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2014-11-17 19:18:38
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診療マル秘裏話 号外Vol.24 平成26年9月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨
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目次
1) 慢性骨髄性白血病(CML)の治療効果をモニタリング
2)iPS細胞から作製した網膜色素上皮シートの移植手術
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。
1】 慢性骨髄性白血病(CML)の治療効果をモニタリング
大塚製薬は16日、慢性骨髄性白血病
(CML)の治療効果をモニタリングす
るための体外診断用医薬品「Major
BCR-ABL mRNA測定キット
『オーツカ』」の製造販売承認を取得し
たと発表しました。世界最高水準の検出
感度で白血病細胞の量を検査できるキッ
トだそうです。保険収載手続きを進め、
11月に発売する予定です。
CML患者さんの血液中に残っている
白血病細胞(Major BCR-ABL
mRNA)量を調べて、診断や治療効果
のモニタリングに用いる検査キットだそう
です。この遺伝子検査の新しい測定基準と
して世界的に普及し始めている国際標準値
(IS値)を用いた検査キットで、最小
検出感度は従来の測定レベルを上回る0・
0007%(IS値)と微量の細胞残存も
検出できるということです。
今月3日付で製造販売承認を取得しまし
た。保険適用や販売体制の準備を進め、
11月に発売予定だそうです。大塚製薬が
自社開発した体外診断薬で、海外展開は、
未定だそうです。
慢性骨髄性白血病に関するQ&A動画
です。
転回して海外展開する。笑
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2】iPS細胞から作製した網膜色素上皮シートの移植手術
理化学研究所は9月18日、先端医療センター
病院でiPS細胞(人工多能性幹細胞)から
作製した網膜色素上皮(RPE)シートの移植
手術を受けた滲出型加齢黄斑変性(AMD)の
70歳代女性が退院したと発表しました。iPS
細胞を用いた被験者としては世界初で、約1
年の観察期間で移植の安全性や視機能への
影響を評価します。
この女性は9月12日に、先端医療センター
病院で自家iPS細胞由来のRPEシートを右眼
網膜下に移植する手術を受けました。現時
点で合併症など有害事象は認められず、
シートのずれなどもないということです。
ただし、RPEシート移植の安全性や視機能へ
の影響を客観的に評価するため、約1年の
観察期間を設けています。
同院眼科統括部長の栗本康夫氏は「経過
も良好でひとまず安堵している。臨床研究
としてはこれからが本番になるので、万全
の態勢で慎重に評価していきたい」と話し
ています。次回の経過や結果に関する情報
提供は、移植1年後を予定しているという
ことです。
本年の9月に移植された時の記者会見の
動画です。
身長を慎重に測定する。笑
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編集後記
慢性骨髄性白血病の治療効果を鋭敏に
モニタリングすることが可能になった事
は、喜ぶべきことでしょう。後は、この
キットを使っても、検出不可能とされる
レベルの治療を確立するだけだと私は、
考えております。iPS細胞(人工多能性
幹細胞)から作製した網膜色素上皮
(RPE)シートの移植手術を受けた滲出型
加齢黄斑変性(AMD)の70歳代女性が退院
したことは、iPS細胞を使った再生医療の
記念すべき第一歩であると考えます。
さらにこの治療が安価に、万人に受けられ
るようにしていただきたいものです。
アンカーの給料が最も安価でした。笑
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