2015-03-19 10:14:21

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診療マル秘裏話　号外Vol.78 平成26年11月23日作成
作者　医療法人社団　永徳会　藤田　亨

 
 
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目次

1)「悪玉」の免疫細胞を死滅させ排除する細胞を作り出す「幹細胞」
2)2020年の東京オリンピック対応の紫煙をめぐる超党派の議員連盟

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。
 
 
1】「悪玉」の免疫細胞を死滅させ排除する細胞を作り出す「幹細胞」

 
 
 
自分の体の組織を異物とみな
して攻撃する「悪玉」の免疫細胞
を死滅させ、排除する細胞を作り
出す「幹細胞」を京都大のチーム
がマウスで特定し、１３日付の米
科学誌イミュニティー電子版に、
発表しました。

免疫細胞は本来、ウイルスや
細菌から体を守る働きがあります。
免疫が正常に働かないマウスに、
この幹細胞を移植し、機能の回復
に成功しました。チームの湊長博
教授は、「関節リウマチや糖尿病
など、自己免疫疾患の治療法開発
に役立つ可能性がある」と話して
います。

主要な免疫細胞の「Ｔ細胞」は、
心臓の前にある胸腺という器官で
作られます。中には、誤って体の
組織を異物として攻撃し自己免疫
疾患を引き起こす悪玉の細胞もあ
ります。幹細胞とは、皮膚や血液、
神経など体を構成するさまざまな
種類の細胞になる能力と自己複製
能力を併せ持った細胞です。傷つ
いた臓器や組織を修復する、再生
医療に役立つと期待されています。
間葉系幹細胞や造血幹細胞など、
大人の体にもある体性幹細胞や、
受精卵から作る胚性幹細胞（ＥＳ
細胞）、皮膚の細胞に、遺伝子を
導入するなどして作る人工多能性
幹細胞（ｉＰＳ細胞）などがあります。

アレルギー性疾患、自己免疫性

疾患のラジオ相談室の音声のみ

の動画です。



 
 
 
 
 
最近の細菌は、免疫機構をすり
抜ける。笑

 
 
 
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2】2020年の東京オリンピック対応の紫煙をめぐる超党派の議員連盟

 
 
 
今週、たばこの煙をめぐる超党
派の議員連盟が設立されました。
2020年の東京オリンピック・
パラリンピックでの対応に向けた
ものだそうです。
東京が喫煙禁止の都市になる
可能性もあります。
神奈川県にあるハンバーグが売
りのハングリータイガー保土ケ谷
本店です。未成年の従業員に配慮
し、10年以上前から、客も含めて、
店内を完全禁煙としました。
ハングリータイガーの中田
有紀子取締役相談役は「売り上げ
が落ちるのかなって、心配してま
したけど、そういうこともなかっ
たですし、子どもを連れたお客様
が増えた感じがして、お店として
はすごくありがたかったですね」
と話しました。
神奈川県では、2009年に条例が
制定され、現在、公共施設での
喫煙は原則禁止されています。
当時、県知事だった、みんなの
党の松沢参院議員は「かなりの脅
しもありました。脅迫ですよね、
『こんな条例つくったら、殺して
やる』というような脅迫は、日常
茶飯事でしたし。正直言って、怖
い思いもしました」と述べました。
今週、受動喫煙防止法の実現を
目指す、超党派の議員連盟が立ち
上がりました。
その設立趣意書には、「オリン
ピック成功のため」と明記されて
います。　IOC(国際オリンピック
委員会)は、1988年からオリンピ
ック会場の禁煙化を進めていて、
たばこ産業はスポンサーになる
こともできません。
2020年の東京でも、たばこの煙
に対して厳しい目が向けられると
みられています。
愛煙家からは「外でも吸う場所
が限られてて、中も駄目ってなっ
たときに、じゃあ、どこで吸えば
いいのか」、「震えだしそうです
ね、たばこ吸えなくて」といった
声が聞かれました。
喫煙禁止の流れに戸惑う飲食店
もあります。「花せん」の従業員
は「ほとんどのお客様がたばこを
吸われますので、困ります。どち
らのお客様の意見にも沿えるよう
に、分煙が好ましいとは思います」
と話しました。
東京は喫煙禁止の都市になるの
でしょうか？
みんなの党の松沢参院議員は
「ぜひとも舛添知事には、国際ス
タンダードに合った東京都の条例
を目指していただきたい」と話し
ました。
４日、東京都の舛添知事は「もう
少し議論をして聞いたうえで条例
化できるかどうかっていうのは、
これはまた課題なんで」などと話
していました。
それぞれの思惑が交錯する中、
たばこの煙の行方に注目が集まっ
ています。

1992年のバルセロナ大会以降の、
夏のオリンピックが開催された
都市を見ると、いずれもオリンピ
ックを契機に受動喫煙防止の法律
や条例が施行されています。
また、2016年の開催地、リオデ
ジャネイロでも法整備がされまし
た。

受動喫煙に関するニュース動画

です。



 
 
 
 
近縁の人から禁煙しましょう。笑

 
 
 
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編集後記

自分の体の組織を異物とみな
して攻撃する「悪玉」の免疫細胞
を死滅させ、排除する細胞を作り
出す「幹細胞」を使って関節リウ
マチや糖尿病など、自己免疫疾患
の治療法開発に役立つ可能性を、
追及して頂きたいと思います。
関節リウマチでは、関節の変形が
進むまでの間の治療が待ったなし
ですし、糖尿病の合併症も負けず
劣らず待ったなしだと私は、考え
ています。この幹細胞の臨床試験
が直ちに始められることを期待し
たいと思います。2020年の東京オ
リンピックでも、たばこの煙に対
して厳しい目が向けられ、禁煙化
が進むことを期待しています。
愛煙家の人からのどこで吸えば、
いいのかという問いかけにも十分
配慮した上で行って頂きたいと思
いました。具体的には、画期的な
分煙のシステムが導入される事を
期待しています。

機体の気体に期待する。笑

 
 
 
 
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