最近の号外Vol.548メルマガ

2017-03-17 00:22:20

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
 
 
 
 
診療マル秘裏話  号外Vol.548 平成28年5月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)地震後めまい症候群は外で体を動かす事で解消
2)インターフェロン の応答を負に制御する、新ブレーキ機構

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 地震後めまい症候群は外で体を動かす事で解消

 
 
 
 
 
 
熊本、大分両県を中心に相次
ぐ地震で、専門家が「地震後め
まい症候群」への注意を呼び掛
けています。繰り返し強い揺れ
を体験すると、常に、体がぐら
ぐらすると感じる様になる症状
で、東日本大震災でも、多くの
被災者を悩ませました。「外で
体を動かすことが解消に効果的
だ」と話しています。

日本大医学部の野村泰之医師
によると、人間は耳の中にある
三半規管や、皮膚や筋肉の感覚、
視覚情報を脳内で統合し、体の
平衡感覚を保ちます。しかし脳
が地震の強い揺れを記憶すると、
感覚情報を統合する機能が低下
します。ストレスや不安感から
地震の記憶を想起して「揺れ」
を認識する場合もあり「後揺れ
症候群」とも呼ばれています。

野村医師らが、東日本大震災
直後の2011年3~5月に東京都と
福島県の医療機関の患者ら約3
千人に実施したアンケートでは、
成人の8~9割、子どもの5~7割
がめまいを経験。室内で座って
いる時が多かったようです。

野村医師は、「多くのものが
視界に入る屋内ではなく、広々
とした屋外で体を動かせば脳に
蓄積された揺れの記憶が解消さ
れ、めまいが起こりにくくなる」
と話しています。

地震後のフラフラ感、不眠症の

改善法について解説している

動画です。



 
 
司会の視界に死海文章が入る。


 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 インターフェロン の応答を負に制御する、新ブレーキ機構

 
 
 
 
 
 
北海道大学は4月19日、ダイ
オキシン類に対する化合物セン
サーとして知られている芳香族
炭化水素受容体
(aryl hydrocarbon receptor:
AHR )が、内因性に感染前から
活性されることで、さまざまな
ウイルス感染に対して誘導され
る抗ウイルス因子(インターフ
ェロン)の応答を負に制御する
という新しいブレーキ機構を見
出したと発表しました。
この研究は、同大学遺伝子病
制御研究所の研究グループと、
オスロ大学、トロント大学など
との共同研究によるものです。
研究成果は、米免疫学雑誌
「Nature Immunology 」オンラ
イン版に4月18日付けで公開さ
れています。ゴミ焼却等で発生
するダイオキシン類の化合物は、
ヒトの健康に大きな影響を与え
る毒性物質として知られ、発生
異常やガン化を促進する作用、
内分泌系や生殖器系の異常、そ
して免疫機能の低下が報告され
ています。 これまでこの毒性
発現のメカニズムについて多く
の研究がなされてきましたが、
ゴミの焼却などで発生するダイ
オキシン類に対する生体内の化
合物センサーであるAHR が、ウ
イルス感染時の自然免疫応答に
及ぼす影響は、充分に研究され
ていませんでした。
今回、研究グループは、定常
時(ウイルス感染前)からAHR
を介して、シグナルを細胞内へ
伝達することにより、さまざま
な種類のウイルス感染時に抗ウ
イルス防御として誘導される抗
ウイルス因子「1型インターフ
ェロン」(IFN )の発現誘導の
レベルを制御していることを見
出しました。さらにそのメカニ
ズムは、キヌレニンなどのトリ
プトファン代謝物がAHR を介し
て発現誘導するTIPARPによって、
IFN産生経路の中心的なTBK1 と
いうリン酸化酵素をADP リボシ
ル化するという仕組みに基づい
ていることも判明したそうです。
この研究成果により、ウイル
ス感染による過剰なIFN 応答を
抑え、有害な応答を引き起こさ
ないためのAHR による新しいブ
レーキ機構が見出されました。
このブレーキ機構を制御する事
で、ウイルス感染に対する免疫
応答の強化や、炎症性の病態の
抑制を目指した治療への応用が
期待されるということです。ま
た、同研究結果はこれまで報告
されてきたダイオキシン類によ
る免疫機能の低下について、そ
の分子機構の一端を説明する事
にも繋がると考えられると研究
グループは述べています。

ガンのインターフェロン療法に

ついての動画です。田崎教授が

若いと感じました。



 
 
免疫機能が昨日から低下する。


 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
繰り返し強い揺れを体験する
と、常に、体がぐらぐらすると
感じる様になる症状が生まれて
それが、「地震後めまい症候群」
と呼ばれていることは、全く知
りませんでした。しかし、この
病気も外で体を動かすことで、
解消されるそうですので、被災
者の方々は、余震が収まり次第
外で身体を動かすことを実践し
手頂きたいと思いました、震災
のショックでひきこもるのでは
益々この病態を増悪させる結果
になるようです。
ウイルス感染前からAHR を介
して、シグナルを細胞内へ伝達
することにより、様々な種類の
ウイルス感染時に、抗ウイルス
防御として誘導される抗ウイル
ス因子「1型インターフェロン」
(IFN )の発現誘導のレベルを
制御していることが分かったの
は、偉大な業績です。このブレ
ーキ機構を制御する事で、ウイ
ルス感染に対する、免疫応答の
強化や、炎症性の病態の抑制を
目指した治療への応用がなされ
ることを期待したいと思います。

発現誘導について発言する。


 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント