患者が術後早期に日常生活
へと戻れるが、気付いた時には、
進行している場合もあるため、
違和感が続けば甲状腺専門の診療
科で検診すべき」とコメントして
います。

甲状腺腫瘍についての動画です。



 
 
 
 
 
顧問の先生のコモンセンス。笑

 
 
 
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編集後記

ガンワクチンを先頭に立って旗
を振っていた会社が倒産を申請し
たというのは、残念な結果といえ
ましょう。日本だったら違う製薬
会社が買収して、合併吸収してし
まうことが多いようです。パイオ
ニアは、いつか後進の会社に追い
越される時が来るものなのですね。
甲状腺ガンは一般に予後が良好
なのですが、一部の分類のガンは
非常にたちが悪いものがあるので
侮ることはならないと思います。
いずれにしても、早期発見と早期
治療が望まれることは、言うまで
もありません。

後進の身でありながら、行進と
交信を止めずに、ホームページを
更新した。笑
 
 
 
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