最近の号外Vol.1923メルマガ

2021-08-05 23:06:46

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 
診療マル秘裏話  号外Vol.1923 令和2年10月3日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)武漢熱ウイルスに強力な阻害作用を示し複製を阻害
2)乳幼児期や学童期に発症する小児炎症性腸疾患

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 武漢熱ウイルスに強力な阻害作用を示し複製を阻害

 
 
 
 
 
 特殊製薬会社のレッドヒル・
バイオファーマは9月8日、オパ
ガニブ(opaganib)が
新型コロナウイルス感染症(武
漢熱)の原因ウイルスである武
漢熱ウイルスに対して強力な阻
害作用を示し、ヒト肺気管組織
のin・vitroモデルでウ
イルス複製を完全に阻害したこ
とを発表しました。オパガニブ
はファーストインクラスの経口
投与スフィンゴシンキナーゼ2
(SK2)選択阻害剤で、宿主
細胞成分を標的として抗炎症活
性と抗ウイルス活性を示し、ウ
イルスの突然変異による影響を
受けず、抵抗性を最低限に抑え
ます。オパガニブは現在、武漢
熱ウイルスによる重症肺炎患者
さん治療を対象に、国際治験第
2、第3相と米国での第2相試
験が実施されています。

武漢熱の最新治療について解説

している動画です。

 
 


 
 
 強力な協力関係を結ぶ。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
2】 乳幼児期や学童期に発症する小児炎症性腸疾患

 
 
 
 
 
 
 安倍晋三首相が辞職する理由
となった潰瘍性大腸炎やクロー
ン病などは、腸の粘膜に慢性の
炎症が起きる炎症性腸疾患(I
BD)です。成人してからの発
症が多いのですが、乳幼児期や
学童期に発症する小児の患者さ
んも少なくありません。副作用
に対する恐れから成人患者さん
以上に治療法の選択に慎重さが
求められることに加え、病状の
把握に欠かせない大腸内視鏡や
小腸カプセル内視鏡などの検査
を十分に実施できる施設が少な
いといった課題を抱えています。
「IBD患者の約20%が、小児
期あるいは思春期に発症する。
さらに、小児期発症患者の約15
%が、6歳までに発症する『超
早期発症型IBD』だ。IBD
の小児患者は、世界的に増加傾
向にある」。国立成育医療研究
センターで「小児炎症性腸疾患
センター長」を務める新井勝大
医師は、現状をこう説明してい
ます。

 IBDと診断する端緒が、持
続する下痢や血便であることは
成人患者さんと変わりません。
しかし、小児については、IB
Dを診たことのある小児科医も、
子どもの大腸の内視鏡検査がで
きる施設も少ないのが現状です。
「このため複数の医療機関を受
診するなどして、診断まで時間
がかかることも少なくない」と
新井医師は指摘しています。成
育医療研究センターにおいては、
体重3キロ以上あれば大腸の内
視鏡検査もできるし、1歳前後
になれば、小腸のカプセル内視
鏡検査も実施できます。しかし、
全国的に見れば、このような施
設はまだまだ足りません。「患
者や家族はもちろん、一線の小
児科医も適切な診断と治療がで
きる医療機関を探さざるを得な
いのが現実だ」と新井医師は話
しています。近年、数は少ない
が乳幼児患者さんを中心に、遺
伝子変異による免疫異常などが
原因で腸炎を発症する「遺伝性
IBD」の存在が明らかになり、
これまでに60以上のケースが発
見されています。通常の治療で
は効果がないこともありますが、
異常のある遺伝子のメカニズム
が判明すれば、それに応じた治
療の検討が可能となります。遺
伝性IBDの中には、骨髄移植
で完治するものもあるというこ
とです。

 このような希少な例を除けば、
多くの患者さんは治療を続けな
がら成長し、大人になっていき
ます。増悪期には成人患者さん
と同様にステロイドなどで激し
い症状を抑えることもあります
が、自覚症状がない寛解期には、
より副作用の少ない治療を続け
て寛解維持に努めることになり
ます。

