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2021-08-07 22:10:51

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診療マル秘裏話  号外Vol.1925 令和2年10月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)蛋白質分解化合物の製剤化で自社開発を本格化
2)武漢熱感染者と非感染者行動に関する調査結果

 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 蛋白質分解化合物の製剤化で自社開発を本格化

 
 
 
 
 
 蛋白質分解化合物(TPD)
の製剤化を目指すユビエンス(
東京都中央区、武内博文社長)
は、自社開発を本格化します。
提携先のエーザイなどとの協業
とは別に、単独で血液ガン向け
の案件を2つ立ち上げました。
一つは慢性骨髄性白血病(CM
L)で、もう一つは急性白血病
の薬剤です。CML薬候補は20
24年をめどに臨床試験を始め、
将来は「グリベック」(スイス・
ノバルティス)と並ぶ第1選択
薬の地位を目指します。

 TPDは最近注目される新技
術で、疾患原因蛋白質を分解す
る低分子化合物を医薬品として
使います。ユビエンスは、TP
Dの先駆者である国立医薬品食
品衛生研究所(国衛研)の内藤
幹彦主任研究官の成果を基に20
18年に発足しました。

 TPD創薬は標的となり得る
蛋白質の選択肢が広い一方、未
成熟市場のため「誰が先手を打
つかの陣取り合戦」(武内社長)
となっています。そのなかでユ
ビエンスはCMLに照準を当て
ています。

 CMLを選んだのは、原因蛋
白質「BCR-ABL」を分解
できるTPDを国衛研が絞り込
んでいたことに加え「血液ガン
の中では開発品目が少ない」(
同)のが理由です。既存薬に薬
物耐性の課題がある点も、今か
ら追随するうえで好機とみてい
ます。

 CML薬はグリベックを筆頭
とするキナーゼ阻害剤が主流で
す。ただし、その働きはBCR
-ABLのシグナルを伝達する
キナーゼの受容体を一時的にふ
さぐのみです。TPDはBCR
-ABL自体を分解するため、
もっと根本的な治療につながり
ます。

 例えば、既存薬の大半は投与
を続けるうちに効かなくなりま
す。米アリアド(2017年に武田
薬品工業が買収)が開発した「
アイクルシグ」は薬物耐性に着
目した次世代品ですが、BCR
-ABLにT315I変異が生
じて起きる耐性にしか対応して
いません。

 TPDは分解にあたり変異の
有無を問いません。またBCR
-ABLの発現量が増えすぎて
薬剤が結合しにくくなるなど、
耐性の原因は他にもあります。
TPDはこの課題を解消できる
可能性を秘めています。

 世界のCML患者さんは8万
人弱で、市場規模は4000億
円とされています。患者さんの
3分の1に耐性が出るため「こ
こに限定しても当社にとっては
十分な市場」(同)との判断か
ら、まずはグリベック耐性の適
応を、最終的にファーストライ
ン適応を目指します。

 CMLに次ぐ自社開発品とし
て検討しているのが、急性骨髄
性白血病(AML)と急性リン
パ性白血病(ALL)を含む急
性白血病の治療薬です。詳細は
非開示ながら、原因蛋白質をあ
る程度同定したということです。

 TPDに取り組む企業は世界
的に増えています。最も先行す
る米アルビナスは、アンドロゲ
ン受容体を分解する前立腺ガン
薬候補の第1相臨床試験をすで
に開始しました。米ファイザー
や米メルクから多額の資金も調
達しました。

 CML向けの治験はまだ皆無
ですが、TPDでBCR-AB
L分解を狙う企業は海外にもあ
ります。ユビエンスはスタッフ
数人の小所帯です。エーザイや
デ・ウエスタン・セラピテクス
研究所と提携しているが、CM
L薬の自社開発にはスポンサー
獲得が必須となります。

慢性骨髄性白血病について解説

している動画です。

 
 


 
 
 資金の一部を試金石の事態に
投入した。        笑
 
 
 
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2】 武漢熱感染者と非感染者行動に関する調査結果

 
 
 
 
 
 
 米疾病対策センター(CDC)
は9月10日、新型コロナウイル
スの感染者と非感染者の行動に
関する調査結果を公表しました。
それによると、感染者は非感染
者と比べ、症状が出る前にレス
トランなどを訪れた割合がはる
かに高いことが分かりました。
CDCは米国内11州で7月1
~29日、新型コロナが疑われ
る症状を訴えて検査を受けた人
のうち、陽性だった154人と
陰性だった160人を対象に、
症状が出る直前2週間の行動を
調べました。感染者の70.6%、
非感染者の74.2%は、この期間
中「常にマスクを着用していた」
と回答しました。
 調査対象者のうち、レストラ
ンを訪れた人は非感染者が27.7
%だったのに対し感染者は40.9
%、バーや喫茶店に行った人は
非感染者が5.0%、感染者は
8.5%でした。「買い物」「
屋内での集まり」「スポーツジ
ム」「教会」などの項目では、
ほとんど差がありませんでした。
調査対象の感染者が実際にど
こで感染したかは不明で、レス
トランでの食事が屋内か屋外か
も区別されていません。それで
もCDCは「飲食時などマスク
着用や社会的距離の確保が難し
い場での感染リスクを下げる方
策を考える必要がある」と指摘
しています。

飲食店の利用時の注意について

解説している動画です。

 
 


 
 
 
 私的な指摘を大事にする。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 蛋白質分解化合物(TPD)
の製剤化を目指すユビエンス(
東京都中央区、武内博文社長)
が、自社開発を本格化すること
を表明したのは、喜ばしいこと
です。しかも、薬剤耐性を起こ
さない薬剤を開発して、現行の
薬剤耐性を起こす薬剤にとって
変わろうというのですから壮大
な計画だと思います。ただし、
薬剤開発は、蓋を開けてみない
と分からないことがあります。
動物実験で非常に有効性に優れ
ていると思われる薬剤でも、副
作用が強かったり、相互作用が、
強かったりして、臨床では、使
えないと判断されることも多い
のです。安全性について、十分
確認して、薬剤を作って言って
欲しいものです。
 米疾病対策センター(CDC)
が9月10日、新型コロナウイル
スの感染者と非感染者の行動に
関する調査結果を公表したのは、
素晴らしいことです。それによ
ると、感染者は非感染者と比べ、
症状が出る前にレストランなど
を訪れた割合がはるかに高いこ
とが分かったということです。
ステイホームとは、良く言った
もので、安倍前首相の昭恵夫人
のように、いつも外出していな
いといけない人にとっての外食
は、極めて危険ということだと
思います。おまけに居酒屋経営
までなさっているということで
すから、ハイリスクであること
は、明らかです。前首相が辞意
を表明するまで、前首相の病状
を知らなかったということで、
前首相の足を引っ張り続けたこ
とは、本当に残念としか言い様
がありません。

危険を感じて棄権した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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