美しい肌Vol.452

2014-11-05 08:28:28

カテゴリー:女性の美容と健康

菊芋

写真は菊芋です。

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美肌の野菜&果物&魚介(各論:菊芋)

 
 
 
 
菊芋の正体

草丈1.5〜3mと大きくなり、菊に似た黄色い

花を9-10月につけ、10月末に地中に塊茎

を作ります。茎や葉に小さな刺があります。

繁殖力は強いようです。 菊芋と花がよく似

ているキクイモモドキ Heliopsis helianthoides
という植物があります。日本には1850年代

から1860年代に初めて導入され、全国に

定着が拡大しています。河川敷や草地に

生育する在来種の植物と競争し、駆逐する

危険性があります。外来生物法によって

要注意外来生物に指定されています。

キクイモの和名は、菊に似た花をつけ、芋

ができるために付けられました。

エルサレム・アーティチョークは英名

Jerusalem artichoke に由来しています。

Jerusalem はイスラエルの都市エルサレム

のことですが、この植物との関わりはあり

ません。 もと、古いイタリア語ではキクイモ

を Girasole Articiocco(ジラソーレ・アルテ
ィチョッコ)と呼んでいました。「ヒマワリ・アー

ティチョーク」の意で、ヒマワリとは花が、

アーティチョークとは味が似ています。

このGirasole をジルーサウルと発音して
Jerusalem (ジュルーサラム)と混同し、

英語で Jerusalem artichoke というよう

になったとする説があります。主成分は

多糖類イヌリンを含む食物繊維であり、

生の菊芋には13-20%のイヌリンが含まれ

ます。通常の芋類と異なり、デンプンは、

ほとんど含まれません。塊茎を食用とし

ます。料理としては牛乳煮、バター焼き、

フライ、スープ、味噌漬け、煮物などです。

また、イヌリンは消化によってオリゴ糖の

一種フルクトオリゴ糖となるため、健康食品

として顆粒やお茶として加工され市販され

ています。さらに、飼料とするほか、果糖の

原料にもされます。岐阜県恵那市岩村町

では、菊芋の味噌漬けや粕漬けが名物と

して販売されています。長野県下伊那郡

泰阜村・阿智村や熊本県阿蘇郡小国町

では、キクイモを用いた地域振興をして

います。

とうもろこしやアスパラガスのスープに加え

て、菊芋のスープが紹介されています。



 
 
 
 
 
 
 
 
菊芋の歴史

天然のインスリンと呼ばれている菊芋はキク科

ヒマワリ属に分類される植物です。正式な学名

は「ヘリアンツス・ツベロスス」と言います。これ

はギリシャ語で「塊茎を作る太陽の花」を意味

します。花を御覧頂くとひまわりにそっくりであ

ることが分かります。このようなひまわりにそっ

くりな直径10cmくらいのお花の根に、多くの

塊茎(いも)を形成しています。原産地は、

北アメリカです。当時の原住民トピナンブ族が

昔からキクイモを食料として、また家畜の飼料

として使ってきました。17世紀に入ってヨーロ

ッパ各地へ伝えられ、1772年にヨーロッパ中に

起こった飢饉の時に、厳しい環境でも比較的

栽培が容易な菊芋は栄養源として利用される

こととなりました。さらに第二次世界大戦中

には、配給カードがなくても購入することが

できた食物だったという理由で、多くの国で

食べられるようになりました。現在でもヨーロ

ッパでは多くの菊芋を使ったレシピがあります。

日本で初めて菊芋が食べられたのは、幕末

から明治の初め頃といわれていますが、注目

を浴びたのは、欧米と同じ第二次世界大戦

の時、「作付統制野菜」に指定され、国民の

飢えをしのぐ代用品として配給され広まること

となったのです。20世紀になりエドガー・

ケイシーが菊芋について画期的な発表をし、

その後科学的にイヌリンが含まれていること

が証明され、現在では血糖値が下がると

いわれ、健康食品として親しまれています。

ハンガリーでは、戦時中に栄養源として菊芋

を多く食べさせられすぎたために、市場では

辛い思い出とともに並ぶため、お年寄りの方

にはあまり人気がないそうです。

菊芋を製粉機でパウダー状にする様子

が描かれた動画です。パウダー状にして

お茶などに利用されるということです。



 
 
