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診療マル秘裏話 Vol.388 平成23年5月12日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1) 学校の屋外活動制限の可否に関する放射線量の基準
2) 難病「多発性硬化症」の悪化が抑制される新治療法

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】学校の屋外活動制限の可否に関する放射線量の基準

 
 
福島第1原発事故で政府が、
福島県内の小中学校などの屋外
活動制限の可否に関する放射線
量の基準を、年間20ミリシー
ルトを目安として設定したこと
に対し、米国の民間組織「社会
的責任のための医師の会(PS
R、本部ワシントン)」が5月
2日までに「子供の発ガンリス
クを高めるもので、このレベル
の被ばくを安全とみなすことは
できない」との声明を発表しま
した。

PSRは1985年にノーベ
ル平和賞を受賞した、「核戦争
防止国際医師の会」の米国内
組織です。

声明は、米科学アカデミーの
研究報告書を基に、「放射線に
安全なレベルはなく子供や胎児
はさらに影響を受けやすい」と
指摘しました。「年間20ミリ
シーベルトは、子供の発ガンリ
スクを200人に1人増加させ、
このレベルでの被ばくが2年間
続く場合、子供へのリスクは、
100人に1人となる」として
「子供への放射線許容量を年間
20ミリシーベルトに引き上げ
たのは不当なことだ」と批判し
ました。

2,013年当時の放射線量の減少

が鈍化しているという動画です。



 
 
 
 
 
 
生命の危機を声明に乗せる。笑

 
 
 
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2】難病「多発性硬化症」の悪化が抑制される新治療法

 
 
免疫細胞にカルシウムが流入
して特有のタンパク質が作られ
ることにより、運動まひや感覚
障害を主症状とする難病「多発
性硬化症」の悪化が抑制される
ことを、大阪大と理化学研究所
免疫・アレルギー科学総合研究
センター(横浜市)のチームが
マウスで解明し、4月28日付
の米科学誌イミュニティー電子
版に発表しました。

タンパク質はインターロイキ
ン10(IL10)です。大阪
大の馬場義裕(ばば・よしひろ)
特任准教授は「流入には、カル
シウム濃度を感知するセンサー
が必須。センサーがよく働くよ
うにしてIL10が多くできれ
ば、多発性硬化症の治療法が、
開発できる可能性がある」と話
しています。

多発性硬化症では脳や脊髄、
視神経などに炎症が発生します。
発症や悪化の原因はよく分かっ
ていません。

チームは、免疫細胞の一種
「制御性B細胞」にあるカルシ
ウムセンサーを欠損させたマウ
スと、普通のマウスに、多発性
硬化症に似た症状が出る物質を
注射しました。欠損マウスでは
歩けないぐらい重いまひが起き
ました。

普通のマウスではセンサーが
働くため、制御性B細胞にカル
シウムが流入し、IL10が作
られて炎症が抑えられ神経症状
の悪化も抑制されたと考えられ
ました。

多発性硬化症について分かりやすく

解説している動画です。



 
 
 
 
煙硝のにおいから延焼を知る。


 
 
 
 
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編集後記
福島の事故での屋外活動の可
否に関する放射線量の基準が
妥当でないということから小佐
古敏荘(こさこ・としそう)
東大大学院教授の内閣官房参与
辞任があったということをニュ
ースで知りました。アメリカ合
衆国の権威有る医師の団体です
らこの基準はおかしいと言って
います。国民にもっと分かるよ
うな形で文部科学省も発表する
べきでは、なかったかと思われ
ます。将来の日本をしょってた
つ学生たちの健康に害を及ぼす
ような基準なら本当に罪作りな
話でしょう。多発性硬化症の新
治療法が動物実験で成功したの
は喜ばしいことであると思いま
す。ぜひ臨床試験までこぎ着け
られるといいなと思いました。

楽聖といわれた学生。笑

 
 
 
 
 
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