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診療マル秘裏話 Vol.369 平成22年12月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次
1) 手の指の協調した動きに脊髄の神経が重要な役割
2) 白血病の治療の骨髄移植によりHIVウイルスが消滅

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

 
 
 
 
1】 手の指の協調した動きに脊髄の神経が重要な役割

コップをつかんだり、ペンを
握ったりといった手の指の
協調した動きには、脳だけで
なく脊髄の神経が重要な役割
を果たしていることを、国立
精神・神経医療研究センター
(東京都小平市)などのチー
ムが発見しました。12月
15日付の米科学誌に掲載さ
れました。

これまで指の筋肉の動きに
は、大脳皮質が直接関わって
いると考えられていましたが、
脊髄は神経の活動を伝える単
なる中継点ではなく、複雑な
役割を担っていることになり
ます。

同センターの関和彦(せき・
かずひこ)部長は「脊髄損傷
や脳卒中などで手足の動きが
まひした人の治療や、新たな
リハビリ法の開発に役立つ」
と話しています。

大脳皮質が発達していない
赤ちゃんでも物をつかむ動作
ができることなどから、チー
ムは脳と運動神経をつなぐ
脊髄の神経に着目しました。

サルの脊髄に電極を固定し、
親指と人さし指を使って実験
装置のつまみを動かした際の
神経活動を記録することに
成功しました。脊髄の神経は
一つ一つの筋肉を動かすので
はなく、複数の指のさまざま
な筋肉をコントロールしてい
たということです。

脊髄、背骨の一般的な働きを

たとえで紹介している動画です。



 
 
 
 
 
 
深頚部の神経。笑

 
 
 
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2】 白血病の治療の骨髄移植によりHIVウイルスが消滅

白血病の治療のため、骨髄
移植を受けたところ、感染し
ていたエイズウイルス
(HIV)が体内から消えた
という珍しい患者さんの症例
が、米国の医学誌に報告され
ました。12月15日米メデ
ィアが報じました。

提供された骨髄の遺伝子が
HIVに耐性を持っていた
ことから起きたと推測されて
います。専門家らは「エイズ
治療法として使うのは難しい
が、新たな治療法や薬の開発
の手掛かりになる」と指摘し
ています。

患者さんは40代の男性で、
2007年にドイツの病院で
白血病治療のための骨髄移植
を受けました。移植から3年
以上過ぎた時点で、白血病が
治ったばかりか、以前から
感染していたHIVも検出さ
れなくなったということです。

骨髄移植は、薬によって、
患者さんの骨髄中にある血液
をつくる細胞をいったん破壊
し提供者さんの骨髄液を点滴
して、造血細胞を置き換える
治療法です。

白血球の型が合う骨髄提供
者さんが見つかった上に提供
者さんが白人の1%にしかみ
られないHIVに耐性がある
遺伝子を持っていたという
二重の幸運に恵まれたことに
なります。

ミャンマーで痛みを伴わない

HIVの内服治療が行われる

ようになったというニュース動画

です。



 
 
 
 
 
 
 
耕耘機で二重の幸運。笑

 
 
 
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編集後記

脊髄の神経の働きが手足の
運動に精密に連動するなど考
えも及びませんでした。大脳
領域の支配図が頭に浮かびな
がら、サルの神経活動の実験
に思い至るには、画期的な
自由な発想が必要だと思いま
す。ドナー(提供者さん)の
HIVウイルス耐性遺伝子を
解析して、遺伝子治療できる
ようになれば、素晴らしいと
考えています。

懐石料理を二階席の会席の
場で解析する。笑

 
 
 
 
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