 
 
 
 
 
菊芋の雑学

まず最初に菊芋の選び方について述べて

みたいと思います。外見が生姜に似ています。

しっかりと栄養を蓄えて丸くなったものを選び

ます。菊芋は鮮度が落ち、乾燥してくるとしな

びたように柔らかくなってきます。実が硬く締

まったものを選びましょう。次に菊芋の保存

方法について述べます。菊芋はなるべく土を

付けたまま冷蔵庫で保存して下さい。表面を

水洗いしてしまうと日持ちが悪くなる上、

イヌリンの含有量も減っていくようです。菊芋

は生命力が非常に強い植物で、土に埋めて

おくと翌春芽を出すまで自然な状態で活き

続けます。地面が凍ってしまうような地域では

土を入れたプランターなどに埋め、屋内の

凍らない場所に置いておきます。夏を越す

ような保存の場合は、土に埋めると芽が出

てしまうので、菊芋の皮を剥いてから冷凍

します。

生のままではなく、乾燥させて煮出して

お茶にしたり水で戻して漬物にする方法も

あります。乾燥させる場合は、丸のままでは

なく、皮を剥いてからスライサーなどを使っ

てスライスしたものをさっと水ですすぎ、

それをザルなどに広げて天日干しします。

完全に乾いたら保存袋に入れて冷暗所に

保存します。菊芋の食べ方について順を

追って説明します。調理のポイントは、生

のままでもクセがなくシャキシャキとした

食感が楽しめる他、加熱する料理でも

美味しく食べられます。下ごしらえに

ついて説明します。皮はとても薄いので、

気になるコブの部分や土が残っている

部分だけ取り除くだけでも食べられます

が、綺麗に仕上げたい時や気になる方は

綺麗に剥いてから使って下さい。水で

すすぎながら金たわしでこすると綺麗に

皮が剥けます。もちろん表面をつるっと

仕上げたい場合はナイフを使って下さい。

具体的な食べ方について説明します。生

のまま皮を剥き、スライスや細切りにした

ものをサラダや色々な和え物にして食べ

ます。シャキシャキとした食感が楽しめます。

スライスして炒め物に使ったり、丸ごとオー

ブンで焼きバターなどを付けて食べても

美味しく頂けます。ジャガイモのように

煮物にすることも出来ます。また味噌汁

やスープの実にもなるほか、ポタージュ

にも出来ます。丸ごとフライにしたり、スラ

イスしたものを天ぷらにして食べてもいい

でしょう。菊芋は野生化したものが全国で

見られる反面、生鮮食材としてはまだまだ

メジャーではなく、生鮮品として店頭に

並ぶ量は非常に少なく、そのほとんどが

健康食品や健康飲料向けに乾燥させた

ものやそれを粉末にしたものを作る目的

で全国各地で栽培されています。長野県

内ではいくつかの土地でキクイモの特産

化が進められているようです。菊芋は9月

から10月にかけて黄色い菊に似た花を

咲かせ、その後秋には地上部が枯れ、

地中に塊茎を作ります。収穫されるのは

それからとなり、11月以降に掘り出され

ます。菊芋は秋に根が大きなり、翌春には

そこから新たに芽が出てきます。収穫は

その間いつでも出来るということになります。

とは言っても、雪が多い地方では雪が積

もっている間収穫できないので、11月頃

と翌春3月から4月頃に掘り出されます。

最も多く出回るのは11月から12月にかけ

てです。

菊芋のきんぴらの動画レシピです。



 
 
 
 
 
 
菊芋の有効成分

菊芋には天然のインスリンが含まれている

といわれますが、天然のインスリンとはイヌ

リンの事です。 菊芋にはイヌリン以外に

注目する成分があります。それは、ポリフェ

ノールです。菊芋の乾燥粉末100g中に、

3.2gのポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールは、あらゆる植物に含まれ

ている抗酸化物質の仲間の総称で、赤

ワインや緑茶に多く含まれているといわれ

ています。  太陽の光を一杯に浴びる

植物ほど、ポリフェノールが多いといわれ

ています。それは、植物が太陽の紫外線

の害から自分を守るために作った抗酸化

物質が必要不可欠だからです。植物は、

太陽の光エネルギーを利用して、

エネルギー源であるデンプンを作ります

が、太陽光に含まれている紫外線は、

強力なエネルギーをもっていて、これを

まともに浴びると活性酸素を生じます。

その活性酸素によって、細胞がダメージ

を受けますが、ポリフェノールがあるとこの

活性酸素の害を防ぐことができます。越年

する種子や芋などの中でも、生命力が強

いものほど、活性酸素から身を守るポリフ

ェノールを多く含んでいます。 活性酸素

は、さまざまな生活習慣病、老化、ガン

などの原因になるといわれていますから、

菊芋にポリフェノールが多く入っている

ことは、大変ありがたいことと言えましょう。

血糖値が高い状態では、活性酸素が大量

に発生して、合併症を引き起こしやすいの

ですが、ポリフェノールが多く含まれている

菊芋は、合併症の予防に力強い味方となり

ます。 菊芋はデンプンをあまり含まないため

芋でありながらカロリーが低く、ジャガイモの

半分以下のカロリーしかありません。菊芋

にはカリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、

マンガン、銅、亜鉛などのミネラルが豊富に

含まれていますが、菊芋の特徴はセレンの

含有量 の多さです。  セレンは、エネルギー

産生と活性酸素の除去に大きな役割を担っ

ている大切な物質です。  エネルギー産生

とは、食品に含まれる水素と、呼吸で吸い込

んだ酸素とが結びついて水ができるときに、

生じるエネルギーを、ATP(アデノシン三

リン酸)という分子の形にして蓄えることです。

このATP分子は、全ての細胞で作られて、

生命活動に必要なエネルギーのほとんどを

まかなっています。我々が生きていられるの

も、筋肉を動かせるのもこのATPがある

おかげです。このATPをつくるときにセレン

が大切な役割を担っているのです。 セレン

は野菜穀物を通じてゴマが多いほか、野菜

にはあまり含まれていません。そのほか菊芋

に匹敵するほどセレンを持っているものは、

のり、わかめ、シラス干し、干しアミ、わかさぎ、

鶏肉、豚肉などです。セレンの働きには、

過酸化脂質などの分野に働く酵素の必須

成分、体の組織の老化を遅らせる、発ガン

を抑制する、免疫機能を高める、水銀・カド

ミウムなどの有害金属の毒性を軽減する、

精子の形成にかかわるユビキノンの生成を

助けるなどがあります。また、セレンが欠乏し

た人では、これを補うと、髪が抜けにくくなる、

フケが減る、精子が増加する、更年期障害

の症状が改善される、動脈硬化・ガン・白内

障のなどの予防になる、という効果 があり

ます 。菊芋にはビタミン類では、βカロチン、

チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミン

B2)、ナイアシン(ニコチン酸)、ビオチン(H)、

アスコルビン酸(ビタミンC)、パントテン酸など

が含まれています。 酵素はイヌラーゼ、

プティナーゼ、インベルターゼ、ホスホリラ

ーゼ、フェノラーゼなどが含まれます。 糖尿病

ではエネルギー(ATP)を作り出す能力が落

ちるため疲れやすい、だるいという状態が起き

ることを考えると、セレンと協力してエネルギー

を作り出すのに欠かせないビタミンB類やビタ

ミンCを多く含んだ食品を補うようにすると、

菊芋のよさを引き出すことができます。ちなみ

にこのATPを生み出す過程(ミトコンドリアとい

う細胞内小器官の中)で、電子がこぼれて、

酸素と結びついて活性酸素になることが、

分かっています。エネルギーを生み出す限り、

活性酸素は、生み出され続け、それが過剰に

なると遺伝子や細胞を傷つけて、ガンなどの

病気を発生することが分かっています。

菊芋の美肌効果

菊芋の成分であるイヌリンの働きとしては

糖尿病などの生活習慣病予防、肥満解消、

便秘解消、更年期障害の予防・解消、ガン

の成長阻害などがあげられます。 イヌリン

は、血中のブドウ糖の濃度や、中性脂肪

のなどの脂質の濃度を下げるという研究

報告があります。  尿の出をよくしたり、

インポテンツが改善されたりしたとの報告

があります。 このことから膵臓機能、腎臓

機能の改善に役立つものと考えられます。

イヌリンは腸内で酵素イヌラーゼにより

分解されてフルクトオリゴ糖に変わります。

フルクトオリゴ糖は腸内の善玉菌である

ビフィズス菌のエネルギー源であり、その

成長を促し増加させます。また、悪玉菌

であるウェルシュ菌などには利用されな

いため、腸内ではビフィズス菌が優勢に

なり、悪玉 菌は劣性になります。そして

ビフィズス菌は酢酸や乳酸を作り出し、

腸のPHを低く保ちます。腸内のPHが低

い環境では、カンジタ、サルモネラ、

シゲラ、大腸菌、クロス、ラジウム、ブドウ

球菌などの病原性を持つ菌は、働くこと

ができません。つまり腸が浄化されて、

その働きが活発になるわけです。  また、

フルクトオリゴ糖のその他の生理的機能

としては、食物繊維として整腸作用をもち

便通 の改善に役立ちます。腸は、小腸も

大腸も免疫のセンターと言われています。

腸と皮膚は、もともと外胚葉という胎生期

の同じ細胞からできています。腸と皮膚

は、腸内環境が良くなれば、皮膚も良く

なる、逆に腸内環境が悪くなれば、皮膚

も悪くなるというてれこの関係にあります。

そのため腸内環境がイヌリンによって良く

なることで、免疫力がアップし、美肌効果

につながることは、明らかです。また豊富

に含まれるポリフェノールや抗酸化ビタミン

であるβカロチン、サイアミン(ビタミンB1)、

リボフラビン(ビタミンB2)、ナイアシン(ニコ

チン酸)、ビオチン(H)、アスコルビン酸

(ビタミンC)、パントテン酸が相加相乗作用

を作り、お肌の抗酸化および抗老化作用を

強めます。そしてこの相加相乗効果による

美肌効果が期待できます。さらにエネルギー

産生を盛んにし、体の組織(皮膚もその

一部)の老化を遅らせるというセレンの働き

が加われば、美肌効果が期待されること間

違いなしです。実際に、ブログで「菊芋を食

べた次の日の肌の良さには驚きました。」と

言っている女性がいます。同じ方が「私は

好きなので、ついつい菊芋を食べ過ぎて

しまうのですが、肌がキレイになる事と、お通

じが良くなる事を実感しています。菊芋は生

が手に入らない時にはドライになっても健康

食品のお店で販売していますよ。」ともおっ

しゃっているので女性の皆さん是非実践して

頂きたいと思います。先述の女性のブログは、

アメブロ「美肌を目指す!敏感肌Hirokoの

トータルスキンケア」から引用させて頂きま

した。そのブログサイトのアドレスは、以下の

通りです。

ameblo.jp/mnbb-skincare/entry-

11684805339.html

菊芋料理を楽しむ会の動画です。



今回はここまでとさせて頂きます。

菊芋は、キク科の植物で美肌に効く。笑

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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