 「寛解期も治療を続けて病状
の安定を目指すことになるが、
検査法と治療薬の飛躍的な進歩
により、以前のような長期入院
は減った。結果として、学業や
学校生活への影響は以前に比べ
て小さくなっている」と新井医
師は、言っています。ただ、I
BDの小児患者さんの治療に使
う薬については、まだまだ制約
が残ります。炎症が激しい場合
に使われるステロイド剤は、小
児や成長期の患者さんには、感
染症に加え低身長や骨粗鬆症な
どの長期的な副作用も誘発する
危険性があるため、投与の量や
期間を最小限にする必要があり
ます。また、より効果が期待で
きる免疫調節薬や生物学的製剤
ですが、小児への適用が認めら
れているものは少ないとされて
います。

 これらの薬は小児への投与が
禁じられる『禁忌』ではありま
せんが、積極的に投与が勧めら
れる『推奨』でもありません。
新井医師は「主治医が病状など
を注意深く観察しながら、使用
にあたっては同意書を患者や保
護者から得るなどして使用して
いる。IBDを患っている子ど
もたちに、必要な薬を届けるた
めの治験の推進や身体の小さな
子どもに適した内視鏡の普及な
どが望まれている」と強調して
います。

1)クローン病
 腸管粘膜に慢性の炎症が生じ
るIBDの内、大腸を含む消化
管のあらゆる部位にも炎症が生
じる可能性がある疾患です。血
便、腹痛などの消化器症状だけ
でなく、難治性の肛門周囲膿瘍
(のうよう)や痔瘻(じろう)、
発熱や関節痛、貧血体重減少、
成長障害など消化管以外の症状
も多いとされています。

2)カプセル内視鏡
 大きめのカプセルに超小型カ
メラとライトを内蔵し、患者さ
んに飲み込んでもらって腸内の
画像を撮影、体外に伝送する使
い捨て式の内視鏡です。現在は
主に小腸などの診療に使われて
います。

小児の診察について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 カメラを内蔵した武器で内臓
を攻撃する。       笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 特殊製薬会社のレッドヒル・
バイオファーマが9月8日、オパ
ガニブ(opaganib)が
新型コロナウイルス感染症(武
漢熱)の原因ウイルスである武
漢熱ウイルスに対して強力な阻
害作用を示し、ヒト肺気管組織
のin・vitroモデルでウ
イルス複製を完全に阻害したこ
とを発表したのは、喜ばしいこ
とです。オパガニブはファース
トインクラスの経口投与スフィ
ンゴシンキナーゼ2(SK2)
選択阻害剤で、宿主細胞成分を
標的として抗炎症活性と抗ウイ
ルス活性を示し、ウイルスの突
然変異による影響を受けず、抵
抗性を最低限に抑えるというこ
とですから、副作用さえ少なけ
れば、強力な治療薬となること
は、まちがいないでしょう。
 潰瘍性大腸炎やクローン病な
どは、腸の粘膜に慢性の炎症が
起きる炎症性腸疾患と言われる
病気で、成人してからの発症が
多いのですが、乳幼児期や学童
期に発症する小児の患者さんも
少なくありません。しかし私が
子どもの頃は、こうした病気が
少なかったことを考えると生活
習慣が悪くなったとみる方が、
自然だと思います。確かに遺伝
の要因もあると思いますが、環
境要因が問題なければ発症や、
増悪を防げるのではないかと考
えています。成育医療研究セン
ターでは、体重3キロ以上あれ
ば大腸の内視鏡検査もできるし、
1歳前後になれば、小腸のカプ
セル内視鏡検査も実施できると
いうことです。しかし、全国的
に見れば、このような施設はま
だまだ足りないので、政治の力
で何とかして頂きたいと切に、
願う次第です。

 実子に大腸内視鏡検査を実施
する。          笑

 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント